PE課税仮完成

中国のPE課税に関する本、執筆完了。
半分校正を終わらせて、今日の作業は終わり。

ブログを読んで頂いている数名の方から、早く書いてくださいと督促を受けているので、早く形にしたいもの。
まだ出版までに2~3ヶ月の作業が必要だけど、久々に楽しみな気分。

2002年に最初の本を出して以来、20冊以上本を出しているので、本を出すという事に対して不感症になってしまった感は否めない。
ただ、今回は、自社で出版し、日本・海外の書店で流通させるという初の試みなので、ハードルはそれなりにあるが、楽しさもある。

人間、新しい目標を設定し、それを越えていく事に、やりがいが生まれてくるものだ。

なすびで会食・サービスに和む

先週金曜日の事、疲れて人と会食する気がおきなかった。
どこで食べようかと、上海の寒さに震えながら歩き回り、30分程度歩き回った時点で、1年前によく利用していた福泰商務酒店(伊犂路)の1階にある「なすび」に行こうと思い立った。

あそこは、座席数が多い割に、客はそれほど多くないので落ち着いて食事ができるし、料理が家庭的で優しい味がする。
従業員のサービスもなかなかよい。
疲れた体にぴったりだろうと考えたものだ。
頼んだのは、ほうれん草の胡麻和え(最近、ほうれん草が大好きだ)、だし巻き卵、メンチカツとごはん。
思った通りの味で満足する。

酒は、ビール小瓶と日本酒の小瓶(300cc)。
ただ、日本酒が傷んでいたので、一口つけただけで、(代金は払いますと言って)返却したら、キャンセル扱いにしてくれた。
海外輸出用の日本酒は、正規ルートで輸入しても、変な味になっている事がままある。
香港、上海の高級店でも同様の事が何度かあったので、製造元か流通の責任である可能性が高い事を経験的に知っている。
その為、飲まないけど代金は払うと3回繰り返したのだが、マネージャーからお詫びをされて代金は請求されず、若干、申し訳ないと思うと同時に、サービス業は、こういうとっさの対応で評価されるものだなと思った。
こんな事があると、「また行かねばならん」と思うものだ。


逆の事もある。
1年くらい前に、紅古路のバーに連れて行ってもらった際、帰り際に、「ここの名刺ありますか」と問いかけたら、「そこにあります」と指差された。
確かに、店の人(一人しかいない)より僕の方が、一歩名刺に近い場所にいたので、物理的(効率的)には正しい行動だが、対人関係的には不適切で、そういう対応をされると、もうその店には行かない(実際に、その後行っていない)。
やはり、「はい!」と取りに行って、笑顔で名刺を差し出す事で、客に、「また来よう」という気持を起こさせる。

これは、飲食店だけでなく、会社内でも、商社でも、コンサルティング業の様な専門家でも当てはまる。
無駄だと思う事を一歩踏み出してやる事で、人の心を動かす事、人から頼られる事が少なからずあるものだ。

あまり損得勘定で動くのはどうかとは思うが、世の中、自分で思っているよりも、動かなくて損をする事は多いものだと思う。
それなら、あれこれ理屈をこねるより、まずは、動いてみた方がよい。

携帯電話代の節約

香港の携帯電話の請求がHK$ 5千だったので驚いた。
これだけならまだ良いが、日本携帯、中国本土携帯、ブラックベリー、その他の契約があるので、全部合わせれば10万円以上ではないか。

僕は移動が多いので、ローミングチャージがかなりかかる。
中国携帯がインターネット対応でいないので、本土滞在中に香港携帯でインターネットアクセスし、随分費用がかかっている。
更に、KDDIの安い通話を契約しているのに、掛け方がちょっと煩雑だといっては、全く使わず通常価格の番号でかけている。

業務に支障がなければ、若干の不便さは我慢すべきだと反省した。
たとえば中国本土にいる時、香港携帯にかかってきたクライアントの方に、中国携帯にかけ直してくれ、というのは、ちょっと言えないけれども、「外地の場合、急用を除いて、固定インターネット接続ができる場所に行くまでアクセスしない」、「若干の不便さを我慢して、安い方法で電話する」という事をしただけで、半額にはなるであろう。

便利さを享受すると、ちょっとした不便も厭うようになり、それが、つもりつもって、こんな無駄になっている。
学生時代は、携帯電話自体がなくて、公衆電話を探していたのに。
利便性は新たな消費を生むものだ、と改めて実感。
ビジネス開拓の基本の考え方ではあるのだが、まんまと自分がはまってしまった。


久々のシャロンのカツカレー

浦東⇒成田の東方航空便で日本に移動。
久々にシャロンで食事をする。

なにやら、暫く行かないうちに、カツカレーがカツカレー丼になっており、味が若干変わっていた。
前の味を忘れてしまったので、どちらがどうとは言えないのだが、白いご飯部分を残した前のカレー皿の方が、僕としてはうれしい。
普通のご飯の味とカレーと一緒の部分の両方を楽しみたいため。

まあ、味にこだわるべき場所でないのは分っているが(上海の空港でカツカレーが食べられるという状況に喜ぶ場所)・・・
何事も変化するものだと、ささいな事に感じ入ってしまった。

ものは考えよう

台湾で語学研修をしている時、福利厚生にいつも不満を漏らしている同僚がいた。
「あの会社は、副教材費が出る(語学研修にある程度関係のある書籍購入代金の補助)のにうちは出ない」とか、「彼は出張形式で来ているので、出張手当が出るから自分より得だ(常識的にはあり得ない)」とか、他人と比較をして不満を漏らしていた。
彼の不満を聞きながら、僕は(というか、普通はそう考えると思うのだが)、「入社2~3年目の若造が、仕事もしないで手当付の給与、住居費、学費を出してもらっているのに、この人は何でいつも不満を漏らしているのだろう」と不思議だった。
実際、20代の2年間の研修で、4百万円も貯金ができた訳だから、不満を言うレベルの待遇でなかったのは確かだ。
世の中、こんな事例は意外に多く、十分良い待遇なのに、他社に比べて条件が悪いとか、隣の部より交際費枠が少ないとか、周りと比べて不満を訴える人間が、意外に多いものだ。

ただ、ものは考えようだ。
同じ事象でも、ネガティブな方を見るか、ポジティブな方を見るかで、気持は全く違ってくる。
絶対的に条件が悪いのであれば話は別だが、ある程度満足できる環境であれば、前向きにとらえて、更に、良い状況を生むように努力していった方が、精神衛生上良いし、良い結果が生まれるであろう。

大企業を離れて起業した今は、自分の食い扶持は自分で稼ぐ。
努力して結果を出せれば経費にもゆとりが出るし、苦しければ支出を減らす。
良い家に住みたければ、頑張って稼げばよい。
行動基準がしっかりしているので、(強制されているという)ストレスがなく、大変清々しい。
ものは考えよう。
それなら前向きにとらえたい。

業務がいい感じでこなせている

上海に数日滞在している内に、日中の寒さは和らいできた気が。
寒さに弱い僕としてはありがたい。

ここ数日間、業務に没頭していたので、ブログを書く気にならなかった
(というか、書く話題が思いつかなかった)。
業務をこなして、ほぼキャッチアップできたので、心の余裕が出てきた感じ。
24日の講演会のレジュメを週末作成すれば、完全キャッチアップだ。

明日は日本に移動して、講演会を2本(名古屋と東京)。
名古屋の講演会は、何年振りだろう。
八丁味噌の料理を食べるのが楽しみだ。

ここしばらく、アクティブに動き回っているので、新規ビジネスも調子よく入っている。
良い基調だ。

今年は順調

持ち帰った天むす

上海に移動。
1年前の2月14日は、日本から香港へ移動するに当たり、火山噴火と降雪が重なり、明け方まで空港にしばりつけられ、翌日やっと帰任できたという、散々ではあったが、印象に残る日であった。

今年は、香港から上海に移動。
東方航空便だが、ディレイのない順調な移動。
上海は、吐く息が白くなる程度は寒いものの、ジャンパー無しでも我慢できない事はない。
20度近い香港との温度差は感じるが、一時期ほどの辛さではない。

上海到着し、夜8時まで仕事をして食事。
昼に食べ過ぎたので(香港空港の翡翠酒店で、本能の赴くままに担担麺と高菜海老チャーハンを食べてしまう)、夜は食欲なし。
主食として頼んだ天むすには手を付けられず。
持ち帰って、明日の昼食とする事に決定。

よく行く店であるが、厨房付近をねずみが走っているのを目撃して、少々ショックであった。

出版事業の開始

中国のPEに関する本は、全体で7部構成(及び資料)であるが、第6部まで書き上げた。
第7部は日中租税条約と香港と中国本土の租税協定の、PE関連該当条項の違いの解説で、比較的短いので、その気になれば1日で書ける。
という事で、完成が見えてきた。
第1部 中国におけるPE課税
第2部 PE認定の影響とみなし課税方式適用
第3部 出張者(技術指導・経営指導)の派遣とPE認定の関係
第4部 機器販売+据付役務方式に関するPE認定と課税範囲
第5部 出向者の派遣によるPE認定
第6部 非居住者在庫オペレーションとPE認定の可能性
第7部 香港と中国本土の租税協定の注意点

とは言え、これから校正があり、資料準備があり、デザイン、製本作業がある。
更に、今回は、子会社のチェイスチャイナ最初の出版事業となるため、出版コード取得、流通経路の確定、その他の作業が待っているので、5~6月の出版になるのではないかと思う。
ただ、今まで一緒に仕事をしてきた会社(出版社、その他の提携先)の協力が得られそうなので、日本の書店、インターネット販売、香港・上海の書店に並べる事ができそうだ。

講演、出版、連載、TV等の活動を始めて11年。
色々な会社、機構が盛り立ててくれたので、順調に活動が続けられており、これは、今後も変わりなく継続していきたいと思っている。
ただ、その一方で、他社に頼まないと、講演、出版、情報配信ができない事に、フラストレーションがたまる事があり、自分の情報発信ツールがほしかった。
それが、情報配信会社であるチェイスを作った理由であり、その活動を、定期的な講演会主催、出版事業開拓と広げてきた。
10年間、ずっと思い続けたことが、徐々に形になっているのは嬉しい。
出版事業の開始は、僕の本からであるが、今後、チェイスの執筆陣の本を出していきたい。

チェイスが出す予定の本は、売れ筋の本ではない。
たとえ1,000冊しか売れなくても、求める人がいる本、地に足がついた本である。
出版事業に関しては、地道な活動を続けて、存在感を出していきたい。
まだ、最初の本も出ていないので、能書きはこの程度にして、作品の早期実現に努めよう。

広州市で挨拶まわり

3日前(2月9日)の事、広州で、広東省投資促進局、広東省対外経済貿易合作庁、広州市国際投資促進中心を訪問。
特段の用事がある訳ではないのだけれど、年数回の挨拶という感じ。

広州総経理の麦さんが、絶えず交流してくれている事もあり、久々に僕が訪問しても、「久しぶり」、とか、「初対面だけど、名前はよく知っているよ」と言ってもらえるのはありがたい。
何事も積み重ねだ。


昼食は、水野広州のスタッフと川国演義で四川料理。
僕が四川料理が好きだと聞きつけてアレンジしてくれた店。

写真を撮るのを忘れてしまったけれど、全体的においしい料理であった。
前日のラーメン餃子の失敗を回復して余りある感じ。

面談が終わると、夜7時香港着の電車で移動。
夜の宴席に参加。
盛りだくさんの1日であった。

寿司屋では寿司を食べるべきだ

一昨日の事、香港での仕事が終わると、夕方便で広州に移動。
市長大廈に宿泊。
久々に宿泊したら、スィートにランクアップしてくれたので喜ぶ。

疲れてぐったりしており、遠くに出かける気力がないので、ホテル付近の日本料理屋に行く。
寿司、焼き魚などが美味しい店で、何度か行ったことがあるのだが、ラーメン餃子が食べたくなり、味噌ラーメンと焼き餃子を頼む。

出てきたものは見事に外れだ。
寿司屋では寿司を食べるべきだった。
サービスもよいし、悪くはない店の筈であるが、僕の選択ミスだ。
ラーメン、焼き餃子、軟骨串焼き2本、牛タン2本、ヱビスビール1本、ウメサワ―1杯で270元程度。

後悔・・・

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ