広州での講演会後、夜便で香港に

9月10日は広州でビジネス講習会。終了が17時で、今までは、18時半の電車で香港に戻れたが、便数が減らされ19時半にならないと電車がない。昨今のご時世もあるし、香港(オースチン)・広州南駅の高速鉄道ができたため、乗客がかなり減っていたので、やむを得ない。

ともあれ、講演後はオフィスでちょっと時間をつぶし、広州東駅に到着したのは18時半。まだ1時間あるので、構内で牛肉麺を食べて時間をつぶす。

そして、19時に検札が始まったかと思うと、1時間ディレイと口頭で言われる。ここにきて、更に1時間はきついが、他に選択肢がなく、いたし方ない。待合場所でぐったりとして過ごす。

20時半にやっと発車。その直前の待合室の写真がこちら。
香港に行く人が激減しており、待合室はガラガラだ。22年間、直通車に乗り続けているが(出張時を含めると、1990年から乗っている)こんなに人が少ない直通車の待合室は初めて見た。
香港返還、アジア金融危機、SARSと、ずっと香港で見続けてきたが、2003年のSARSの時、観光・外食産業が致命的なダメージを受け、失業率は7.92%にまで落ち込んだ。これを救ったのが、CEPA(Closer Economic Partnarship Arrangement)の一環で実施された、中国本土の香港個人旅行の段階的な解禁だ。
現在の状況は、あの時とは異なるが、外国客、中国本土客の足が遠ざかっているのは確かであり、これが続けば、香港は、内側から、経済から崩壊していく。
過去の歴史を踏まえて、冷静に考えれば、香港を鎮めるのに軍隊はいらない。経済的なサポートをしないまま、黙ってみていれば、失業率は過去最高になり、不動産価格・株価の下落から経済はマヒしていく。こうならない様、香港市民が、香港をしっかりと(理性を持って)守っていくべきだ。
空港、MTRなど、公共機関の信頼回復は必須。この点に気づいてほしい。

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