上海の日本料理屋で食事をしている時、中国人店員さんから、「最近、日本に何が起こっているんですか?よほど景気が悪いんですか?」と質問を受けた。
「景気が悪いのは、昨日今日始まった事ではないし、最近、極端に落ち込んだような事は無いはずだけど、どうしてそんな事を聞くのかい?」と聞き返してみる。
「景気が悪いのは、昨日今日始まった事ではないし、最近、極端に落ち込んだような事は無いはずだけど、どうしてそんな事を聞くのかい?」と聞き返してみる。
その時の答えが、「うちに来るお客さんが、みんな、日本は景気が悪いとか、もうだめだとか、会社も大変だとかいうんですよ。日本の景気が悪くなって、お客さんが減っちゃうと困るんですが・・・」というもの。
それを聞いた僕は笑いながら、「日本人が景気が悪いとか、会社が大変とか、部下が働かないとか、上司がひどいとかいうのは、時候の挨拶みたいなもので、中国人が、今日は天気が良いとか悪いとかいうのと同じ事。聞き流しておけばいいよ」と答えておいた。
前も、新聞取材の時に行った事があるのだが、日本人は、景気に対する不安・不満を漏らす事が、インテリジェンスの証だと思っている節がある。
そのため、何時でもネガティブな発言をしがちであるが、改革努力を伴わないネガティブ発言からは何も生まれないし、後ろ向きのオーラが広がってしまう。
病は気からという事もあり、ポジティブな発言を増やした方がよいのではないか。
変わってほしい部分である。