mizuno のすべての投稿

香港(新しい作品のアイデアを考える)

昨日は、早く帰ったので、そのまま寝れば良かったのであるが、日記を書いて、その後、新しい執筆のアイデアを纏めていたら、寝るのが遅くなってしまった。

朝から眠い。

次の作品は、短編企業小説風のつくりにしてみようかと思う。

香港現地法人の経理課長を主役にして(中国テイストを効かせて)、不正、横領、事故等の発生と摘発迄を小説にしてみようかなと考えた。

自分が経理をしているため、不正の手口は幾つも思い付くが、どうやっても痕跡は残るし、最終的には発見されそうである。

ちょっと、常識のある人間はやらないだろうなぁと思うが、やはり、常識が無い人間、若しくは追い詰められている人間が多いのであろう。

そんな事を考えていたら、本社の人事部長からお触れが回っている。

交際費の不正使用(領収書の改ざん、日付の修正など)を行ったら、今後は解雇処分等の厳しい対応で望む、という事である。

社内にも追い詰められた人間がいるのであろうか。

夜は、知人が新しく作ったカラオケボックスを除いてみる。

日本語が流暢な米国人で、日本で僕と同じ流派(マイナー流派)の合気道をしていた人物が開いた店である。

昔は、Big Echoが香港にあったが、ここが無くなってから、日本の歌を歌えるところが少なく、難儀していたのでありがたい限りである。

音響もいいし、歌の日本のBoxと遜色ない品揃えである。

場所が狭い(部屋数が少ない)のと、まだリカーライセンスが取れていない(あと10日掛かる模様)のが難点。ウーロン茶を2杯飲んで4曲歌った。


香港(ちょっと風邪気味)

ちょっと風邪気味。

昨日、残業流れで酒を飲みに行ったのが良くなかったか。

僕は読み飛ばしてしまったのだが、日経新聞に、東莞の工場で、食堂の食事の不満から従業員が暴動、という記事が出ていたらしい。

最近、従業員のストライキ、暴動という話を聞くことが多くなった様な気がする。

僕が最近聞いた中でも、「賃金の不満」、「福利厚生の不足」、「工場リストラ(従業員削減)により、残った工員の残業時間が増加した事による不満」等、色々な問題がある。

住み込みで長時間労働をする工員にとって、食事というのは数少ない楽しみの一つであり、工場管理をする側にとっても、食事のコストと質の管理は、重要事項である事は確かである。

但し、食事の内容だけで、暴動が起こるというのも少々考えずらい。

事態を煽る人間がいたか、日頃の不満が溜まっていたか、何らかの伏線が会ったのではないかと思う。

ちょっと前までは、珠江デルタの工場には、内陸の若者が、一旗挙げる事を夢見て出稼ぎに来る為、勤勉であり皆な残業を好む、というのが定説とされてきていた。

それからすると、残業の増加によるストライキ、というのは考えにくそうであるが、現実に、この様な問題が生じている。

最近になって、中国でも人手不足が問題になりつつある。この様な状況を背景にして、労働者が権利を主張する場が増えてきたのであろうか。

ただ、一口に、工場とは言っても、その労働環境、待遇は、千差万別だ。

工員、元工員等から話を聞く機会もあるが、ひどい工場は有るようである。

この様な違い、個々人の志向の違いを無視して、ステレオタイプな発言(珠江デルタの工員は、勤勉で残業を好むという)をする事は、事態をミスリードする危険性があるのは確かであろう。


香港(新著完成)

昨夜は2時半まで連載原稿を書いていたので眠い。

毎週日曜日は、8時間程度執筆に当てているので、月曜日の朝はいつも睡眠不足である。

眠いながらも7:45に出社し、朝一番から残務をこなした。

先週は、ほぼ一週間出張に出ていたので、雑務が溜まっている。

午後は、僕の思い出話風エッセイの連載に関する打ち合わせを香港ポストと行った。

来年一月から、先ず月一回。4月より隔月とする事となった。

掲載後、他のウェブ等に掲載する事は問題なし、という事で確認が取れたので、同紙・ウェブに連載を続けながら、出版社を探す事となる。

打ち合わせが終わると、僕の新しい本が届いた。

「中国貿易・流通の開放とビジネス制度改革」という長いタイトルの本で、自分でもなかなか覚えられない。195ページなので、思ったよりも薄く感じる。

表紙もちょっとイメージと違う。等など、予想とちょっと違う部分があり、う〜ん、と考え込む。

ただ、慣れの部分もあるので(今までが、比較的地味な作りだったので)、暫くすれば、見慣れるであろう。


東京⇒香港

夕刻発の便で香港に戻る。

成田に着くと、僕の本を探してみる。

成田・関空等空港で、僕の本を買ってくれたという人が多いので、どんな感じで並んでいるか興味があった。

書店が2軒見つかったが、三省堂にQ&Aと用語集が、たくさん並べてある。

もう一件は、Q&Aが1冊だけ。

購入したい本が、数冊あったので、心情的に僕の本が沢山置いてある三省堂まで引き返して購入した。

飛行機に乗り込むと、溜まっていた書類を整理し、その後は、酒を飲みながら読書。

今しがた購入した本は、一応、ビジネス書なのだが、軽い本なので、二時間弱で読み終えた。

それなりに面白いのだが、読後はほぼ何も残らない。

1ヶ月程度で書いたような本である。

1400円の定価は高いか安いか、微妙なところ。

ただ、タイトルが煽情的だし、一般受けしそうだ。こんな感じの本の方が、僕の本よりはるかに売れるのだろうな、と思うと羨ましさ7割、悔しさ3割といった感じ。

ただ、「じゃあ、書いてみろ」といわれても、自分には書けないような気がする。

悔しがるだけ損なので、比較するのは止めておこう。

香港到着は、23時。

0:15には帰宅できた。


上海⇒東京

朝8:50出発便に乗らなくてはいけないので、朝5:30に起きた。

睡眠不足で目が真っ赤だ。

成田の飛行時間は2時間半と短い。機内食を食べるとき以外は、ずっと寝ていた。

機内食は、海老カレーがでた。ゆでた海老(ルーで煮込んでいない)がそのままカレーに置いてあるのが不思議。エコノミーの機内食のレヴェルとしては、可も無く不可も無くといった所か。

隣の座席の人が、ビールを頼んで飲んでいる。それも、銘柄指定である。

自分が二日酔いだと、朝からビールが飲める人はすごいなぁ、と感心してしまう。

朝から体調万全、という感じで羨ましい。

成田に到着すると、リムジンバスで品川に向かい、ウェブ関連の打ち合わせを1時間半程行った。具体的な計画が、幾つか決まる。

品川から水道橋に向かい、ホテルにチャックイン。

今しがたの打ち合わせの議事録を纏めて、恵比寿に向かった。

香港時代の知り合いと会食である。

海外でしか会ったことがない人間と、日本で会うのは不思議な気がする。

ちょっと早く着いてしまったので、駅ビルに入っている書店をぶらつく。

なかなか品揃えの良い本屋であるが、これだけ多いと、何がおいてあるのかわからない。

時間が迫ったので、昔懐かしい、シャーロックホームズの本を1冊買った。

会食は、刺身、焼き物等、一通りのメニューが揃った、洒落た和食のレストランである。

刺身と、創作料理の鳥のから揚げが美味しかった。

今日も、よく笑い、よく飲んだ。

12時前に切り上げ、ホテルに戻る。

テレビをつけたが、あまりに眠く、そのまま眠ってしまった。


上海で仕事

朝起きると、誠に爽やか。

昨夜、あれ程飲んだので、二日酔いを覚悟していたのだが、不思議な事に全く問題ない。

やはり、楽しく笑いながら飲んだのがよかったのかな、と考える。

8:30から仕事を開始し、打ち合わせを5件こなした。

上海で、僕の本が着実に売れてきているようで嬉しい。

特に、用語集(中国ビジネス・会計税務用語集)は、中国現地法人の管理部門の方だけでなく、弁護士・会計士、中国人の方々にも使って頂いている様でありがたい。

掲載語彙をもっと増やして欲しいという希望を受けた。

現在の用語集は、500語程を解説しているが、2〜3年に1回の改定を行い、語彙を増やしていこうと思っている。最終的には3000語程度に出来るように頑張りたい。

但し、用語集は、執筆がかなり大変で、その際の苦労を思い出すと少々ぞっとする。暫く、先延ばしにしたいのが本音ではあるが、2006年の改定をする為には、そろそろ準備に取り掛からなくてはいけない。

来週には、新しい本も出版される事だし、そろそろ新しい作品の執筆に取り掛かろう。

打ち合わせの合間に、街を散歩してみた。

オープンカフェが多く、皆な和やかに昼食を取っている。

場所がわからず、3人くらいの人に道をたずねたが、親切に教えてくれる。

治安がいいんだな、という印象。

これが、深セン、東莞(特に夜)だったら、警戒されて、なかなか答えてくれない。

実際、誰に聞いても教えてくれず、難儀した事が2〜3回ある。

僕の格好が汚かった(Tシャツによれよれのズボン)せいかもしれないが。。。

夕方、会社に顔を出して、軽い社内打ち合わせ後、会食に出た。

宴会の掛け持ちで、3次会まで行ってホテルに戻った。

社内の飲み会は、話題が重くなりがちで疲れる。


香港⇒上海

午後の飛行機で上海に出張。

上海行きの飛行機、上海空港は何時も込んでいる印象があるのだが、珍しく飛行機は8割程度のオキュパイ、浦東空港では、全く並ばず入国手続を済ませた。

浦東空港に飛行機が付いたのが18:05、浦西のホテルに到着したのが19:10なので、ほぼ奇跡に近い状況といえる。

香港からの飛行機の到着が浦東に変わってから、それなりには改善されたものの、浦西(虹橋空港)の頃は、入国審査は毎回1時間〜1時間半待ち、タクシーも30分〜1時間待ちという状況だったので、上海出張があまり好きではなかった。

浦東に移ってからも、1時間程度入国審査で待った事がある。

毎回、こんなにスムーズだと有り難いのだが。

ホテルのチェックインを済ますと、直ぐに業務関係がある通信紙の方と待ち合わせ、食事をしながら打ち合わせをした。

打ち合わせの内容は、来週出版する本の話、今後の展開等であり、シリアスな内容ではない。30分ほどで仕事の話を切り上げて、後は、飲みに専念した。

なかなか洒落た日本酒が揃った店で、八海山が美味しかった。

その後は、最近出来た Jazz Barに行き、山崎を飲みながら雑談していると、彼の同僚(僕とも面識がある)が2名参加し、合計4人で楽しく飲んだ。

日本人が経営しているカウンターバーが、最近、香港にも上海にも出来てきた。

一人で飲みたい時に丁度良い。

今日、連れて行ってもらったのも、そんな感じのバーである。

ホテルに戻ると、自分が酔っているのが分かる。

飲んだ量は、恐らく、生ビール3杯、日本酒1合、水割り7杯といった感じだろう。

明日は二日酔いかなぁ、と思うが、楽しくて良い飲み会であった。

一次会の会話で、次の執筆のヒントを幾つか貰えたのも収穫。


香港(通常の一日)

週末のサッカー合宿のおかげで、全身筋肉痛である。

顔も真っ黒になったので、会う人会う人から「ゴルフですか?」と聞かれる。

僕はゴルフが嫌いなのだが・・・

朝一番で、山形県商工労働観光部の方が面談に来た。

昨年、香港貿易発展局主催のCEPAセミナー(在山形)で講演をした際に、お世話になった方であるが、香港で開かれている山形物産展の為に来港されているとの事。

中国東北三省(吉林・黒龍江・遼寧)に対する優遇政策の概要、対中輸出を行う際の債権保全策、人民元切り上げ観測に関して質問を受け、説明した。

東北の優遇政策に関する回答をしていて、僕が実務研修生時代(1989〜1990年)に、瀋陽出張所に駐在していた年下の駐在員の事をふと思い出した。

彼は、入社2年目で、立ち上げ準備中の瀋陽出張所に一人で駐在させられ(?)ており、正に右も左も分からない中、予算達成ノルマに苦しんでいた。

広州交易会で出会った折に、「楽しい事は何?」と聞いたら、「無いんですよ。強いて言えば、上司が近くにいない事と、冬にホテルのレストランで食べられる白菜鍋がちょっと美味しい事くらいですかねぇ」と、物悲しそうに語っていた。

さすがに15年前の話なので、今の瀋陽は違っているのであろうが。

彼は今どうしているだろうか。

尚、輸出に関する債権保全の方法としては、「L/C(信用状)条件しか認めない事です」で終わってしまったが、余談として、中国内での債権保全方法(国内信用状・銀行保証付き約束手形)や、信用調書の制度についても解説しておいた。

その折に、現金販売でも安全とは言えない、という実例として、中国の偽札の多さを例に出した。丁度、僕の手元に最近掴まされた偽札と、5年前の偽札の2種類があるので、それを見せながら話したのであるが、偽札も、ここ数年で格段に製造技術が上がっている。

昔の偽札は、カラーコピーの張り合わせであったので、濡らすと直ぐに半分に分かれてしまうチャチなものであったが、最近の偽札は、紙質以外は殆ど見分けがつかない。

よく気をつけないと、簡単に騙されてしまいそうである。

今日は、夜の10時半迄残業。

その後、馴染みの焼鳥屋に夕食を食べにいった。

この焼鳥屋の主人は、僕の元上司(香港華南会社副社長)であるが、何を思ったか、2000年に、急に会社を辞め、香港で今の店を始めた。

残業流れで、一人で食事をするときに重宝している。

丁度、新規メニューの開開発中だったようで、試作品を幾つか食べさせてもらった。

豆乳湯豆腐(お湯の代わりに豆乳を使った湯豆腐)等のアイデアメニューもあったが、美味しいものの、手間がかかる割にそれ程のインパクトがない。

両者の一致した見解で、ボツになってしまった。

新規開拓はなかなか難しい。