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香港・広州での講演会

広州・香港での講演会のお知らせです。
金杜(King & Wood Mallesons)法律事務所パートナー弁護士の劉新宇弁護士との共同講演で、税関対応、保税オペレーション、組織再編(労務・税務)、香港の活用方法等を講演します。
香港と広州では別内容での講演となります。

■セミナー日時及びテーマ
<広州> 5月22日(水)14時~17時半
テーマ:日系企業の中国現地運営をめぐる税関トラブル及び保税開発区活用スキーム
日系企業の税関トラブル実務対応と保税オペレーション(加工貿易・保税開発区活用)のポイント

第一部 税関管理の実務対応
金杜法律事務所パートナー弁護士 劉新宇(90分)
【概要】最近、日系企業を含む華南地域の外資系企業の税関法令違反事件が増加・悪質化する傾向にあり、これに対処する一連の集中取締が展開されました。
このような背景の下、日系企業の現地運営で税関との関連において発生する問題も、ますます複雑多様化しつつあります。
例えば、ロイヤリティへの課税をめぐって、また輸入設備や原料のHSコードに対する自社と税関の認識の食い違いに起因して、普通貨物密輸罪に問われ、当該企業や日本人担当者が刑事訴追を受けるなど、各種のトラブルが発生しています。
今回は、日系企業の現地運営における税関トラブルの動向を紹介するとともに、日系企業で多発する通関関連問題と、税関対応方法などにつき、トラブルの類型ごとに具体的な事例を取り上げ解説します。

第二部 加工貿易政策の今後と保税取引モデル・保税開発区の今後の展望
Mizuno Consultancy Holdings Ltd.代表 水野真澄(90分)
【概要】保税輸入制度(加工貿易制度等)や保税開発区の活用は、華南のビジネスモデルを構築するにあたり、非常に重要なポイントとなります。
但し、加工貿易制度は、絶えず規制が変更されますし、保税開発区の種類も多様で、それぞれ機能も違っており、制度・各開発区の特徴を明確に把握しないと、対外送金、増値税輸出還付、通関管理上の問題が生じる事になります。
今回は、加工貿易制度と保税開発区の特徴を詳しく解説すると共に、今後の展望に付いても解説します。

会場:中天凱旋会議センター403室 広州市天河北路233号中信広場商業棟4階
費用:MCH会員、金杜法律事務所クライアント 200元/1名様
   一般 400元/1名様
定員:70名


<香港> 5月24日(金)13時半~17時
テーマ:日系企業の中国現地法人の組織再編と香港の活用方法

第一部 外資企業の組織再編、香港の活用、エグジットモデルの構築方法
(法的制限と外貨管理税務上の注意点)
Mizuno Consultancy Holdings Ltd.代表 水野真澄(90分)
【概要】持分譲渡による組織統合やエグジット(撤退)、合併や本支店方式採用による組織統合、更には、地域本部としての香港の活用、来料加工廠の独資転換など、日本企業の組織統合の動きが、ここ数年盛んになっています。
今回は、組織統合の具体的な方法・注意点や、香港を活用したビジネスモデルについて、会計税務、外貨管理の面をも含めて全面的に解説します。

第二部 外資系企業の再編における労働問題の解決
金杜法律事務所パートナー弁護士 劉新宇(90分)
【概要】昨今の国際的な政治・経済の情勢等に起因し、日本の対中投資も調整の傾向にありますし、また、経営不振やリスク増大等の要因で、中国内の組織の統廃合による経営効率化を検討する日本企業は少なくありません。
再編の方法として、出資持分譲渡、資産譲渡、会社合併・分割、会社解散・清算、破産などが挙げられますが、その何れであっても、労働人事の問題を適切に処理することが極めて重要な課題となります。
最近では、特に華南地域において、日系企業等の外資系企業が再編に伴う人員削減・調整等を適切に処理できなかった事による紛争事件が急増しています。
今回は、特に外資系企業の再編に伴う労働問題を中心に、実例を交え、実務的観点からの注意点や解決策などを分かりやすくご説明します。

会場:香港日本人倶楽部(英文:The Hong Kong Japanese Club)
18/F, 68 YEE WO STREET, CAUSEWAY BAY, HK
費用:MCH会員、金杜法律事務所クライアント HK$ 250/1名様
   一般 HK$ 500/1名様
定員:40名

■お申込み
Emailにて下記事項を、seminar@mizuno-ch.com まで、お申し込みください。
※ご参加いただく方のお名前、E-MAILはご参加者全員分をご記入ください。
【希望会場】  広州(5月22日・水) ・ 香港(5月24日・金)
【会社名】
【会員別】
【住 所】
【氏 名】
【電 話】
【FAX】
【E-mail】
※申込期限:5月10日(金) 
ただし、定員に達した時点で締め切りとさせて頂きます。

セミナーに関するお問い合わせは以下までお願いします。
Mizuno Consultancy Holdings Ltd
Eメール:seminar@mizuno-ch.com
担当:水嶋、横幕

120円の贅沢

引き続き日本滞在中。
超ハードスケジュールは先週で一旦終了。
香港がイースター休みなので、今日(月曜日)は、香港カレンダーで休もうと決めたのはよいけれど、手持ちの球を弾き返すのに、週末一杯(日曜の深夜まで)かかってしまった。
今日は、整体に行き、近所の公園を散歩しさくらを眺め、家に帰って読書、という1日であったが(仕事は少しだけ)、結局、休みは1日だけなので、休まったような、休まらない様な。
ただ、夕方4時に、人けの少ない公園で、桜を見ながらひとりで缶コーヒーを飲むのは、なんとも贅沢な時間であった。
120円の贅沢。

さて、これから先の講演会スケジュール。
5月16日に仮決めしていた日経新聞主催の講演会は、7月か8月に延期予定で、いま、日程調整中。
5月の講演会が集中してしまった事と、告知の所要時間を考えての措置。

それ以外は、
① 5月22日(水)広州、24日(金)香港
金杜法律事務所・劉新宇パートナー弁護士との共同講演会。
② 6月20日(木)東京
みずほ総研主催 外貨管理セミナー
③ 7月18日(木)大阪、19日(金)東京
グラントソントン太陽ASG税理士法人との共同講演会。
④ 7月23日(火)東京
企業研究会主催講演会

これに、5月末に蘇州の講演会が加わる可能性あり。
また、7月か8月に、日経新聞主催セミナーが入る、という状況。
①の講演会の詳細は、明日アップします。

また、クライアント企業様限定講習会は、毎月開催です。

さくらに和む

今日は都内で3件面談があるだけ。
過密スケジュールが終了して、やっと一息つける感じだ。
都内は、いたるところにさくらが咲いており、心が和む。
良い時期に日本滞在できてよかった。

先日、銀行の方と話をした折に、「水野さん、もうそんなに必死に執筆しなくても大丈夫でしょう」と言われたが、それは、なかなか難しい。
少し手を抜くと、自分の知識や実務感も落ちるし、認知度も下がる。
休みたい、怠けたいと思ったときが、コンサルタント生命が終わる時。
少しでも怠けて商品価値が落ちたら、誰も相手にしてくれなくなる。

その認識があるので、まだ、ペースは落とせない。
まあ、この週末は、完全に休息するつもりだけれど。

久々の亀一モード

今日は、日本事務所(横浜みなとみらい)で、会員企業様限定無料講習会。
本来毎月一回だが、4月には日本出張の予定がないので、日本だけは、1・2回分を併せて3時間の講習。
今日終われば、2か月間の超過密スケジュールは、一息つく感じ。
毎週、週末に思い悩むNNA連載は、昨日既に書いてしまったので、週末はのんびり眠れそうだ。
それが楽しみ。

今日、横浜事務所に行くと、所長の杉山君がたまに咳をしている。
水:風邪かね。
杉:そうです。
水:君はしょっちゅう風邪をひいているが、どうした事だ。
杉:歳ですかね。
水:それは、水野に対する嫌味か?
杉:ほっほっほ。
水:栄養取ってないんじゃないか。悪いもの食べてるとか。
杉:取ってますよ。中国にいる水野さんより、安全なもの食べてます。
水:じゃあ、気合が入ってないって事か?
杉:ほら出た。今の日本は、そういう精神論とか持ち出すと大変ですよ。

という会話が有った。
僕の前で、杉山君が気を使っているのではないかと、心配している人が稀にいるが、こんな感じで、かなり図太いので、心配は無用だ。
だまされてはいけない。
久々に会った事もあり、今日は、亀一モード全開の杉山君であった。

17時に講習会が終わると、早々に帰宅。
今日は、ちょっとのんびりさせてもらおう・・・

深圳・東莞の治安が良くなったと実感

ただ今香港空港。これから日本。
日曜日(一昨日)の夜上海から香港に移動し、昨日は東莞・深圳日帰り出張。
そして今日は日本移動と、相変わらず、毎日旅の中だ。

その中、昨日の東莞・深圳出張は、なかなか楽しかった。
つくづく思うのは、東莞・深圳の治安が随分良くなったという事だ。
15年前、深圳羅湖駅にタクシーが着くと、物乞いの子供たちの集団が、ドアや窓を取り囲んでドンドン叩く。路上では、絶えず暴漢やひったくりに注意しなくてはいけないし、東莞の人材市場の前では、虚ろな目をした、危なそうな若者が、うろうろ歩き回っている、という状況だった。
物乞いも、痛々しい風貌の人間が少なからずいた。
そんな訳で、深圳・東莞に出張するのが嫌だった。
今では、深圳・羅湖駅の前で、写真を撮っていても、殴られる事も、ひったくりにあう事も、物乞いに取り囲まれる事もない。
拍子抜けするくらいだ。

昨日、先ずは香港からの直通車で、東莞駅に到着。
駅にはマックカフェがあり、PCで仕事ができる。
ここからして、昔の東莞とは全然違う。
駅からタクシーで城区まで。
タクシー運転手は非常にまじめで、1時間おとなしく待っていてくれた。
タクシーに乗る前に、白タク運転手が群がってきたので、いらないいらない、と断ってきたら、小日本め、というので、白タク運転手の群れに親指を突き立て、大日本と言え!と啖呵を切る一幕もあったが、特段緊迫するでもなく(くそーという顔をしていただけ)、ゆるい雰囲気。
例えて言うと、50年前の雲助タクシー運転手が、白人の客に逃げられて、くそ!毛●め!という感覚で、さしたる悪気はなさそうだ。

仕事が終わると和諧号で深圳に。
斉藤顧問と、深圳での業務に付いて打合せ。
移転先の酒菜屋で、楽しく食事をする。

食事が終わると11時。
タクシーで羅湖口岸(ボーダー)に。
ここに車が到着すると、物乞いが待っているのは分かっているので、1元札を事前に用意しておく。
いつもは、脱兎のごとく駆け出すのだが、多勢に無勢なのでおとなしく1元づつ上げようと思った次第。
ただ、数人いたけれど、1元づつ渡すのを、皆おとなしく待っている。
表情にも余裕がある。
こんな点でも、治安が良くなったのが、良く分かる。
昔を知る身としては嬉しい限り。
ただ、これが当たり前だと思うと、リスク感覚がマヒするので要注意だ。

海外ビジネス。
中国でもアジアでも、欧米でも、最低限のリスクは自己管理が前提だ。

努力は裏切らない

3月もあと一週間。
思えば、2・3月は、よく頑張った。

何をしたか、スケジュール表で確かめたら、この2か月間で「講演会9回、クライアント様限定無料講習会8回、企業面談約60件、TV収録1件、新聞取材1件、連載原稿執筆(三井住友銀行、NNA、時事通信等)12本、中国外貨管理マニュアル(NNA)改定作業着手⇒終了」をやっている。
当然、通常業務(クライアント様からの質問に対する対応)は、最優先で対応しているので、随分なハードスケジュールだったのは確か。

ただ、頑張った分、成果は着実に表れている。
その分、精神的には健やかだ。
努力は裏切らない、という事を、改めて実感している。

できると信じる事から始まる

新規事業(事業でなくてもよいが)を成功させるには、努力や才能は当然必要だが、まず、「絶対できる」という強い思い(思い込みと言ってもよい)がなければ無理だ。
僕が、2001年にコンサルティングを始めた時も、「会計士や弁護士相手に会社の管理部門の人間が戦えるのか?」と社内でいくら言われても、「自分は法律だけではなく、実務が分かっている。そして企業が知りたい事が何かを分かっている。だから十分に戦える」と信じて疑わなかったし、ネガティブな意見には耳も貸さなかった。
華南でコンサルティングを実現し、2005年に上海に拠点を作った時も、必ず事業を軌道に乗せられると信じて疑わなかった。
それが、短期間で人の採用、提携先の開拓、クライアント企業様の獲得をするバネになり、初年度から黒字を達成できた。
努力をしたのは確かだが、それ以前に、自分ができるという信念が有ったから、努力ができたのではないか。その意味で、「思い込む力(思い込み力?)」は大切だ。

2007年にベトナム進出を検討した時は、「企業が海外進出して困る事、相談したい事は、どの国でも同じ。中国でコンサルティング自体のノウハウと形はある訳なので、これをベトナムに合わせて修正すれば、成功できる筈」という判断が有った。
ベトナム進出は、既存の業務に追われ僕自身がベトナムに貼り付けなかった事、僕自身が視察した結果、ベトナムの投資環境に興味を持てなかった事から、立ち消えになってしまったが、もしかしたら、思い込む力、実現しようとする心が落ちていたのかもしれない。
そうだとすれば由々しき事だ。

外部に対するコンサルティングを初めて12年。
会社の規模も順調に拡大しており、僕自身も忙しさを増している。
ただ、企業を維持するためには、新しい挑戦は、止める訳にはいかない。
そのためには、僕自身が現状に安住することなく、何かをやらねばと強く思い、できる信じる事は、今も変わらず必要だ。
コンサルティングを始めた37才の頃と比べると、実力も付いたし基盤もできたと思う。
ただ、思い込む力の強さは若さの特権で、当時の方が、信じる力が強かった。
経営者としての冷静な判断は重要だが、やる、できる、という強い信念も同時に重要。
この力を落とさないようにしていかなければいけないと、今、改めて思った。

一人で飲むのは

チキンカツ弁当(ローソン)

僕は、バーのカウンターで、人物観察をしながら一人で飲むのが好きなのだが、この楽しみを分かってくれない日本人は、たまにいる。
中国人となると、もっと一人で飲む習慣が無い様で、一人で飲んでいる僕を、寂しげで気の毒だと思う様だ。
昨日もバーで飲んでいると、数席あけて坐っていた中国人客が、店の人に、「あの人は一人でつまらなさそうだから、話をしてきた方がよいぞ」と言ってくれたり、店の人が忙しそうだと、自分で話しかけてくれたり、という事があった。
実は一人静かに飲みたかったのだが、気遣いは有りがたいと言えば有りがたい。
これもバーの面白味の一つだ。

そんな事で、会話を始めた中国人客と、コンビニ弁当の話をしたら、「ファミリーマートの弁当が、コンビニで一番おいしいよ。おいらは毎日昼はファミリーマートの弁当さ(というイメージの中国語)」と話していた。
ファミリーマートは昨日食べたばかりなので、ためしに、数日前のクライアント様が話していたローソンの弁当を試してみる。

獅子頭弁当(ファミリーマート)と、チキンカツ弁当(ローソン)の単純比較では、僕の好みとしては、チキンカツ弁当の勝ち。
価格は約12元で殆ど同じ。

ファミリーマートの獅子頭弁当

一昨日、日本から出張に来られたクライアント様と会食したが、その折、「初めてローソンの弁当を買ってみたら、15元(200円ちょっと)で美味しかったですよ」と言われる。
いままで、僕自身は、中国でコンビニ弁当を買おうという発想は全くわかなかった。
今日は、朝から11時まで用事があり、12~17時半が会議と講習会。
11時15~45分の間に昼食を取らざるを得ない状況だった。
コンビニ弁当を試すなら今日だ、と考える。
オフィスの近所は、ファミリーマートが数件ある。
一番近いファミリーマートに行ってみたが、老若男女を問わず、中国人の客が、じっくりと弁当を選んでいる。
コンビニの中では弁当が美味いと認識されているのだろう(ローソンは近所に無かったので覗かず)。
ピザ、カツカレー、韓国風ラーメン等、結構種類があるので悩んだが、11.8元の獅子頭(肉団子)弁当を購入。
まあ、欣喜雀躍する味ではないが、180円という価格を考えれば、満足してしかるべきであろう。
10分間で、そそくさと食事をし、会議と勉強会に突入。

久々の広州で

昨日の便で香港から広州に移動。
知人と会食予定だったが、夜8時半バーで合流に切り替わったので、足マッサージで時間をつぶす。
以前よく行ったマッサージ店だが、随分値段は上がっている。
マッサージ師に話を聞いてみると、日本人の客が多いという事で、よく日本料理屋やバーの状況を知っている。
どこで食事をしようか考えていると言うと、「あそこが良いらしいぞ」と、色々情報をくれるので助かった。
話好きのマッサージ師で、今日が乗ってくると、身振り手振りで話し出すので、「頼むからマッサージに専念してくれよ」と心の中で思ったり、寝たふりをしたりという90分間であった。
ただ、マッサージは上手かったし、90分で200元弱(約3千円)。
5年前と比べると、倍近くになった感じだが、日本と比べると格段に安い。

知人から指定されたバーは休業の様で、結局、日本料理屋で合流。
日本酒を飲みながら、旧交を温める。
ここ数日、5連続で外食。
以前は当たり前だったが、最近、自宅での食事に慣れていたので、少々体がきつい。
ただ、人と会って話をすれば、新しい発見があるのに改めて気づく。
やはり動く事が大切だ。