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7時間の講演無事終了

昨日は、みずほ総研さん主催の組織再編・進出・撤退セミナー。
みずほ総研さんのセミナーは、今年は3回(既に、2回終了で、残りは12月)。
昼休み1時間を入れると7時間のセミナーで、6時間一人で話さないといけないので、前夜はちょっと緊張するし、講演後は、腰や喉が痛くてどっと疲れる。
とは言え、やりがいがあるセミナーだ。

昨年より、日経新聞、みずほ総研、企業研究会より継続的な講演依頼が有り、この2社・1団体で年間10回程度の講演会となる。
それに、子会社のチェイスチャイナの講演(年間6~7回)があり、その他の団体からお声掛けを頂くので、日本の講演が随分多くなってきた。
有りがたい事だと思う。
継続的に声をかけて頂く主催者は良い方ばかりだし、聴講して頂ける方も真面目な方ばかりだ。
満足できる講演ができているのはうれしい。

またもや日本到着

香港に2泊のみ滞在して、またもや日本に移動。
上海経由の東方航空なので、香港12時半発で、成田到着は夜9時。
随分時間はかかるが、幸いほぼ定刻の到着。
2時間半と3時間のフライトだが、日本・香港・中国本土のワイアレスを持っているので、香港空港・浦東空港で情報を取り込み、機内で仕事。
成田到着後はスカイライナーで発信をすれば、支障なく業務をこなせた。

今回の移動は、香港⇒日本⇒上海⇒香港の三角移動で、キャセイ・JAL、ANAを使用すると、空港税等別でHK$ 9,000程度。東方はHK$ 2,000。
価格を提示されると、安さには勝てずに選択してしまう。
しかし、8・9月で、東方航空8本搭乗は確定。下手をすると(?)あと4回(2ヶ月で合計12回)乗る事になるので、東方航空マニアとも呼べそうな状況だ。
ゴールドティア維持のためには、ワンワールドに年間40回搭乗せねばならないので、しばし東方はお休みとしよう。

因みに、一昨日は、香港のクリニックで先月の手術の術後検診。
特に問題なしとの事。
今回は、突発的に入院する事となり、かなりの手術費・入院費を請求された。
香港の医療は高い。
ただ、東京海上の医療保険が、迅速に精算してくれた。
ここ数年、まったく医者にかからず、保険料がもったいないと思っていたが、こんな感じで元を取ってしまい、東京海上さんに感謝するやら恐縮するやらである。
ともあれ、香港の医療費の高さと保険の有りがたさを認識した今回の出来事であった。

5年目に突入

2008年8月末と1年後

日本出張を終わらせ、昨日(8月31日)上海到着。
週末ながら、上海で面談を2件こなして、明日(2日)には香港に移動。
そして、4日には、また香港から日本に移動、という、我ながら反省しきりの非効率なスケジュールを組んでしまったので、飛行機続きの日々である。
その中、本日、起業5年目(4周年)に突入した。

昨年までは、8月31日(丸紅を退職した日)が感慨深く、CI5の同じ席でシャンパンで乾杯し、記念写真を撮るのが恒例であった。
独立した頃は、会社の継続に不安を持っていたので、1周年、3周年は興奮したものだ(特に、無事1周年を迎えられた時の興奮は、当時の写真を見ても良く分かる)。

ただ、今年はもう、存続して当たり前、という意識になっているし(有りがたい事だ)、退職・起業当時のドタバタも、結果良ければで、良い思い出になっている。

起業3周年と今年

そんな感じで、まったく気負いもなく、自然体の記念日であった。
来年の8月末は5周年。
どこでお祝いしようか。

皆様のご支援で、無事会社も軌道に乗りました。
これまでのご支援、心より御礼申し上げます。
今後とも、よろしくお願い致します。

顔の認識能力

今週月曜日発売の月間プレジデントに、6ページの企画で取り上げられた。
同誌の全国紙での広告にも僕の顔写真が乗ったのだが、自分自身ではまったく気が付かず、人から教えてもらってやっとわかった次第。
しかし、こんな状況で写真が載っていて(前段の真ん中くらい)、名前も書いてないので、僕自身でもしばらく気が付かなかったのに、しっかり分かってくれるとは、素晴らしい顔の認識力で、驚嘆に値する。

僕は、顔の認識が不得意で、よほど特徴がある方でないと、一度見ただけでは思えられない。
全体的な記憶力(特に、数字や法律)には、自分でかなりの自信を持っているのだが、顔の記憶は不得手だ。
更に、街中を歩くときも、あまり人に注意していないので、特徴のある人とすれ違っても、(周りの人は気づいているのに)僕だけ気づいていないという事がよくある。
過去に、東京駅でラッキー池田(TVによく出ていた頃)とすれ違ったり、エレベーターのドアが開いて、絶頂期の寺尾聡が出てきたのに(よけるために体をずらして僕は中に入った)、まったく気づいていなかったりした事がある。

得手不得手は人それぞれだ・・・

数日前に会った学生たち

数日前の事、社会人になった、かつての少年サッカーの教え子(サッカー経験のない人数合わせコーチだったので、教え子と言い切ってよいかどうかは微妙だが)に頼まれて、日本からスタディツアーで来ていた大学生たちに経験談を1時間ほど話して聞かせた。
学生時代から、将来を考えて、海外に旅行に来るだけあって、真面目で素直そうな学生たちだ。
自分が学生の時に、彼らほどまじめだったかというと、我ながら疑問である。
そんな意味で、感心したり、若さがうらやましかったりもしたのだが、いくつか助言をしておきたいな、と思う事もあった。
無事帰国した様で、このブログを見てくれているかもしれないので、人生の先輩として、いくつかアドヴァイスを。

まずは一つ目。
世の中には、良い人間もいるが悪い人間もたくさんいる。
特に海外に出れば、頼る人間も少なく、簡単に人を信用してしまいそうになる。
しっかり人物判断をするように。
(あまりに素直なので、だまされないか心配になった)。

二つ目。
謙虚さが大切なのは言うまでもないが、「成長したい。人より上に行きたい」という欲求に素直になる事も大切。
負けん気が無ければ、誰とも(人生とも)戦えないし、結果は出せない。

三つ目。
海外に出たり社長になる事を、最終目標と勘違いしないように。
海外に出たり、起業するのは、夢や目標を実現するための過程・手段に過ぎない。
大切なのは、そこから何をやるか、どういう自分になりたいかだ。
海外で仕事をする、外国語で仕事をする、なんていうのは、今の時代当たり前の話で、別段格好良い事ではない。社長になるだけなら、会社を作ればいいだけで、数週間で実現できる。
そこは、スタート地点であって、ゴールではない。
会社員になるのと起業する事、海外に出るのと国内で頑張る事に、上下はなく、単なる方法論の違いだ。
大切なのは、目標をしっかり持って、それを実現するための覚悟を持つ事。

何やら、説教くさい内容になってしまうので、ここらで終わりにするけれども、一つ確かなのは、学生のみんなには、可能性と未来が有るという事。
でも、それを手に入れるためには、人生・世の中と戦っていかなければいけない。
その気概をしっかり持って、負けずに戦っていってほしい。
そんな感想を持った。
自分の学生時代より、全員が、随分、模範生だったので、少し悔しくなった部分もあるのかな。

上海移動しながら仕事の整理

日本料理屋のカウンターで仕事

昨日夕方便で上海に移動。
夜9時に到着する筈が、1時間半のディレイで、到着したのは10時半。
ここ数週間頭を悩ませている締切ラッシュもほとんど捌き終えたので、香港で飛行機待ちをする間に、最後に残った9月6日のみずほ総研セミナーのレジュメと格闘する。
レジュメ55ページ・PPT12枚という量なので、かなりやりがいがあった。

上海に到着すると、遅くまでやっている日本料理屋に直行し、深夜1時までE-mail整理。
連載原稿、レジュメを仕上げるのに時間を取られていたため、対応できていないE-mailがあり、心理的なプレッシャーになっていたが、これで何とかすっきりした。
週末には日本に移動。

ブログを見た方から、たくさんのお見舞いE-mailを頂きました。
ご心配かけ恐縮です。
手術とはいっても、良性ポリープを取っただけですし、健康診断の結果も、過去10年で一番結果が良いくらいです。
まったく問題なく健康ですので、ご心配なく!

ドラえもんがいっぱい

今週月曜日は健康診断を受ける。
本来、先週に決まっていたのだが、急きょ入院が決まったので、日程を変更してもらったもの。
健康診断は、独立時にお世話になった事もあり、メディポートでお願いしているが、血液検査の結果、その他を、代表の堀さんから、当日、電話で解説してもらうなど、親身の対応を頂いた。
改めて感謝。ここの診断を受けるのは2回目であるが、対応が丁寧で有りがたい。
結果、前の診断より改善しているという事で、健康状況は問題なし。
ほっとした。

昨日は、午前中に、香港島側(湾仔)で打ち合わせが有り、その後、オフィスまでどう戻るかと考えて、スターフェリーに乗る事にした。
気分が良い時は、香港島・九龍の移動にスターフェリーを使う事が多い。
フェリー乗り場に到着すると、オーシャンセンターの入り口に人だかりがしている。
何かと思えばドラえもんだ。

これだけあると壮観だ。
たくさんの人が写真を撮っているので、よく見えないが、ほのぼのした光景であった。

復帰早々仕事に追われる

今日(日曜日)から活動開始。
9月6日のみずほ総研の講演会レジュメ作り。

また6時間の講演会で、聴講料もそれなりに高いので、レジュメを充実させねばならず、今日の昼から12時間がかりで(ブレークはずいぶんはさんでいるけれど)作業。
過去の講演のレジュメや、執筆原稿を使える部分はあるのだけれど、そう簡単に仕上がるボリュームでもない。
本日の作業で45ページ分完了。
あと数枚加え、PPTを作って(もらって)完成という感じ。

復帰早々飛ばし過ぎだ。
ただ、目先にぶら下がっていた作業が、これが終わればひと段落するので、その意味では気分が良い。

因みに、本日レジュメ作りをしている、みずほ総研セミナーの詳細はこちらです

(思わぬ法的トラブル・不測の税支出を避けるために)完全網羅!中国拠点の開設・組織変更・撤退の実務。こんな時どうする?多様化する投資形態・再編パターンに応じた必須ポイントを実践解説
と題して、進出・撤退、組織再編等を、6時間かけて解説します!


思いがけぬ休暇

先週、軽い手術をするために、1泊2日で入院。
軽いとはいえ、術前の仕事は制限されるし、術後はそれなりの痛みもあったので、観念して数日休暇。
日本がお盆休みで、相談も少なかったのが幸いした。

ただ、普段は、デスクに座っていない時でも、いつもブラックベリーでE-mailをチェックする生活なので、ブラックベリーを2日間オフにできた事で、精神面では随分くつろいだ。
病院で横になっている時は、変な話だけれど、過去十数年ないようなさわやかな気分で、何故かふと、20代の頃の台湾留学時代を思い出した。

そんな感じで、瓢箪から駒が出た感じの休暇。
ほんの数日だったけれど、メンタル面も充実できたし、今日からまた本格稼働。
ついでに言えば、過去半年で、数Kg体重が増えてしまっていたので、これを落とせたのも思いもよらぬ収穫だった。

必死さ

前の会社にいた時に、「自分はこんなに働いているのに評価されない」と嘆いている人はたくさんいたし、逆に、「日本人は、量働く事だけを評価する。これだけ効率よく業務しているのに、何故評価しないんだ」と不満を漏らす人間(香港人)もいた。
会社員というのが、会社人生、ひいては自分の人生が、組織からの評価に依存せざるを得ない以上、上司との相性によって、運不運が分れる事は多分にあり、こう嘆きたくなるのは、ある意味自然な事だ。
では、独立すれば、人の目から逃れられるか、というと、決してそういう訳ではない。

たとえば、僕の場合も、起業した今でも、顧客の目や部下の目は気になるもので、のんびりできるようにはならない。
会社員時代とストレスがどうちがう、というのは一概には言えないが(どちらも大変)、会社員時代の評価は、まだ雇用関係の中で行われるものであり、上司と仲が良いかどうかはさておいて、カテゴリー的には仲間内、という事になるので、あまり極端な事にはなりにくい。
一方、ビジネス関係(会社対会社)では、信頼されなければ、仕事が来なくなって終わりなわけだから、ある意味、会社員時代より厳しいものだ。

先日、香港で、コンサルタント業の先輩(やはり会社員から起業独立した経緯有り)が、「独立して仕事をしていると、信用を守るために、深夜までかかってもクライアントに返信するでしょう」と言っていたが、まさにそんな感じである。

残業しなくても、休日に働かなくても、誰にも怒られないし、逆にしても褒めてもらえない。
ただ、周りからの信頼を守るためにどうするかを、何時も考える事になるし、それが、自分を動かす事になる。
独立すれば、必死さを無言で伝える事が、信頼を得る重要な要素であり、それはパフォーマンスではない。
ただ、これは必ずしも独立した場合だけでなく、個人対個人でも同じ事だし、ある意味組織の中でも同じことが言えるであろう。

必死さ、覚悟を人に感じさせられるかが、自分が成長できるかどうかを分ける、大きなポイントのひとつになるのは確かだと思う。