香港空港到着。一応、真っ先に外に出られたが、あとで分かったが、同じ機内の人間は一括り(検査結果待ちも、検査結果が出て、解放されるときも一緒)なので、外に出る順序は、あまり関係なかった。機内には、30人程度の乗客がいたようだ。
係員の誘導に従い、200番代のゲートが有る場所に移動。ここで検査だ。
最初にやるのは、スマホにアプリ(Stayhome Safeという隔離用アプリ)をダウンロードすること。それが終わると、GPS付き腕輪装着、隔離義務の説明、そして唾液採取。
因みに、成田空港でチェックインする時、香港政府に対する健康宣誓(氏名、ID番号、住所、隔離場所、過去14日間の滞在地などの報告)を、インターネット(スマホ)で申告し、自分のQRコードを取得する。これが極めて重要で、唾液採取前のステップでは、各所で、「QRコードを見せろ」と言われる。僕のスマホでは、何故か、自分のQRコードがダウンロードできなかったので、やむなくスクリーンショットを取って、それを携帯に保存しておいた。見せたのはそれだが、問題なく対応できた。
ここから先は、撮影禁止。これは、隔離義務の説明を受けるための順番待ち。一人一人説明を受ける。
この段階で、以下の写真の図のステップ5まで終了している。残りは、隔離場所(自宅)に着いてから。
ここが唾液採取場。ここから先は、また撮影可能(少なくとも、撮影禁止の表示は無かった)。指定ブースの紙を渡され、一人で採取する。そこに行く前に、採取要領のビデオが放映されているので、各自見る。
ここまでは順調だったが(空港到着後、1.5時間程度)、ここからが長い。PCRの結果が出るまで空港を出られないので、ここで延々と待たされる。因みに、同じ便の乗客は、ここでまとめて拘束される。
待つこと8.5時間。水と簡単なお菓子(クラッカーなど)は無料でくれるのだが、空港到着から10時間もいればひもじくなってくる。そして、何よりも寒い。外は30度も有るらしいが、中は冷房が強く寒さに震える。久々の香港の洗礼だ。幸い、セーターを持っていたので着たが、これでも足りない。使い捨てカイロを持っていくとよい様だ。香港では、冬でも(暖房どころか)冷房をかけるので、これから先は、必需品となろう。尚、トイレは付近にあるので、自由に行ける。
23時にようやく結果が出て、空港から外に出ることができた。陰性の検査結果は出ているので、公共交通機関は利用できる。タクシーに乗って、自宅に移動。
人が殆どいない空港。空港係員のおばさんが、下町っぽく愛想がよかった。あ~、香港だなあという懐かしさがこみ上げる。
これから自宅に移動して、アプリを起動させると(隔離場所到着のボタンを押して、住居内を1分間歩くと、隔離準備完了のサインが出る)隔離開始。とは言え、到着日から数えるので、帰宅直後には、1日目が終了した。ちょっと得した気分になるが、ともあれ、10月10日までの隔離。