mizuno のすべての投稿

香港⇒上海(空港でばったりと人に会う)

朝10時発の便で上海に出張。
朝食を食べていないので、空港のレストランで(一度も食べた事が無い)アワビ粥を食べようと、楽しみにしてチェックインすると、携帯電話が鳴る。
誰かと思えば、書店に張る、僕のポスター(DVD用)の作成をしてくれている編集の人から。
最終案の確認を求める為の電話であるが、彼も偶然空港にいるという。
急遽、空港内で軽い打ち合わせをする事に。
編集者曰く、「運良く、チケットがビジネスクラスにランクアップされたので、ラウンジに一緒に行きましょう」。
結局、アワビ粥は断念し、ラウンジで無料の食事にありつくことに。
シュウマイ、餃子が1個入る籠が可愛らしかった。


上海には12時過ぎに到着。
寒かろうとかなり身構えていたのであるが、思ったよりも暖かくて拍子抜け。
空港から(3年来の)クライアントの方のオフィスに直行し面談。
それから、レンタルオフィスを視察して、ホテルにチェックイン。
E−mailを見ると、昨日のブログを見た父親から、「身だしなみはしっかりしなさい」と叱責E−mailが入っていて、「げっ」と思う。
夜は7時より外灘にて、クライアント候補さんと会食。
取引形態の違いによるタックスコストの違いを質問され、それに答える。
入会の意思表示を早々に頂いたので、楽しく会食。
赤ワインを何本か空けて、夜の11時前にはお開きに。

香港(朝から会議)

北京から総代表が出張にきているので、今日は朝の8時半から会議。
会議の準備があるので、8時頃から社内はてんやわんや(ちょっと大げさ)である。
会議が午前中に終り、午後の仕事が終わると懇親会。
知らない内に、総代表の真向かいに位置する事になる。
場が盛り上がってきたところで、総代表より、「水野君。今日はカジュアルデーじゃないから、ネクタイしないといけない日だぞ」と指摘を受ける。
「いや、会議の時はちゃんとつけてましたよ(これは事実)。いまは勤務時間外だから良いのです」と申し開きをする僕。
「いや、水野君はちゃんとした格好してましたよ」と、一応フォローが入る社長。
「そうですよね。いつもの水野さんの格好に比べたら、今日は随分良い方ですよ」と、フォローする振りをして足を引っ張る谷垣君。
いろいろな騒ぎのなかの会食であった。


因みに、広東ウォーカーで、浜田さんの連載が始まった。
注:メンバー紹介はこちら
取りあえず、6ヶ月の約束の連載。
「一番最後のページなので、宣伝みたいで嫌ですよねぇ」という浜田さんではあるが、香港ポスト(月一回で2年程前からの連載)に続いての連載なので、華南での知名度もちょっと上がる事であろう。

次は、誰を売り出そうかな。
あれこれ考えていて思いついたのが、広州会社の麦さん。
僕とは、7年くらい一緒に仕事をしているが、日本語も上手だし、なかなか良い持ち味を出している。
穏やかで明るい性格なので、日本人受けもしそうだし、亀一とコンビで売り出してはどうかな、と考えた。
中国の流行語(特に、華南で流行っている)とか、日本人が陥りがちな間違った中国語の例、とか、そんな感じの企画で、「小麦&亀一の●●解説」という感じで連載したら面白いかもしれない。
麦さんの笑った顔と、亀一の仏頂面が良いコントラストになってよい気がする。
ちょっとマネージャーになったような気分。
早速企画を練ろう。

香港(急に寒くなってきた)

11月になっても、暑い日々が続いていた香港であるが、1週間ほど前から急に寒くなった。
外はまだ良いのであるが、家は北向きだし、会社は(香港ではどこでもそうだが)冬でもクーラーが効いているので、大変寒い。
今週は上海出張なので、寒さに弱い僕としては、少々身構える。

季節が秋になってくると、何故か思い出すのは新入社員の時の事。
会社の志木寮に住んで、会社では深夜残業、休日出勤を繰り返していた時である。

大学時代は自宅から通学していたので、初めての一人暮らし(寮だけど)。
家からみかん箱一個の荷物を宅急便で送り、あとは、トランク一つで会社の寮に引っ越した。

会社の寮・社宅は、十数年前に、軒並み立派な施設に建て替えられてしまったが、僕の新入社員当時の寮は古かったし、特に志木寮は、一番古くて汚なかった。
その代わり、寮費も数千円/月だったけれど。
個室ではあるが、広さは3畳あるかないか。
壁は薄い板で、隣の部屋の人の鼻歌が聞こえる程。
クーラーも暖房も0時には切れてしまうので、会社から帰ってきたときは既に暖房は切れており寒い(風呂も余熱で暖まっている状態なのでぬるい)。
朝、6時半に寮を出るときは、暖房が切れたままなので、冬は凄く寒くてワイシャツを着るのが辛かった(これだけ狭い部屋ならトイレの暖房機でも暖まるのではないかと思い、3000円弱で買って試したが、さすがにダメだった)。

残業から帰るのは、大体1AMで(終電まで仕事をしていた)、寝るまでの1時間、2缶のビールを飲む事、たまには部屋でインスタントラーメンを食べるのが楽しみだった。
最初の半年でカップ麺に飽きてしまったので、袋麺を食べたいと思い、1980円でコンロを買った(これもいまだに値段を憶えている)。
これをベッドの脇の床に置いて、しゃがみこんで麺を茹でたのが今でも思い出深い。

新入社員当時で、会社で働く事自体がまだ辛かったし、寮での生活も辛かった。
慣れない会社生活、新入社員という理由で軽く見られる事に対する悔しさや反発、残業ばかりで足りない自分の時間、いつもの睡眠不足。

あれから18年経って、仕事の責任も重くなったけど、やはり、新入社員時代が一番辛かった。
そんな意味で、新入社員の頃は、台湾・福州の研修時代(2〜3年目)と並んで、強く思い出に残っている時代。
それから、徐々に会社での生活も楽しくなっているような気はする。

ただ、新入社員の頃は、たまに居酒屋やラーメン屋に行けば楽しかったし、六本木に行けば(お上りさん的な居心地の悪さはあったけど)何やら舞い上がったりもした。

楽しい事も辛い事も新鮮。
あれだけ、全てが新鮮に感じられるのは、若いときの特権だった様な気がする。

そんな昔の事を、寒くなってくると何故か思い出してしまう。

香港(かなり普通の一日)

2週間出張が無かったおかげで、業務もそれ程忙しくない。
出張に行かなければ、意外にまだ余裕が有るのではないかと考えてしまう。
ともあれ、新しい本の執筆は、気力が充実してくるまでまだ少し待つ必要が有るし(1冊書き上げてから、数ヶ月は書く気にならない)、直近の原稿は書いてしまってあるしで、比較的のんびり過ごした1週間であった。
その分、面白い事が殆ど無く、ブログのネタも無いけれど。

この一週間の出来事としては、「DVDの販売の開始」。
僕の講演DVD(ゼロから始める中国進出成功講座:ライブドア・NS総研)が完成し、販売が開始された。
中華圏に関していえば、肝心の中国はDVDの輸入販売手続が面倒なので後回し。
香港・台湾で、先行販売する事となった。
初めての試みなので、「全然売れなかったらどうしよう」と心配していたが、有り難いことに出だしはなかなか順調。
やはり、本を読むよりDVDの方が楽でよい(頭に入りやすい)のであろうか。
これは発見。
このDVDは、日本ではライブドア・デパートでネット販売。
香港・台湾ではOCS経由の販売のほか、香港の日本語書店で購入できます。

あと、今週書いた唯一の原稿が、読売新聞の原稿。
「中国の領収書」というテーマで、「当たりくじ付き発票と台湾の統一発票との比較」、「飲食娯楽業で、発票を渡すのを嫌がる理由(最近、随分改善されてきたが)」等などを紹介した。

因みに、今週土曜日(19日)に、掲載される内容は、「現金販売は安全か」というテーマ。
僕が出会った偽札の話を引き合いに出して、純粋な現金渡しは、現金の真偽判定が難しいので、安全な方法とは言いがたいという点を解説。
やはり、リスク回避の点では、国内信用状、銀行保証手形等を活用した方がよい。
つまり、「現金販売=与信を与えない取引(本当の現金に限らない)」と理解すべきであろう。
蛇足ながら、僕が昔聞いた話では、「中国では現金販売が重要だ」といわれて、60日の与信を与えて、60日後に現金を回収に行っていた人がいるようであるが、これでは笑い話。
因みに、写真は、次回原稿用の、当たりくじ付き発票の写真。

香港(今週も出張無し)

先週に引き続き今週も出張無し。
二週間出張が無いのも久しぶり。
面白くは無いが、業務ははかどる。

一昨日に、髪を切りに行き(伸ばすつもりなのでちょっとだけ)、髪を染めてもらったら、イメージと大幅に違う色になってしまった。
スタイリストの方から「これなら、今の色と殆ど変わりません。ちょっと明るくなるだけです」と言われたので、「そうしてください」とお願いしたら、茶色と言うより、赤毛の様になってしまった。
全然、今まで通りじゃない。
これはさすがに恥ずかしい
週末に染め戻そう。

あと、DVDがやっと完成し、現物が届いた。
販売も開始。
意外と好評(本だと読むのが辛いけど、DVDなら分かり易いとか)で、注文が思った以上に入っており嬉しい。
ただ、画像的には変化が無いので(2時間10分、僕がずーっと座って話しているだけ⇒たまにホワイトボードを使ったりするけど)、視覚的に楽しいものではないが・・・
役には立つはずです!

香港(空港で3時間:会社法改正のフォローアップ)

昨日(日曜)は、所用で早朝空港に行く。
3時間ほど、一人で時間を潰さなくてはいけなかったので、丁度良い機会と思い、会社法改正(施行は2006年1月1日より)のポイントをチェックする。
が、全体で220条ほどある長い法規定で、変更点が多い。
更には、単に書いてある場所が変わったりなど、修正・変更が多岐に渡っているため、実際の改正ポイントを把握するのに時間がかかり、いらいらする。
結局、三時間、空港で新法と旧法と格闘して、やっと内容が把握できた。
改正のポイントは、会員の方向け(弊社コンサルティング会員、上海エクスプロラの中国ビジネス会員)に、夜中までかかってレポートをまとめたので、早速、今週配信しよう。


今回の会社法改正は、「最低資本金の引き下げ」、「一人有限会社の設立許可」、「監査役の権限強化」、「株主・董事・高級職員の権利と義務の明確化」、「少数出資者の保護」等といえる。
その内、外資企業(有限会社)に関係ありそうな部分をまとめると、以下の通り。
●最低資本金の引き下げ
有限会社の最低資本金が3万元(一人有限会社は10万元)に引き下げられた。
以前は、業種によって、10万〜50万が最低資本金。
但し、外資企業は、総投資と資本金の関係(総投資金額により、その70%〜1/3)・業種別の個別規定の条件も満たす必要があり、会社法の最低資本金で会社を設立するケースはまず無かったので、今回の引き下げの影響はあまりなかろう。
●一人有限会社の設立許可
一定の条件の下に、一人の出資者で有限会社を設立する事は可能となった(従来は、2名以上の出資者が必要であった)。
但し、外資企業の場合は、例外として、一人の出資者での有限会社設立が認められていた(独資企業)ので、外資企業にとっては重要な影響なし。
外資企業からの国内再投資で、子会社を作る場合には、この変更が関係しそう。
●資本金の払い込み方法
無形資産による出資を、登録資本金の20%以内とする制限削除。
現金出資を全体の30%以上とする制限を新設。
資本金の払い込み期限(分割払い込みの場合)を2年以内に。また、第一回目の払込金額を20%以上に。
これは、外資企業の設立に影響を与えそう。
●その他、少数出資者が、一定の条件の下出資持分の買取を会社に設立できる事を規定。
これは、配当原資が有るのに、一向に配当しない等の場合に適用。
その他、変更点は多岐にわたるが、外資企業に対する影響が大きく懸念される点は、上記の内容と思われる。
と言う事で、一番影響がありそうなのは、資本金払い込み期限と方法(持分買取要求に関する影響は、現段階では判断しかねるところあり)。
株式会社を作る場合等は、若干状況が違ってくるが。

巷で話題になっている、最低資本金引き下げ等は、外資企業にとってはあまり影響なさそう。
と言うのが、昨日一日格闘した結果。

香港(実は、結構連載を持っているのです)

比較的、「うん」と言ってしまいがちな性格なので、どんどん連載が増えており、しょっちゅうなにか書いている。
ただ、数週間前に筆が乗ったので、一番、プレッシャーがかかるNNAの中国ビジネス講座を8回先まで既に書き上げており(年内分は完了)、ちょっとのんびりした気分である。
因みに、今僕の連載は、次の通り。
? フジサンケイ・ビジネスアイ(チャイナウォッチ)
月一回で、800字/回
? 読売新聞・衛生版(タイトルを忘れてしまった)
隔週で、2000字/回
? NNA(中国ビジネス講座)
週一回で、1500字/回
? コンシェルジュ北京・上海(なっとく!中国経済記事)
月一回で、1500字/回
? コンシェルジュ香港(華南シフト)
月一回で、2000字/回
? 香港ポスト(中国コンサルタントが出来るまで)
隔週で、1500字/回
? 上海エクスプロラ(中国ビジネス解説)
月一回で、字数は自由(大体5000字程度)
あとは、ブログ。


香港ポストの連載は、既に、原稿を書いてしまっているから良いのだけれど、これを字数に加えれば、毎月2万時程度の連載を持っていることになる。
その上で、ブログを書いて、スポットの執筆依頼も有って、更に、本も毎年2〜3冊出版しているので(今年は1冊だけだけど、書き上げて出版待ちの本が2冊有り)、われながらよく書いている。
部下が一部書いているのではないかと疑っている方もいるのであるが、僕は、貧乏性で、自分でやらないと気がすまないタイプなので、一語一句、全て自分で書いている。
それも、本業は会社員なので、業務時間外に!
(全然、お金になってないけど)連載の数と字数だけなら、プロ並みである。
数と字数だけがプロ並み、というのは、ちょっと悲しいが・・・

上記の連載は、無料で引き受けているものが殆ど。
何故、こんなに辛い思いをして、金にならない事をやっているかと言うと、一にも二にも宣伝効果。
全ての雑誌が、読者層が違うので、会う人の年齢・地域によって、「NNAの水野さん」とか、「コンシェルジュの水野さん」とか、色々な形容詞で声をかけて頂ける。
最近、「香港ポストに、中国での苦労話を書いている水野さん」という風に声をかけて頂く事が(香港では)かなり多くなった。
こんな感じで、色々な場所に連載を持ってると、色々な方が、どこかで僕の連載を見てくれる。
更に、僕の本を中国でのビジネスの参考にして頂いている方がいる。
そんな努力が、本業のコンサルティングの商売に繋がる訳で、やめるにやめられないのである。

でも、結局は、物を書くのが好きなのかなとも思う。
元々、本を読むのが好きな子供で、小中学生の頃は、「児童文学作家」になりたいとか、「推理小説作家」になりたいとか、言っていたし。
とは言え、言っているだけで、1作も書けなかったので(推理小説に到っては、トリックを考えつかけなかった)、20代の頃には、そんな夢は忘れていたのだけれど。
ビジネス書というのは、少々夢が無いけれど、まあ、昔の夢がかなった感じかな、とも思う。

香港(ブログも1年)

いまさらながら気付いてみると、ブログも1年経過した。
今まで日記をつけた最長記録は、中学校3年の夏休みの日記(1ヶ月ちょっと)なので、よく続いたものである。
改めて、1年前の原稿を読み直してみると、改行していなかったり(改行するという技を覚えたのは半年経過してから⇒改行するにもちょっとした技がいるのです)、写真が無かったり、ネタの運びが悪かったりと、思った以上に読みづらい、
やはり、こんなもんでも経験、ノウハウというものが有るんだ、と感心する。


しかし、ブログを付け始めてから一年間、体調を崩したり、財布をなくしたり、頭を丸めたり(ちょっと大げさだけど)、会社を辞めようかと悩んだり、色々な事があった。
総じて言えば、順調に行かなかった1年という事になるのであろうが、それでも、徐々に良い方向に話が動いている。
占いによると来年の運勢は良いようだし、年明け早々突っ走れるように、今から下準備をしておこう!

香港(ユーザンス登記と借入制限緩和)

昨日、書く筈だったタイトルの件、上海の外貨管理局外債科の確認が取れた。
という事で、今日は、ビジネス情報。

1. ユーザンス輸入に関する外債登記に付いて
外資企業に対する借入制限の緩和が規定された通知(外債管理の関連問題に関する通知:国家外貨管理局:匯発[2005]74号)には、その他の内容も幾つか盛り込まれているが、その一つが、ユーザンス登記。
ここでは、2005年12月1日以降に締結する輸入契約で、金額がUS$ 20万以上、且つ、ユーザンス期間が180日以上のものに付いては、外貨債務登記の対象とするというもの。
ここで疑問に感じる点と、外貨管理局の回答は以下の通り。
? 通知から類推すると、このユーザンス登記は投注差の制限の対象外と考えてよいか(通知では、ユーザンス輸入登記金額が、前年度輸入総額の10%をベースに制限されている為)。
  ⇒ その理解でよい。
? 匯発[2005]8号により、今年3月から、US$50万、且つ、期間90日以上の輸入については、ユーザンス登記が義務付けられている。これ2つは併用されると言う事か。
つまり、新規定(74号)に基づいて外債登記を行ったものは、8号の規定に基づくユーザンス登記は不要と規定されているが、その間のもの(輸入金額がUS$ 50万以上であり、決済期日が通関後90日〜179日のユーザンス債務)は、ユーザンス登記が必要と言う事か。
⇒ その理解でよい。
という事であった。
?の点に付いては、ややこしくなるので、今後の実施段階、若しくは運用面で対応が変更になる可能性もあるかもしれないが(筆者の単なる推測)、ともあれ、現段階での規定の解釈と外貨管理局の回答はこの様な感じ。


2. 外資企業に対する借入制限緩和のポイント
これは10月25日で解説したが、まだちょっと分かりにくいので、一言で解説してくれ、というご依頼が多い。
よって、大変簡単に。
? 今回の規制の緩和のポイントは、「保証をするという行為」は外債登記の対象とはしないし、投注差の制限を行わない、というもの。
よって、外国企業が、「保証をしましょう」と言ってくれれば、投注差が無い会社でも外国企業からの保証を受ける事ができるし、これをベースに借入を行う事ができる。
? 何故、「保証をしましょう」と言ってくれれば、とわざわざ断ったかと言うと、保証(代理弁済)を実施した段階で、この保証履行債権・債務を外債登記する必要があり、返済可能な部分はこの金額に限定される為。
つまり、投注差の無い会社に保証をしても、保証履行した場合、その金額は返ってこないという事。
という事で、100%子会社の様な場合は問題ないであろう。
というのは、保証履行をする際には、この結果現法を潰す(保証履行額は清算損の一部として処理)、若しくは、生かしておく(債権=増資が必要。よって、保証履行ではなく、増資して借入金を返済させればよい)、という検討が行われる筈だからである。
ただ、少数持分の会社に保証を提供する場合等は、少々もめるケースもあるであろう。
? 因みに、中国内の外貨借入・人民元借入は、共に外債登記が不要なので、保証の事だけを考えればよく、上記(?・?)に基づいて判断すればよい。
但し、外国からの借入(親会社ローン等)は、外債登記の必要があるので、投注差の無い会社は、やはり借入不可という事。

香港(クリスマスイルミネーションの準備も始まった)

本当は、今日はビジネス・ネタを書こうと思ったのであるが、予定を変更して雑談。
というのは、10月25日に書いた、外資に対する資金調達制限の緩和のポイントの要点を書こうとしたのであるが(まだ、ご質問が多いので)、再度、通知を読み直すと、気になる点が幾つか見つかった。
通知からは読み取れない事項なので、外貨管理局に確認しないと判断が付きかね、この点、確認の上、解説しようと思った次第。


さて、香港は今のところまだ暑い。
一週間ほど、涼しい時期があったが、また暑くなってしまい、冬どころか秋っぽさも無い。
そんな中で恒例のクリスマスイルミネーションの取り付けが、徐々に始まっているようだ。
このイルミネーションは、景気に左右されるようであるが、昨年はなかなか綺麗な飾り付けであった。
今年は、景気回復基調となっているし、なかなか期待できるのではないであろうか。
楽しみである。


話し変わって・・・
先週、上海で友人と食事をしていたら、話題に出たのが、上海に出来た「忍者屋敷」という日本料理屋。
更に、数日して香港に戻り、クライアントの方と会食をしたら、その時も「最近、上海で面白かったのは、忍者屋敷ですよね」という話題がでてきた。
出来てから暫く経っているようだが、なにやら話題になっているようだ。
試しに、ウェブで検索してみると、結構、体験談が出てくる。
店の衆が忍者の格好をしており、「●●でござる」という言葉を使うようである。
僕も、日常、ふざけて「●●でござる」という言い回しをすることがままあるが、ここまで、「ござる」を連発するというのは、画期的である。
最近、安に流れて(?)ござる度が低くなっていているという証言も有るが、これは、管理を徹底してもらうとして、是非とも次回の上海では行く事にしよう。
ここ数日間、頭を「ござる」が渦巻いている状況。


若干、話はずれるが、海外でカタカナの間違い表記を見る事は多い。
1989年の台湾研修時代、日本人向けの情報誌に、カラオケの広告が載っていた。
確か、その広告のコピーが、「センスを求めるあなたへ!」という大文字(少々、変)。
これが、「ヤンス」になっているので、
「ヤンスを求めるあなたへ!」
台北●●に、憩いの場所ができました。
最新のカラオケ設備が、あなたのハイ・ヤンスな歌声を引き立たせます。

という風になっていたので、すごく変であった。
センスもとめず、ヤンス求めてどうする!とかいう感じ。
たくさん見た間違い表記の中でも、笑ったのはこの一件だけかな。