隔離最終日。飛行機が17:15出発から20:50に変更となった。
それも有って、ホテルからの出発が13時から14時に。それでも15時には空港到着するので、5時間以上待つことになるが、まあ、気は心という感じだろう。
みんなでバスに乗り込み、お世話になったホテルを出る。ちょっとジーンと来る。
空港到着するが、通常時とは違う。空港内店舗は全て閉鎖されているし、表示されている便は3便だけ。北京、大連、上海が各一便だ。フライトはほぼほぼキャンセルされ、上海行は20:50以外には選択肢がなかったわけである。隔離ホテルのグループチャットを見ていると、各位が手配した飛行機がどんどんキャンセルされていくので、「こんなに頻繁にフライトキャンセルされるものか?」と不思議に思っていたが、こういう事かと合点がいった。
ホテルからの人間は、この部屋でずっと待たされる。結構長い待ち時間だが、3週間の孤独の後だけに、周りに人がいるだけで嬉しく、あまりつらさを感じない。
18時くらいには、お腹がすいてきたなと思っていると、驚く事に弁当が配られる。助かった。そして、意外に美味しいので、ほぼ食べきってしまう。
そして、20時ちょっと前、係員に先導されて全員で搭乗口に。
ほぼ定刻に上海に向けて出発した。
3週間という期間は長いものの、青島のホテルは(隔離施設にすれば)快適だった。では、次回の隔離があるとして、青島か上海かというのは、少々考えどころだ。4回の隔離経験で、隔離される能力(?)レベルは上がってきて、上海のホテルでも2週間程度なら何とかなるのではないかと思えてきた。その状況で、2週間で、もう少し良いホテルに変わることが出来(隔離中の環境変化は極めて大切で、メンタル改善に役立つ)、そこで1週間滞在すれば上海の隔離は終了する。飛行機移動の手間も無い。
青島は3週間と長い(更に、青島自体の隔離期間は4週間と長い)し、飛行機手配と移動の手間がある。まあ、通常時なら飛行機の手配はもっと楽なのであろうが、最後の移動はそれなりに面倒ではある。まあ、出来ればもう隔離は容赦して欲しいところ。暫く考えるのはやめよう。
日別アーカイブ: 2022年3月17日
最終日前日バタバタしたのは
無事上海到着。上海への移動に付いては、その後書きますが、まずは最終日の前日にドタバタした理由です。
あと、到着後、マンションが封鎖されたので48時間外に出られません。これは上海が全居住区民のPCR検査実施を義務付けたためで、遅かれ早かれくることなのでやむを得ないかなという感じ。この状況も追ってアップします。
さて、最終日前日にドタバタした理由ですが・・・
3月16日(水)12時の隔離ホテル解放後、青島の受入れ会社の車で、青島ホリディインホテル(香港中路)に移動して2泊。同社訪問、16日・17日夜の会食も予定していた。
ついでに開発区訪問も。
3月14日(月)夜、「青島では、3週間隔離+1週間の健康観察になっているいのでは」という疑問が湧き、確認しようと思うが、その日は夜遅く、翌朝にする。
3月15日(火)朝9時に、ホリディインのある香港中路の社区(自治体規模の政府的なもの)と交信し、「隔離はされない。派手に動かなければ良い」という回答をもらい一安心。
ただ、健康観察であることは確かなので、仕事をしてよいのかという疑問が同時に湧く。
その直後(9時半)、受入れ会社から、「今日から、青島市内の飲食店は一斉閉鎖になりました!」という連絡を受け驚く。
何処で食事しようかと受入れ会社と相談するが、駐在員の住居かホテル内しかだめだろう(ただ、ホテルはルームサービスのみ)という話になる。
更に、管理が強化されている状況下、17日の仕事(開発区訪問)は断念する事に。
この状況では、1泊で十分だろう(2泊する必要は無かろう)と話し、飛行機便の手配(18日から17日)と、PCR検査(搭乗前48時間のPCRが無いと上海に入れない)のスケジュールを練り直す。
一応、隔離ホテルで15日朝に検査をしているが、これだと17日の飛行機に乗れない。
「受入れ会社より、車で隔離ホテルに迎えに行くので、そこから病院に直行しましょう」と提案を受ける。だとすると、15時くらいの検査。その日の内に検査報告書はもらえるかな?と不安に思い(便が極端に限られているので、朝8時便になる可能性あり)、病院に確認してもらう。これが、10時過ぎ。
11時に、受入れ会社から慌てた連絡。
「大変です。外国人は、入国28日経過しないとPCR検査できないと言われました。確認不足ですみません!」と謝られる。
これは大問題で、一度隔離ホテルを出たら、最低一週間はPCR検査が受けられなくなる。結果、上海に戻ることができなくなるが、上海・青島の感染状況が悪くなっており、ロックダウンも噂されている。一週間経過すると、帰れる(便があるという)保証がない。
「まずい!」と焦り、隔離ホテルの担当者に、16日に他の人間と一緒に上海に行ってよいかを相談。同時に16日のフライト探し。
やいのやいのの時間が過ぎて、全て調整がついたのが13時。
隔離が12時までなので、16時以降の飛行機でないと乗れないと言われていたが、17時頃のチケット購入に成功。
ほっと一息ついて仕事をしていると、17時頃に上海の知人から連絡。
「水野の上海のマンションが封鎖された!」という。となると帰れない。
あたふたして確認するが、同じマンション群だが、封鎖されたのは違う号棟で、自分のビルはOKと分かり一件落着。これで上海に戻れる。
その直後(18時頃)、香港中路の社区から連絡あり、「今日から青島は4週間隔離になった。ホリデイインホテルは泊まれない」と連絡。幸い、スケジュール変更手配はできていたので、「直接上海戻る事にしたので大丈夫」と伝えると、彼は安心した様子であった。
そんなこんなで、3月15日はドタバタの一日。
ただ、結果オーライで、もし、元の予定を変更していなかったら、隔離ホテルを出て、ホリディインにも泊まれず、PCR検査もできずと、大変な事になっていた。
更に、16日に青島空港に着くと、機能を半分停止しているような状況で(中の店は全て閉店)、その日の国内便は、北京、大連、上海の便が一本ずつ(合計3本)という状況であった。交通を制限している状況が分かる。
更に、青島が4週間隔離になったことで、それまで緑だった健康コードが黄色になっていた。これでは行動が制限される。土壇場でピンチを切り抜けた感じだ。
ともあれ、非常時は、他人と違った行動はしない方が良いという教訓ですね。