香港の入国管理の手順は、以下の通り。
まず、出発前に、以下のサイトで健康申告を行う。基本情報(氏名、ID番号、隔離場所など)をインプットすると、自分のQRコードが取得できる。自分は、成田空港のJALカウンターでやらせてもらったが、有効期限は48時間なので、前日にやった方がスムーズか。
ここで取得する自分の暫定QRコードが、香港入国手続きに必須となる。
空港に到着し、検査場に移動すると、まずやらされるのが、スマホを出して、Stayhome Safeという、隔離専用アプリ(右下の、青色のアプリ。中国名は居安抗疫)をダウンロードすること。スマホを持っていない場合はどうなるのだろう。ともあれ、スマホを持ってることが前提の管理になっている。
その次は、GPS付き腕輪を装着される。これは、隔離期間中は、外してはならない(入浴、就寝中も)。
そして、隔離義務の説明を受け、唾液採取⇒PCR検査⇒陰性結果取得で、隔離場所(原則は自宅)への移動が認められる。
この段階の移動は、公共交通機関を使ってもよいが、タクシーのナンバープレートなどの情報は記録に残しておく必要がある。
隔離場所(自宅)に到着すると、Stayhome Safeの隔離場所到着ボタンを押して、住居内を1分間歩くと隔離場所特定完了。あとは、ここを出てはならない。この指示に従わないと、「懲役6ヶ月以下、及び、HK$2.5万以下の罰金(懲役と罰金の併用)」。僕の家は、幸いほぼ目の前にゴミ捨て場所が有るので良いが、日本式に、外でごみを捨てるような場合は、ごみも捨てられない。
そして、隔離期間中は、一日2回検温が必要。香港で買っておいてもらった体温計が調子よくて快適。
そして、10日目に、もう一度PCR検査をして、所定の病院に提出する必要がある。
そんなこんなで、14日間が経過すると解放される。
現時点で、僕はまだ隔離期間中(全工程を終えていない)なのだが、感想としては、良く管理されている。空港で待たされる時間が長い(到着時間によっては、ホテル1泊が余儀なくされる)という問題はあるが、ともあれ、これだけしっかり管理すれば、リスクはほぼ制限できる。隔離期間終了直後は、理屈としては、国内の人間より安全だ。
コロナ騒ぎ勃発後、ヒステリックな意見をばらまく人間が少なくないが、経済を無視した狂信的な発言は、国を疲弊させるだけだ。大切なのは、綿密なリスク管理。やるべき事をやって、しっかりと受け入れる。それが重要だ。その意味では、自分は、香港の対応に不満はない。