10月22日の9時半に引っ越し会社到着。香港の部屋を引き払う。1997年から23年間、香港の住居を維持してきたので、引き払うのは寂しいが、やむを得ない。今年は、特殊事情で香港に戻れず、8か月間、住まない部屋に家賃を払った。香港の高い家賃相場を考えると、これは痛い。状況が収束しない状況(自由に移動ができない状況)を前提にすると、香港に閉じこもるよりも、上海に行けば、北京、広州等、中国本土内を移動でき、活動範囲が広がる。経営上は、それが正解だと判断した。状況収束したら、また、上海、香港双方に居を構えるなどを考えればいい。
香港では、8か所のマンションに住んだが、このロイヤルペニンシュラが、一番居心地が良かった。また、借りる時はここにしたい。引っ越しを繰り返したので、部屋の中の荷物は最低限になっていたのは確かだが、何時もながら、引っ越し業者の方はてきぱきと効率が良い。これだけ面倒くさい事を、瞬時に片づける技能は、尊敬に値するなと思う。
引越しが終わり、港安醫院でPCR陰性証明を取得すると、オフィスに移動。但し、その前に、近所の三田製麺所でラーメンを食べることにする。一度も行っていなかったので、出発前にと思った次第。オフィスで16時まで仕事をすると、予約してあったリーガルエアポートホテルに移動。ここで1泊して、翌朝上海便に乗る。元々、朝8時便だったが、21日に、突如、キャセイドラゴン航空の即日営業停止と搭乗便のキャンセル通知が有り、出発できるか、不安に駆られたが(出発時期が遅れると、ホテル代もかかるし、再度、PCR検査を受けなくてはならない)、結局、親会社のキャセイが、同日9:20に便を出す事となり、事なきを得た。
当然の事ながら、エアポートホテルはガラガラ。同一料金で、空港ビューの部屋に替えてくれたのは嬉しかったが、全く飛行機が飛ばないので、あまり面白くなかった。
ホテル内のレストラン・カフェは、このpubが一か所だけ開いている。夕食にチーズバーガーを食べ、生ビールを飲む。本来は、7~8種類の生ビールがあるようだが、状況により、青島とアサヒのみ。香港の地ビールが飲みたかったので残念だが、やむを得ない。両方、一杯づつのみ部屋に戻る。
空港居酒屋という店が気になったが、残念ながら開いていない。
日別アーカイブ: 2020年10月26日
香港にてPCR検査
10月21日(水)は、香港港安病院にPCR検査に行く。中国本土到着便に搭乗するためには、72時間以内の陰性証明が必要であるためだ。指定病院はいくつかあり、九龍側の病院にした方が便利ではあろうが、診察券を持っていて、馴染みがある病院を選んだ。
予約したのは11時。検査日は、朝から歯磨きも食事もできない。朝食はいつも食べないから良いが、歯磨きができないのは気持ち悪い。検査後、すぐに病院で口を漱げるように、マウスウオッシュを持って行ったが、もう少し早い時間に予約した方が良かった。
尚、証明書を発行してもらう関係で(中国入国時にはパスポート番号で管理されるので)、香港IDだけではなく、パスポートも持参しなくてはならないので、日本人は、この点注意。
検査は、外に出ると、簡易テントの様なものがあるので、ここでやる。検査場は1か所しかないが、あまり混んではいない。予約時に聞くと、8月末に、居留証保有者に対して、招聘状の取得が免除された直後はかなり混んでいたが、現在は落ち着いたので、それほどでもないとの事。
検査後はサンプルを提示して、一旦病院を離れる。16~17時の間に検査結果が出るので、SMSで通知するから取りに来るようにと言われる。証明書のピックアップ時間は、8時~21時。
オフィスで仕事をしてから、早め(16時)に帰宅。引っ越し荷物の整理をしながら検査結果を待つが、うんともすんとも言ってこない。ただ、陽性だったら大騒ぎになっている筈なので、「陰性だからのんびりしてるんだろう」とのんびり待つ。通知が来たのは、21時過ぎ。この日のピックアップは不可。
そして、翌日、証明書を取得しに行く(7階)。香港IDを提示すると、すんなりと引き取りができた。9月27日の香港到着以来、3度目のPCR検査。そして、10月23日には、上海でまたやらねばならぬ。難儀な世の中だ。因みに、港安病院の検査・証明書発行費用は、HK$ 1,950(約2.7万円)。安くはないが、サービスは良い。
香港(当面の)ラスト外食は鮨琥珀で
10月20日(火)の夜は、中環の鮨琥珀で会食であった。ここは、2回目の訪問で、美味しい事は分かっている。安心しての訪問。
翌日(21日)は、朝からPCR検査(陰性証明を取得しないと、中国本土行き飛行機に乗れない)で、それが終わると、(オフィス仕事はあるが)夜に引っ越し荷物の整理。家で、未消化のそうめんを茹でて、荷造りしながら食べることになるだろう。
琥珀は、HK$ 2,980+10%(約4.5万円)とHK$ 1,980+10%(約3万円)のお任せのみだが、今日は(昨夜と違い)、迷わず安い方にする。一人4.5万円だと、日本酒を飲んで5~6万円になってしまうので、かなり苦しい。ただ、安い方でも、十二分に満足できる。
特に、コメントは要らないと思います。大変美味しい。
前回(と言っても1年前だが)、ここで鍋島(佐賀)を飲んで美味しかったが、残念ながら無し。ただ、僕の大好きな、写楽(福島)、ばくれん(山形)がある。日本酒の好みが、大将とピッタリで嬉しい。暫し、日本酒談議で盛り上がる。
香港での隔離明けの数日は、良いものを食べたな、という実感。香港で2週間の隔離が明け、次に、上海でまた2週間なので(その間、食事も制限されるし、出費も殆ど無いので)、その我慢が谷間で爆発する感じ。思い出に残る時間となった。
琥珀も、カウンター8席と個室1という、昨日行った一宝と同じ座席数。隣の香港人客3名から、終りの方に、「僕たちがうるさかったら申し訳ない(全く、うるさくなかったが)。こんなに美味しい鮨を食べられるので幸せで、興奮が隠し切れないんだ」と話しかけられたのが、微笑ましかった。こういう時に、香港を暫し離れるのは寂しいなと思う。
今日もデザートまで完食。隔離明けの数日間で、太ったのは確かだ。上海隔離で、食事を制限し、酒も抜いて、体調を整えよう。