日経新聞主催講演会

講演会のお知らせです。
昨年、好評を頂いた、日経新聞主催の初級・中級者様セミナーですが、内容をレベルアップして、11月29日に再度開演します。
進出・利益モデルの組み立て方から、エグジットまで。
図表、写真なども活用しながら分かりやすく解説するつもりです。
是非、ご参加ください。

■中国での販売・利益回収モデル構築と円滑な撤退・組織再編(初・中級編)(11月29日東京)
このセミナーでは、中国独特のビジネス制度、会計・税務、人民元・外貨管理など の基礎知識から、効率的なビジネススキームの考え方、押さえなければならない実務ポイントなど中国ビジネスを進めるための基本知識を最新動向も盛り込みながら、わかりやすく解説します。
中国ビジネスの基礎知識の習得をはじめ、実務担当者、管理者の知識整理、体系的な理解の促進、レベルアップなどにお役立てください。

主催:日本経済新聞社
講演者:水野真澄
日時:2012 年11 月29 日(木)10 時00 分~17 時00 分
場所:丸の内オアゾ(OAZO)丸善3階 日経セミナールーム
費用:一般=32,550円(内消費税 1,550円)、NBS会員=27,300円(内消費税 1,300円)

詳細・お申し込みはこちらから
※MCH会員様は申込みフォームの通信欄に「MCH会員」とご記入いただく事で、上記会員価格が適用されます。
お問合せ先:日経ビジネススクール事務局
TEL 03-6256-7350 FAX 03-6256-7840
E-mail: kensyu@nex.nikkei.co.jp


講演内容

Ⅰ 中国ビジネス戦略立案の基礎知識
1.中国ビジネスの基礎
① 中国のビジネス制度
  現地法人・拠点の設立方法、営業許可管理、開発区(保税開発区・工業団地)の特徴
② 通貨(人民元)の特徴と外貨管理の概要
③ 国内販売と貿易制度
  国内流通権と貿易権
④ 販売戦略の立て方と債権回収リスク回避の方法
⑤ 会計制度の特徴
  中国の会計制度(企業会計制度・新会計準則)の特徴と実務運用
⑥ 税務制度の特徴
  企業所得税、個人所得税、流通税(増値税・営業税・消費税)の特徴
⑦ 国際課税上の注意点
   183日ルールの原則と個人所得税課税
   PE課税の概念と注意点(技術者派遣、非居住者在庫、その他)
⑧ 香港活用のメリットと注意点

2.日本企業の中国ビジネススキーム構築方法
① 日本からの中国出張とコンサルティング費(技術指導料)の回収
② 中国企業に対するノウハウ供与と対価の回収
  無形資産(特許権、商標権、非特許技術など)の使用許諾の付与と対価
③ 中国企業に対する販売(貿易取引・国内販売)
④ 中国企業に対する委託加工
⑤ 中国での在庫保有(VMI)ほか
⑦ 各種のビジネスモデルの外貨管理・税務上のリスク分析

Ⅱ 中国ビジネスの実務ポイント
1.中国進出形態
① 進出形態(駐在員事務所、現地法人、支店)
② 各種形態の特徴
③ 現地法人設立時の資本金設定方法
④ 設立の注意点 ほか

2.中国現地法人の国内拠点の構築と注意点
① 国内連絡事務所(弁事処)、支店(分公司)
② 再投資子会社 ほか

3.組織再編と撤退
① 買収(持分譲渡)、合併
② 会社清算手続と撤退の注意点 ほか

4.中国法人から海外への利益送金方法と源泉徴収課税
① 配当
② 利益送金の内容
③ 役務対価の支払
④ ノウハウ・権利の使用対価の支払い
⑤ 対外送金に際しての課税と税務手続 ほか

5.国内販売、貿易取引
① 中国の国内流通の原則
② 商業企業と他業種(製造業など)の兼業可否と注意点
③ 貿易権の種類と取得方法
④ 増値税一般納税人資格の意義と取得方法
⑤ 貿易取引決済の原則と貨物代金決済改革

6.中国での加工製造
① 生産型企業設立のポイントと活動内容
② 加工貿易の特徴とメリット
③ 中国での加工貿易政策の展望 ほか

7.保税開発区
① 保税開発区の種類と特徴
② 保税開発区を活用したビジネススキームの立て方

8.銀行口座と人民元、外貨の換金、クロスボーダー人民元決済
① 銀行口座の種類
② 人民元から外貨への換金
③ 外貨から人民元への換金
④ クロスボーダー人民元決済(貿易取引)
⑤ 人民元による投融資
⑦ クロスボーダー人民元決済における香港の位置付け ほか

香港金鐘の一風堂に行く

土曜日は、恒例のNNAの連載と、スポットで頂いた4,000字程度の原稿の執筆。
時節柄、撤退関連の依頼が多いが、企業の理論から言えば、撤退を決めるのは、不採算しかありえない(とは言い切れないが、大部分はそうだ)。
命を削る思いをしてまでも、利益の拡大を課されている会社員にとって、リスクが有るから利益の出るビジネスを放棄する、という思考はない筈。
ただ、広東省で展開されている、来料加工廠の独資転換をはじめとして、低付加価値産業に対する規制強化のトレンドはあるし、製造コストの上昇を販売価格に転嫁できない(中国からの)輸出加工企業の一部にとって、コストの上昇が今後も続く事が予想される中国は、間尺に合わない場所になっているケースもある。
この様な理由での撤退は、当然ありるし、それ以前に、進出の意思決定時に、撤退に際して発生する諸問題を理解しておく事で、リスクのミニマイズも可能となる。
その意味では、具体論に基づくのであれば、撤退関連の原稿執筆や講演も、十分意義があるのではないかと考えている次第。

話は一昨日にさかのぼるが、最近、金鐘にできた一風堂に行ってみた。
前のオフィス(リッポーセンター、海富中心)の近くだ。
しばらく前に、チムサッツイにできた一風堂は、何時行っても行列だと聞いたので、並ぶのが嫌いな僕は、行った事がない。
金鐘は、(おそらく)先月できたばかりで認知度が低いし、オフィス街なので、夜は空いている。
ゆったりと食事ができた。
因みに、通路を挟んだ向かいに、僕の大好きな担担麺を出す、翡翠酒店があり、どちらに入ろうか少し迷ったのだが、日本のビールが飲みたい、という気持ちが決め手となった。

実は、とんこつラーメンはそれほど好きではないので、頼んだ料理は、肉野菜炒めと水餃子だけ。
それに、サッポロビール2本。
店員さん(全員若い香港人)の感じが良い。
日本語は、いらっしゃいませ、とかの挨拶だけで、そのあとはすぐ英語になってしまうが、全員気配りができるし、明るい。
店も清潔で明るく、居心地が良い店だ。
因みに、肉野菜炒めは、彩り鮮やかで、木曜日に僕が自宅で作った失敗作と比べると、天国と地獄の差だ。

そんな訳で、食後に、入口を1枚。
写真を撮っている僕に気づいた店員さんが、「Thank You!」と挨拶。
ちょっと明るい気分になる。

BARの効用

木曜に作った牛肉炒めの失敗作(見るからにまずそうだ)

10月は、社員旅行や接待で出費がかさんだので、11月は節約しようと決意する。
ここ数日自炊して、おとなしく夜を過ごしたが、そうすると眠れない。
木曜に作った肉炒めが、我ながらひどい出来で、悲しくなった事もあるのだが。
そんな訳で、3日連続睡眠不足。
充血して目が真っ赤だ。
金曜も家に引きこもっていると、ろくなことがないと思い、夕刻、キックボクシングのレッスンに行く。
睡眠不足のためフラフラになったが爽快感あり。
これでSEEDで数杯飲めば、心地よく眠れるだろうと考える。

SEEDで。

開店直後(夜8時)のSEEDに飛び込み、2時間ほど過ごす。
飲んだのは、白州のソーダ割り、ジントニック、名前を知らないスコッチ。
不思議なもので、家で一人で飲んでも、まったく美味しく感じない白州ソーダが、こういう場所で飲むと、素晴らしく美味である(白州ソーダは、個人的に好きなので良く飲むが、最近、自宅で飲むんでも、何故か味を感じない)。

金曜でもあり、九龍タクシーが長蛇の列で、30分以上は待ちそうだ。
タクシーはあきらめMTRで帰宅。
11時には熟睡。
良いBarは、安眠に導いてくれる。

自炊続きの香港

今週は香港。
若干、疲れがたまっているので、おとなしく過ごそうと思い、外食を控え、夜は自炊続き。
作れる料理のレパートリーが少ないので、すぐに行き詰まってしまうのが悩みだが。

先週土曜日に出演した、「アジアの風」の特番は、僕自身はまだ見ていないのだが、いろんな方から、「良かった」と連絡を頂き、ほっとする。
とは言え、連絡をくれるのは大半が身内の方(クライアント様を含む)なので、身びいきは当然あろうが。
ただ、僕と面識がない方から「穏やかな話し方で驚いた」、「コンサルタントのイメージが変わった」というご意見を複数頂き、少々意外だった。
僕自身は、いつも通りに話していただけなのであるが、世のコンサルタントに対するイメージは、そんなに悪いのか(世の中、高飛車なコンサルタントが多いのか?)。

話変わって、昨夜はおでんを作ってみる。
作ったとは言っても、急に思いついたので、冷蔵庫のあまりものを煮ただけ。
ゆで卵、こんにゃく、ジャスコで買った素菜(ベジタリアン)カモ肉という3種類のみ。
写真で見ると、美味しく見えないが、僕としては結構上手くできて大喜び。
特に、ジャスコで衝動買いして後悔していた(食べないまま、3ヶ月が経過していた)ベジタリアンカモ肉(大豆製?)が、予想以上においしくて得した気分だ。
捨てようと思い、賞味期限を見たら、11月14日なので、急きょ一緒に煮込むことにしたもの。
おでんと一緒に、元上司が来香時にお土産でくれた、久保田万寿を飲む。

平和な夜であるが、孤独で寝付けず。

露店で夜食

紅梅路の露店(老外街の対面あたり)

ただ今上海。
明日香出版から出す予定の香港投資ガイドブックを、黙々と執筆。
四分の三は終わったので、あと一息。
今月末には執筆仮完成できるであろう。

これが終わると、NNA(年内締切)、国貿促(11月末締め切り)から出版する本の原稿の執筆だ。
ちょっと息苦しくなる状況だが、一つ一つこなしていこう。

昨夜は、お客様と会食。
1次会、2次会終了後(夜11時)、紅梅路の露店で夜食で締め。
ビール大瓶2本、焼きそば、野菜炒めで、合計25元(約300円)。
安い。

中国人のルール韓国語版

中国人のルール韓国語版

昨年、明日香出版から出した「中国人のルール」の、韓国での発売契約を結んだが、その後音沙汰ないので、どうしたのかなと思っていたら、原本が届いた。
10月10日に販売開始されたようだ。

僕はハングルが全く読めないが、(ハングルが分かる)水嶋さんに読んでもらうと、確かに、水野真澄著の中国人のルールと書いてある模様。
思い起こせば2002年、「中国ビジネス投資Q&A」の韓国での出版が決まり、翻訳まで完成したところで出版社がつぶれ、実現しなかった事がある。
そんな訳で、足掛け約10年で、韓国での出版・販売が実現。
ちょっと嬉しい。
しかし、日本人の書いた中国人のルールを、韓国人が読むというのは、少々不思議な感じだ。

因みに、NAVERという韓国の大手サイトでは、以下の様に出ている模様。

중국인의 룰(100 가지 키워드로 중국인 제대로 알기 )
中国人のルール(100のキーワードで中国人がよくわかる)
미즈노 마스미 저(水野真澄・著)

香港は祝日

本日、香港は重陽節で休み。
香港、中国本土、日本をばたばた移動していると、いつどこが祝日だったか、完全に混乱してくる。

いつもは、香港が祝日の日は中国本土で仕事(本土が祝日の時はその逆)という形で、今回も、広州か深圳で、JETRO主催の講演会を、税務局と共同で開催(11月1日から流通税改革が広東省で実施される事を受けて)する事を予定していたのだが、昨今の状況に鑑み延期となった。
このため、珍しく、休日の香港で、(若干休日モードで)仕事中。

昨日、先週の日本出張の影響でかなりくたくただったので、昨日夕刻の広州移動は、やっていたらかなり体がきつかったところ。
その意味では、ちょっと助かった、というのが正直な感想。

因みに、昨夜は、Bar Seedで酒を飲む。
休日前夜で、客はみんな、リラックスムードで楽しそうであった。


日本滞在を振り返って

香港到着。
先週の日本出張が慌ただしかったので、ちょっとばて気味。
ただ、先週土曜に、朝早めに起きて、(疲れで頭が若干ふらふらする中)横浜から鎌倉まで、円海山を2時間程散歩。瑞泉寺に出て、鎌倉宮、鶴岡八幡宮と、のんびり歩けたのは良かった。
高校時代は、家から近い事もあり、鎌倉に一人でよく行ったので、昔の事を思い出しながらの散歩であった。
天気も良く、つかの間の休息で、良い気分転換になった。


若干、前の話になるが、NNAの三井さん、井上さんに、NNA連載500回記念のお祝いをしてもらった。
僕と三井さんが日本酒好きなので、初めから、「日本酒が飲める店を探そう!」と決めての店探し。
焼酎派が多い中、(焼酎が飲めない僕としては)この様な感じで誘ってもらえると、大変うれしい。

店は普通の居酒屋で、手羽先を食べたりつくねを食べたり。
(つくねがなかなか凝っている)。

面白かったのはトマトコロッケ。
普通のコロッケの様だが、中はトマト。
面白いので、追加でもう一つ食べてしまった。

しかし、2002年1月から11年弱。
1回も落とさずに毎週書いて500回。
僕のポジションも、NNA各位のポジションも変わったが(それ以上に、NNAが共同通信の子会社になったのは驚いたが)、コツコツと積み上げてきた歴史は変わらない。
感慨深いものである。

アジアの風特番収録

昨日は、お昼から横浜オフィスで、「アジアの風」30分特番の収録をする。
これは、いつもとは違い、コンサルタントにスポットを当てて、地域の投資環境を紹介するという企画。僕は、香港を紹介する事に。
4回目の登場になるが、今回は3時間びっしり収録という事で、なかなか本格的であった。

<お知らせ>
放映は、来週土曜日(27日)・昼12時30分~となります。
BSジャパンですので、是非、ご覧になってください。

しかし、今週は、日本到着してチェイスチャイナ主催の講演会。
翌日は、高松に移動して講演会。
帰ってくると、TV収録という事で、移動と講演・撮影準備が重なり、かなりの慌ただしさ。

本来のコンサルティング業務は当然やっている上に、明日香出版から依頼されている香港投資ガイドの執筆や、連載原稿の執筆を、移動中になしているので、ちょっとばて気味。
昨夜は、意識を失った様に眠ってしまった。
明日は香港に移動。

PE本の作成は完了したばかりだが、年内に(明日香出版の本を含めて)あと3冊執筆しないといけないので、引き続き慌ただしい日々が続きそう。


がもうでうどんを食べる

昨日、講演会の運営会社の方に、がもうに連れて行って頂いた。
車で片道30分。
車がないと(更に、地元の方に連れて行って頂かないと)、絶対に行けない場所で、こういう機会を頂いたのは、大変ありがたい。
到着は11時半。
行列はまだ短い。

麺だけゆでてもらって、トッピングを選び、たれを入れ、薬味を入れ、というのはセルフ。
本で読んでいた通りだ。
僕は大(二玉)に、ちくわ天とコロッケを入れる。
冷たいたれをかけたが、これは温かい方が良かったようだ。

たれから漂う香りは、前日の(邪道と切り捨てられた)うどんとは全く違い、上品で食欲をそそる。
素晴らしい麺の腰。
不便な場所で、これだけ流行るのも良く分かる。

そのあと、有名なうどん屋を、一通り回って頂いた(食べずに前を通っただけ)。
ちくせいは、半熟玉子天が美味しい様で、次回是非行きたいが、毎週月、水、木定休では、なかなか難しそうだ。

街中は、うどん屋が圧倒的に多く、ラーメン、蕎麦は非常に少ない。
うどんが安いので、他の麺類が価格競争力がなく、生き残りが難しいそうだ。
確かに、と思わせる状況。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ