焼鳥木戸に行く

これは到着3日目の事(1月4日)。クライアントの方と会食をどこにするかと協議の結果、焼鳥木戸という店を選択。オフィスの近くであるが、僕の不在期間中にできた店なので、当然初訪問。
数日前に予約を取ったのだが、6~8時、8時~10時の入れ替え制で、残席はカウンター2席のみという事だ。
ただ、いま香港は日本食バブルの状況で(日本旅行に行けないから)、どの店も極端に予約が取りにくいようだ。さて、この店はどうだろうか。

最初に出てきたのが、ささみ、シシトウ、シイタケ。この段階で、この店が良い店であるのが分かる。焼き加減も味付けも非常に良い。久々に旨い焼鳥を食べたな、という感じ。


酒をどうするかという事で、焼酎派のクライアントに合わせて(というか、水野も糖質制限の関係で、日本酒派から焼酎派に転向)白霧島を頼む。これはアルコール度数が低いので飲みやすいというクライアントの意見に従ったのだが、確かにそうだ。一方、自分たち以外は全て香港人客。みんな日本酒(それも非常に高級なもの)を飲んでいる。香港に日本酒が普及したものだと感心。それ以前に、1997年に香港駐在開始した時は、夜の日本料理屋でも、酒を飲む香港人は少なく、男性の団体が、コーラやジュースで楽しそうに話しながら料理を食べていた。そんな事を思い出すと、香港人が酒を飲むようになったなあと感慨深い。


このどっさりの豆苗に肉を巻いたものがこの店の名物らしく、みんな頼んでいる。確かに美味しいが、自分的にはシンプルな軟骨、ささみが有難い。

そして、宮崎鳥の注文が入ると、こうして火が吹き上がる。焼き担当のおじさん(料理長かな)が、撮るなら今だよ!とカメラ目線になってくれるのが面白い。

一品料理も味が良い。あん肝は基本はあまり好きではないが、この店のは美味しかった。そして、いぶりがっこチーズのキャビア乗せは良い。

そんな感じで極めて満足して食事を終えた。香港に日本人料理も着実に進歩している。そして、これだけ食べて飲んで、料金が合計HK$1.5千程度なので、上海と同じような価格で良心的だ。

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