ロックダウン20日目(こんな感じで生活しています)

隔離も20日目。というか、今年に入って、日本(10日間)・中国の隔離を合計すると64日目になるので、既に隔離されているという意識もなくして、これが日常になってしまった感も有る。
ただ、メンタルには波が有るので油断はできない。青島隔離・上海ロックダウンで2~3回、心が押しつぶされそうになった。ただ、翌日には穏やかになるので、今のところ大丈夫だ。
ロックダウンも長引くと、色々と已むにやまれぬ工夫が必要になってくる。数日前から麻婆豆腐が食べたいものの、豆腐が買えない。一応、日本から持ってきた、あまり美味くないレトルト麻婆豆腐(但し、豆腐・肉は入っていない)はある。では、と思って、1年前に買って、不味くて食べられなかった乾燥湯葉を12時間がかりで戻して作ってみた。旨くはないが、麻婆豆腐っぽいものを食べた、という満足感はあった。

あと、珈琲豆は豊富に有るが、フィルターが無い。どうしようかと悩んでいると、在上海の先輩が、「俺は一週間使っている。丁寧に洗えば大丈夫」とアドバイスしてくれたので、さっそく実践。確かに大丈夫だ。しかし、この物資が豊富な時代に、物の有難さを再認識したのは、貴重な経験であった。

昨日マンションの管理機構から、「マンション内で物資不足で困っている日本人がいたら、救済物資を提供する用意があるので言ってくれ」という伝達が有った模様。
住民たちが、「困ってる日本人居ないか?●●さんの隣人は困ってると言っていなかったっけ?」、「いや、たまに聞いてるけど、慎ましやかな人で、まだ大丈夫と毎回言われるんだよ」、「団体購買の為の日本人チャットが有るようだよ」、「いやいや団体購買やってる人は、そもそも食べ物困ってないでしょ」という会話が有った。特定コミュニティと関係を持つのはあまり好きではなく、日中問わず、どことも一定の距離を置いている僕ではあるが、自国民に対して関心を持ってくれたことに対しては感謝せねばと思い、必要最低限の日本語翻訳をしておいた。

まあ、こんな生活。
不自由な日々は続いているが、みんな、国籍を問わず支えあいながら、たくましく生きていますよ、ということで。
尚、市中感染は、計画通り減少している模様。5月早々には自由の身になりたいなと思いつつ、日々を過ごしているところ。

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