昔のTV録画を頂く

前に住んでいた家(高校一年の時に引っ越す前)の近所にお住いの方から、僕が最初にTV出演した時(NHK・経済最前線。2002年11月~2003年5月)のビデオ録画を頂いた。僕が39歳の時で、コンサルティングを開始して間もない頃だったので、印象に残っているが、自分で録画したビデオを引っ越し時に紛失してしまい、もう見られないと観念していたので、大変ありがたかった。

見ていると、昔の記憶がよみがえってくる。楽しかった記憶とともに(2回、SARSの会が有ったが、収束して17年が経過すれば、それも懐かしい思い出になっている)。
今回の日本滞在で、もう見られないと諦めていたもの(雑誌・新聞の掲載、その他)にたくさん出会えた。この録画も、本当にうれしい。ひとの温情を感じると共に、今後、この半年の滞在が、大切な思い出になっていくんだろうな、と考えた。

大阪から名古屋へ(きしめんを見直す)

2020年7月30日に名古屋到着。
車でお送り頂いたクライアント様に招待され、木曽路でしゃぶしゃぶをご馳走になる(写真無し)。
その会社の顧問の方2名、管理部長1名、丸紅時代の上司も同席。丸紅時代の上司(渡邉さん)が、その会社を紹介してれたことから、そのメンバーでの会食となったもの。
木曽路の味は安定しているので、「美味しかったです」の感想で終わってしまうのだが、〆で出てきたきしめんが良かった。実は、子供時代(名古屋に住んでいた時)、何度もきしめんは食べたのだが、その時は、腰が無く旨くないという感想で、最近まで、全く食べなかった。ところが、2年前に、名古屋駅のホームで間違えてきしめんを食べ(追加料金を払えばうどんに替えれるとインターネットに出ていたので入ったが、実は、他のホームの店限定であった)、それが、妙にもっちりしていて旨かった。そして、今回のきしめんは、十分な腰で旨い。
きしめんが変わったのか?はたまた、自分が子供時代に食べていたきしめんが悪かっただけなのか。ともあれ、これからは、きしめんも十分選択肢になり得るな、と分かったのが収穫であった。

そして、翌日横浜へ。ラーメン横丁で喜多方ラーメンを食べ、お土産に、味仙の台湾ラーメンと山本屋本店の味噌煮込みを買う。結局、きしめんは買わなかったのだが・・・

新著完成予定(個人所得税の制度と実務)

新著、「中国個人所得税の制度と実務」が、2020年8月31日に完成。9月1日より発売開始します。

今回は、税理士法人山田&パートナーズとの共著で、僕は、「監修」と実務Q&Aの執筆(約3万字)を担当しています。
久々の共著で、最初は、「書く分量が少なくて楽ができるな」と思っていたのですが、監修をやると、各位の文章を何度も読み直さねばならず、単独執筆よりもかなり大変。時間も3~4倍かかった気がします。
という事で、苦労はしたのですが、まあ、いつもと違う、色々な個性が入った作品という事で、良かったかと思っています。
この次は、企業所得税をやります。
是非、宜しくお願い致します。

ウィチャット禁止のアップルへの影響

2020年8月12日付、The Daily NNAに、「米のウィーチャット禁止令、アップルに打撃」(引用)トランプ米大統領が6日、チャットアプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する騰訊控股(広東省深セン市、テンセント)などとの取引を45 日後から禁じる大統領令に署名したことで、米アップルの中国事業にも大きな打撃が見込まれるとの見方が示されている。(引用終り)という記事が出ている。
他のメディアでも、アップルがウィチャットをインストールできなくなれば、アイフォンの全世界の売上高は、30%減となるとの予測が出ている。

そりゃあそうだろうなあ、というのが記事を読んだ印象。中国に住んだことが無い方には実感できないだろうが、中国で生活するのに、ウィチャットとアリババは必須で、これが無いと生活が極めて苦しい。イメージ的には、財布を持って外出してはいけないと言われるようなものか。いや、おそらく、もっと大変だ。僕自身は、ウィチャットは、8年ほど前から使っていたが、電子マネー(ウィチャットペイ)を始めたのは2年前。さすがに、もう使わないと不便だと観念して入れたのだが、使い始めると、これがない生活が想像できなくなるほど、圧倒的な利便性がある。昨年末、連動している銀行口座の登記を変更したら、一時的にウィチャットペイが使えなくなった。その時は不便で、焦りに焦った。
という事で、アイフォンにウィチャットがインストールできなくなれば、極端な話、中国では、アイフォンは1台も売れなくなる。マニアはスペア用に買うかもしれないが、つまるところ、ウィチャットが使えない不便を押してまで、アイフォンを買う人はいなかろう。これは、制限やイデオロギーではなく、消費者としての極めて自然な行動。

中国でも、Facebookやツイッターなどは使えないので、まあお互い様ということで、僕としてはとやかく言う筋合いでもないのだが、ともあれ、自国企業の経営、人々の不便さを無視して、イデオロギーが暴走している。特に、米国の、最近半年の行動は、ヒステリックで、落としどころを見つける気すらないように思えるし、中国は、歴史的に外圧を嫌うので、売られた喧嘩は必ず買う傾向にある。事態がエスカレートしていき世界経済が分断されるのが一番怖い。
国際間ビジネスをしている人間にとっては、手かせ足かせをかけられていくようなもので、本当に困る。何とか、融和に向けて動いてくれないか、というのが正直な気持ち。

大阪出張(箱寿司の旨さを知る)

かなり前の話になるが、7月29~31日に、大阪・岐阜・名古屋出張に行った。状況が不透明で、直前まで行けるかどうか微妙であったが、取りあえずは、順調に話が進んだ。大阪では、井上元蝶理中国総代表直々にアレンジ頂き、大阪商工会(面談2件)、日本香港協会、日中経協と面談し、その前に、ブログから連絡を頂いた学生の方の進路相談に乗る。岐阜はワンタッチ(企業訪問2件)で、名古屋に行き面談会食というスケジュール。この状況でも、諸般、お困りの方(今後の企業運営に付いて)がいて相談をお願いされた。また、昨年、かなりややこしい問題を解決させて頂いた方に感謝頂き、大阪から名古屋(岐阜経由)まで車で送って頂いたりなど、思い出に残る出張であった。
名古屋までお送り頂いた方は、二年以上前にご相談を受け、問題解決まで一年を要したのだが、人間関係を主因として、通常の会社運営ができない状況であった。それを、「企業運営には悩みが付きまとうもの。ただ、真っ当な悩みにするところまでは、僕が責任を持って解決します」と言って、部下とともに山東省にも出張し対応したのが懐かしい。一年数か月振りに会ったその方は、別人のように顔が生き生きしていた。この仕事をやっていて、嬉しいのは、こういう時かな。

これは、井上様にお連れ頂いた「末廣家」という箱寿司を専門とする店。開店直後に駆け込んだこともあるが、ご時世で、滞在時間中は貸し切り状態であった。

箱寿司が売りとは言え、刺身もあり美味しい。

そして、最後の箱寿司には感銘を受けた。今まで、作ってから時間が経過しているもの(駅弁やデパートの売店で買う様なもの)しか食べたことが無かったが、これは別物だ。上のネタが、新鮮で弾力がある。いままで食べてきたものとは、完全に別だ。

今後の国際情勢や、思い出話をごちゃまぜにし、日本酒と一緒に楽しんだ。良いパフォーマンスで美味しかったが、ちと我を忘れて食べた感があり(美味しかったからだが)炭水化物を取りすぎた。ホテルに帰ってから、しばし苦しむ。

みなとみらいのスヌーピー

みなとみらい駅からオフィスに行く途中に、巨大なスヌーピーがある。これが、衣替えしていた。というより、前のは、かなり汚れていたので、新しいのに変えたという事であろう。

小学校3年生の頃からスヌーピー(というか、ピーナッツ)が好きで、当時、ツルコミックから出版されていたシリーズを、ほぼ全巻買い揃えて読んでいた(当時の翻訳は、谷川俊太郎!)。月刊スヌーピーという雑誌も小学6年生の時に買っていたが、このマニアックな雑誌は、誰に話しても分かってもらえない。
そして、今回、実家の納戸から発見したのがこのペーパーバック。

小学校6年生の頃、英語を習った事もないのにこれを買って、辞書を引いて、強引に翻訳しようとしていた。文法を全く知らないので、当然、間違いだらけ(というか、合っているものが一つもない)だけれど。そんな感じで、(あの当時は)欧米に憧れ、そこでの生活、街並みを思いを描いていた時代が懐かしい。

今後の予定(追加)

先日、上海市政府の招聘状申請中という事を書いたのですが(現在は、原則としてビザ発給が停止されているため、政府機関からの招聘状が無いと、ビザ取得ができない)、8営業日で取れてしまいました。通常は、2ヶ月程度の時間を要するので(外高橋政府⇒浦東新区政府⇒上海市政府と3段階審査)、のんびり構えていたのですが、取りあえず、順調で嬉しい限り。
最初の申請時、「この人間は、自分の経験経験上99.9%大丈夫」と審査官が言っていたらしいのですが、ビジネス経験が長いと、人の言葉を額面通りに信じられなくなるので(疑い深くなるので)、心配はしていました。何しろ、会社としての納税額は、大企業と比べると、微々たるものなので。

ともあれ、予定通り、9月下旬に香港(14日隔離)。10月中旬に上海(またもや14日隔離)。という感じで動きます。
部下たち(上海、広州、香港など)は通常稼働しており、また、日本でクライアント様と打ち合わせはできるので、自分が日本にいても、仕事自体には、ほぼ影響は無いです。ただ、「この難しい時期に、現場にいなくてよいのか」という気持ちが勝り、隔離をされても行かねば、という決断となりました。
ともあれ、仕事をすべき場所に戻れるのは有難い事です。
また、23年振りの長い日本滞在でしたが、良い時間が持てました。色々なことに感謝です。

今後の予定

大阪、岐阜、名古屋を出張してきました。大阪商工会関連の打ち合わせなどなど。新型肺炎感染者が増加する中の慌ただしい出張でしたが、色々な方との出会い、再会も有り充実していました。

今後の予定ですが、9月下旬に香港に戻ります。日本では、在宅ベースで、必要時だけオフィスに行く感じですが、効率的に仕事ができています。もう少し日本で仕事をしていたい気もしますが、このまま居続ける訳にはいきません。2週間隔離は辛そうですが、今の状況、避けては通れません。そして、招聘状の手続次第ですが、10月下旬に上海に入りたいと思います。一度入ると、半年は出国できないかと思うので、そうなると、2年連続上海で正月を迎える事になりますね。
なかなか不思議な1年でした。来年は、良い年になる事を、今から願ってやみません。