ロックダウン動画(最終回)

ロックダウン動画も12回で打ち止めです!最終回が、これほど嬉しかった経験は、今までで初めてですが、昨日段階(6月28日)の状況を語っています。
こちらをご視聴ください(無料公開)。
本日から、レストラン店内飲食が可能になります。そして、隔離期間短縮の国務院発表が有りました。
中国のコロナ管理も、徐々に緩和されていきます。

レストラン店内飲食開始

明日(6月29日)から、レストラン店内飲食解禁だ。長かった。僕が上海に戻った3月17日に、(僕が戻るのを待っていたかのように)店内飲食が禁止されたので、3か月以上店内飲食出来なかった。これが、やっと平常に戻る。一応、町内(街道・鎮内)に、中リスク地域が無い事、1週間以内に封鎖区域以外での感染者がいないことが条件になるが、現在、上海市の感染者は、ほぼゼロになった。つまるところは、全面解禁と同じようなものだ。
また、先週から、マンションも戸別配送が可能になった。以前は、この門に届けられるので、自分で取りに行く形だったが、これももう終わりだ。

また、郵便は、担当者が各フロアの1階に設置された棚まで持ってきてくれるので、下に取りに行く形だったが(デリバリーと郵便で対応が違う)、とうとう、この棚が撤去された。便利になったので歓迎すべきことだが、2か月以上慣れ親しんだ光景が変わったのは、少し寂しい気もする。

因みに、下の写真は知人のマンション。ここは管理が緩いらしく、道路に面したこの棚の管理人が夜には居なくなってしまう。この状況でも、あまり問題が起こっていない(勝手に持っていく人がいない)というのは、中国の治安も良くなったもんだなと、過去10年、20年の変化に驚く。

弊社会員様向け期間限定(動画145本無料開放)

弊社クライアント様には、Emailで個別ご案内していますが、1年ちょっと前から開始した中国ビジネス無料動画(現在のコンテンツ数145本)を、「弊社コンサルティング会員様限定で、7日間無料公開」致します。詳細は、Emailご参照下さい。公開期間は6月23~30日ですので、まだアクセスされていない方は、お早めに。

それとは別に、その中の1シリーズである「水野真澄の雑語り」の9回目、「不確かな情報とどう向き合うか」をここで無料公開します。
こちらをご参照下さい。
ビジネスは情報が命と言われますが、間違った情報があふれています。TVの情報ですら鵜呑みにするのは避けるべきです。では、どうすべきか。そんな内容を語っています。

上海散歩と久々の浦東

先週末(日曜日)、昼にうに丼を食べすぎた後、散歩に出かけた。土鍋で一合のご飯を炊き、ほとんど全部食べてしまったので過剰満腹。明らかに食べすぎだ。その後、執筆をしようかと思ったが、全く頭が働かない。そんな訳で、少しでも運動せねばと、散歩に出かけたという次第。最初1時間は散歩。大体1万歩になったところで、乗り捨て自転車に切り替えて、合計3時間半、あちらこちらを回った。

回ったのは、昔住んでいた、清渓路・紅古路あたり。この辺りは緑が多くて風情が有る。

これが2011年頃に住んでいたマンションだが、6,500元で借りていたというのは、今では信じられない。今のレートだと13万円。当時のレートで10万円くらいか。今借りたらどの程度だろう。今僕が住んでいるマンションが18,000元なので、これよりは高い筈。2万~2.5万元程度だろうか。となると、今の為替レートでは50万円になってしまう。上海も、過去15年程度の家賃の値上がりがすごいし、日本円のレートがちょっと行き過ぎだ。

そして昨日(火曜日)、仕事で外高橋保税区の税務局を訪問した。下の写真は、シェラトンホテルと外高橋大厦。

これは税務局の中。予約してあったので待つ必要なし。15分程度の手続時間。浦東訪問は、本当に久しぶりなので、こんな感じで、保税区の税務局に行くのだけでも、少し楽しかった。

ビルの1階のスターバックスは、まだ店内利用不可で、デリバリーのみ。ちょっと寂しいものだ。

日本のテレビ報道に違和感を持つ

先週末、日本にいる3人から、またロックダウンされるんだって?という連絡が来て、「何を言ってるんだ?そんな話は全くないぞ」と疑問に思い、ネタ元を探してみたら、6月12日のテレ朝Newsだった。
友人が教えてくれたのは、たまたまこれだが、他のテレビ局も大同小異とのこと。報道だけあって、間違い自体はないようにしているのだが、編集は、意図を持って煽情的、且つ誘導的(視聴者の誤解を招くようにしている)。タイトルの再ロックダウン危機、というのは完全なあおりだ。
そもそも、経済的にも民意の面でもリスクの高いロックダウンを、政府も再度やりたいとは思っておらず、やるとすれば感染者数次第。基本的に10人以内の感染者数で推移しており(報道で前日は29人と言っているが、これは輸入症例と呼ばれる、入国時の隔離状況下での感染者を含んでいるのではないか)、この感染者数でロックダウンをする筈がない。
更に、こちらで重視されているのは、社会面ゼロ(封鎖区域以外の感染をゼロにする)。まあ、これがなかなかゼロが続かず、市民がイライラしているが、それでも0~3人程度を行き来している状況で、これを見てもロックダウンの危機など迫っていないのが分かろう。
言ってみれば、台風被害でボロボロになっている住民がいる状況で、天気図に何の台風発生もないのに、「台風再来危機!?」と報道しているようなもので、今回は自分が渦中にいるだけに、久々に報道に対して腹を立てた。

また、全員PCR検査が行われたことをロックダウンに繋げるような報道をしているが、確かに、7月末まで、毎週末全員検査をする。それに際して、検査期間中はマンションを封鎖するが、僕の居住マンションでは、朝9時半~11時の検査で、マンション封鎖期間は9時~11時半。それが終われば問題なく出入り可能だ。
ロックダウンというのは、都市機能を封鎖することで、マンション単位の封鎖をロックダウンと同意義に扱うのは間違い。勿論、マンション単位でも感染者が出て2週間封鎖されるのは嫌だが、ロックダウンで困ったのは、配送スタッフがおらず(彼らも閉じ込められている)、物が購入できないこと。マンション単位の封鎖なら、物資の調達には問題ないので、この意味合いは全然違う。
まあ、マンション封鎖につながる管理を、僕個人は、全く歓迎していない点は、念のために断っておくが。

不満は、他にも多々あるが、長くなるので、別の機会(動画とか)で語る事にしよう。
因みに、上海在住の記者の方が、「私も2週間の封鎖に備えて、買いためをしてきました。ロックダウン中に飲みたかったジュースも買ってあります!」と見せる備蓄品が、僕に比べて圧倒的に少ない(おまけにジュースは1本だけ!?)のは笑った。「一本かい!コンビニなんて、どこでもガラガラだから、そんなに好きなら20~30本買いたまへ!」と突っ込みを入れたくなった。実は、記者さん自身、大してリスクは無いと思っているのではないか(笑)。
僕の備蓄(例えば水)はこんな感じ。中国生活合計27年は伊達じゃない。不測の事態の備えは絶えずしている。今回も、ロックダウン解除の前日から、毎日コツコツ準備してるが(これも、笑)、別に、買い物は問題なくできているぞ、という感じだ。

海胆を買って土鍋も買った

ロックダウン期間中にお世話になった新鮮館で、海胆とマグロの中落を購入した。海胆は大連産で、日本産の三分の一程度の価格だが、食べてみるとしっかりとした味が有って旨い。期待以上だ。二日以内に食べて下さいとのことなので、まずは刺身で。

奥は中落。ねぎをザクザク刻んで入れたもの。ロックダウン期間中は、窮乏に苦しんだネギだが、今は十分な量を購入してあるので好きに使える。安心感が有る。

一夜明けてうに丼にトライだ。土鍋で米を炊こうと思い、さっそくダイソーに走る。これで25元。ダイソーの存在は有難い。今は為替の関係(円安)で、日本円換算すると500円になるが、それでも十分お買い得だ。
ロックダウン期間中、「炊飯器無しで米が炊けるようにならねば」と考えた。炊飯器が壊れたらどうしよう(修理が出来ない)という不安が有ったためだ。ロックダウンというのは、今後、そうそう経験することは無かろうが、自然災害や、色んな事態も想定すると、スキルは増やしておいた方がよい。事前に、煮炊き用の鍋で炊いてみたが、それなりにできた。その結果を踏まえて、満を持しての土鍋チャレンジだ。

最初の土鍋炊きご飯は、55点という感じの採点で、改善点が結構ある。インターネット情報は、炊き時間の記載が、本当にまちまちだ。一番妥当そうなものを採用したが、少し焦げた。時間を変える必要がある。今回は、焦げた部分を取り除けば大丈夫だったので、そのまま海胆をのせて堪能した。これは、海胆の力で、もう少し上手く米が炊けたら、もっと旨かったんであろうが。

独り飯が続く

一人の食事が続いている。中国帰任(2月23日)以降の116日間で、会食(誰かと一緒の食事)は5回だけで、あとは独りの食事の連続だ。慣れというのは恐ろしいもので、これが当たり前に思えてきたし、食事のために外出するのが億劫な気すらしてきた。ただ、これはあまりよい事ではない。社交性を欠いたら、人間、広がりが無くなる。
また、あまり会話をしないので、話すのが下手になりそうで心配だ。実際、有料動画の収録時、発音がいま一つ満足できない場合が有る(特に、しゃ、しゅ、しょの発音の口の抑えが効きにくい)。ロックダウン後遺症か。上海の感染者は、もう、ほぼ無いと言っても良いような人数だ。そろそろ緩めてもらわないと。

これは昨日のデリバリー。シシャモとさつま揚げが食べたくなって紋兵衛に注文。自宅なら、比較的何でも食べられるようになってきているので、その点ではストレスが少ない。

そして、ロックダウン期間中に保管した食材を、徐々に消化している。場所を取る海老の消費がここ数日の課題になっていたが、今日の昼・夜は海老料理。夜は何を作ろうか。

店内飲食開始はもう少しかかるか

ロックダウンが解除時は、6月下旬にはレストランの店内飲食が認められると推測していたが、もう少し先になりそうな風向きだ。7月中旬頃になるかもしれない。まあ、物資の調達には支障がないので、しばし我慢しよう。そんな訳で、取り合えず、「割烹まきの」の刺身・寿司弁当と穴子寿司を宅配してもらう。
合計530元だが、かなりみっしり詰まっており、3日間持つのではないかという分量。素晴らしいコスパだ。日持ちしない刺身なので、頑張って食べないといけないが。

オバマ広場(睿拢广场)の営業が禁止になったと、ある店のオーナーが嘆いていた。「今日は営業するな」との通知を無視した店が一軒あったので、全店連座責任を問われたとの由。
オバマ広場は、店外座席に限定することで、堂々と営業していた。一方、店内でこっそり営業している店も極めて多い。鍵を閉めて、声を潜めてという、忍者屋敷営業だ。ここらは、「政策有れば対策有り」という昔ながらのやり方で、物業管理と取締る側が、ぎりぎりの許容範囲を模索しているものと思われる。やはり、経済は回さないと人は生活していけないし、上海の感染も、既に収束したに近い状況だ。これを踏まえての「対策」だろうが、やはり、指示に従わなかったり、目立つ事をすれば、処罰対象になる。
因みに、上海市の昨日の感染者は18人・無症状感染は6人(合計24人)だ。日本の人口の約四分の一の上海市で、これだけ執拗にPCR検査を繰り返してこの数字なので、収束と言って良いと思うが、社会面感染者(封鎖施設外での感染)が1名でも出ているうちは、この状況を続けそう。もう少し我慢が必要かなと思う。

そんなこんなを思う日々だが、毎日こつこつと水を買いためる。ロックダウンが開始する時は、100リットル程度の水を準備したが、結果、全く足りなかった。その経験を踏まえて、コツコツと水を買いためる毎日。水道水も、煮沸すれば飲めるし、昔のような臭みは無いが、やはり気分的にミネラルウオーターを使いたい。

刺激が欲しい今日この頃

コンサルタントという仕事も、クライアントの方々より+αの苦労と経験をしていて、初めて信用に繋がる。行動が伴った知識か、という点が問われるのであろう。
だから、上海でのロックダウンという、滅多にない経験をしたことは、自分のキャリアを考えれば有益だと思っている。おまけに、中国帰任の青島隔離とくっついたため、偶然98日間連続隔離状態となったが、他の上海居住の方より+α苦しんだので、内心しめしめという感じだ(自分もしっかり苦労したよと言える)。
昭和62年に商社に入った時、「リスク時は最後に逃げるのが商社だ。メーカーより先に逃げるなどあり得ない」と教育されたが、そうした意識が自分にまだ有るのかもしれない。初期の刷り込みは恐ろしい(笑)。昭和の感性と言われれば、その通りだが、これもまた真理という事で。

ただ、自由に飛び回れない日々が、これだけ長く続くいていると気が滅入る。特に、上海は梅雨入りし、雨が続いているのでなおさらだ。刺激のあるご相談・依頼が舞い込まないか。新しいビジネスモデルを考えねば。そんな事を悶々と考える。
やむを得ず、せめて昼食は、麻(痺れ)のきいた麻婆刀削麺を食べて刺激を感じようとトライ。美味しいのだが、知的好奇心は当然満たされず。ただ、南豊城のスーパーで、生刀削麺を発見したが、これが美味しいのは収穫だった。

南豊城付近の景色。ここのスーパーをよく利用しているが、ちょっと品揃えが悪くなっている。国産品とか生鮮品は良いのだが、輸入品が枯渇気味。これは少々困る。

上海が完全に元に戻るまで、あとどれくらいだろう。7月中旬くらい(あと1か月程度)と予測しているが・・・

ロックダウン解除後の生活

6月4日の更新から、一週間弱が過ぎてしまいました。やはり、平和になると、そちらの方に目が行ってしまうのか、書くことが少なくなるのか・・・
その中で、以前としてPCR検査は毎日のように受け続けています。というか、僕の場合は、健康コードと場所コードのデータ連結上の問題があり、毎日検査を受けています。
上海市に1万件以上のPCR検査場を瞬時に作っただけあって、現在では、全く並ばなくてもよいので、ストレスは少ないのですが、早く検査が要らない状況になって欲しい。
そんな事を考えながら、ロックダウン動画11(解放後の状況)をアップしています。

健康コードと場所コードの問題も語っていますので、是非、ご覧になって下さい。