雪の中鬼太郎の会(改めスナフキンの会)を開く
第3回鬼太郎の会を行った。
今回の宿泊は、上海虹橋美爵酒店(仙霞路)。
会場の黒三娘は歩いて15分なので、雪が降る寒い中を会場まで歩く。
NNAの三井さんが一番乗りして、4人分の席を確保してくれていた。
店は満員。
相変わらずサービスらしいサービスがないのが、ある意味この店の素朴な良さだ。
料理は、ピータン、蒜泥白肉、麻婆茄子をまず頼み、ビールを6本飲む。
それから、五糧液。
一本1200元くらいするので、店の人が、「本当に頼むのか」と何度も念を押す。
酔わない様に、麻婆豆腐とジャガイ炒めと白菜炒めを頼み、白米と揚州炒飯も頼む。
麻婆豆腐を大辛と頼んだのに、たいして辛くないのでがっかりだ。
日本人と見て、辛さを加減されたか。
全く問題ないので、店の方も、もう少し気合を入れてほしいものだ。
結果、白酒は2本飲んだのだが、2002年に福州で白酒に泥酔した悪い記憶があるので、いまいち白酒は進まない。
用心して飲んでしまう。
と、女性の酒豪の林さんが僕を見て、「勝ちましたね」と切り捨てる様な発言をする。
う~ん、負けてもいいか。
年齢が違うし。
そんな感じで四川料理を食べ、4人中3人が浦東在住なので、浦東に移動してカラオケボックス。
飲んで騒いだ一夜であった。
尚、鬼太郎の会は、やはり会の名前がおどろおどろしくて、参加希望者が減るという理由で、スナフキンの会に名称変更となった。
さて、次は誰が新メンバーになるのであろうか。
上海は雪
本も連続出版すると・・・
一昨日届いた用語集
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一昨日、中国ビジネス・会計税務用語集が届いた。
日本では今月販売開始。
香港では、2月下旬販売開始となる予定。
2004年に最初のものを出した時には、(何分初めての企画で)用語の選定、サンプルの収集などに苦労し、ボリューム(語彙・添付資料の種類)的に不満が残る感があったが、今回は、はるかに充実。
語彙も大増量したし、ピンインも完備。
共同執筆者の斉藤さんが、資料関係は全てやってくれたので、会計報告書、各種税務報告書等の日中対訳対応も含めて、充実したものができあがった。
また、週末は、明日香出版から2月9日出版予定の、「知りたくなくても知っておかなきゃならない 中国人のルール(1,575円:税込)」の最終稿の確認を終わらせた。
これも、初企画という感じの本なので売れてほしい。
そんな感じで、Eラーニングを含めて、2010年11月~2011年2月まで、4ヶ月連続出版の作業が終了した。
大変だった。
特に、年末はしんどくて、疲労のあまり酒を飲むと、すぐに居眠りする状況であった。
ただ、4ヶ月連続出版というのは、執筆者としての自己満足的な達成感にはなるのだが、毎月出るので、本のプロモーションもしにくいし、読者の方も、「また何か本の案内が来たぞ」という感じになってしまう。
連続になってしまったのは偶然であるのだが、もう、数ヶ月連続という出版はしないであろう。
もう少し間をあけて、じっくり売っていくべきだな、と思う。
また、そんな感じでプロモーションができないままになっていますがNNAから発売の、変わる!加工貿易新マニュアルも昨年末に完成し、販売開始しています。
来料独資転換で50ページ。
その他、転廠に関わる増値税等、10年間の研究の集大成と言う感じで書き下ろしていますので、是非。
よろしくお願いします。
今年の社員旅行は日本に決定
まだ、完全に決算は締まっていないのだけれど、純利益(連結の税引後利益)は、昨年度の2倍まではいかないと思うけど、1.6倍くらいはいくかな、という感じ。
昨年に引き続き、香港・上海・広州の全店黒字も達成したし、チェイスチャイナも化けるきっかけを作った(と思う)。
と言う訳で、めでたく今年も社員旅行にいけそうだ。
候補地域として、
プーケット
香港・マカオ
北京
海南島
日本
を前提として社員にアンケートをとったら、満場一致で日本に決定。
あまりの即決で、あっけなかった。
という事で、今年は福岡に行く事になりそうだ。
いまから、屋台で飲み、ヒルトンシーホークホテルに泊まるのが楽しみだ。
しかし、中国人の新人たちも含めて、全員、日本に行きたい、と言ってくれるのは、日本人としては嬉しい限り。
日本語を話す(=日本に興味がある)社員だという事もあるのであろうが、日本が、行ってみたい、見てみたいという、魅力ある場所である事が嬉しいし、その魅力を、維持していって欲しいなと思う。
上海鬼太郎の会
今月第三回と言う事で、なにやら月一回開いている。
今週の鬼太郎会は、NNAの三井さんも参加。
四川料理に白酒という、危険な雰囲気漂う企画になった。
参加人数は、第一回(二人)、第二回(三人)、第三回(四人)と徐々に増えている。
さて、どこまで増えるか。
参加資格は、標準より酒が強い人。
この一点。
補足条件としては、飲んでも怒ったり絡んだり乱れたりせず、また、小難しい話をしない事。
徐々に、輪を広げていこう。
しかし、三井さんに誘いをかけたら、(誘いのE-mailに、死して屍拾うもの無しとか書いていた事もあるが)おどろおどろしい会ですね、と警戒していた。
酒豪の新潟県人で、深夜に僕をバーに呼び出してトンズラする(2007年の出来事)、というパフォーマンスを見せる三井さんを警戒させるとは。
ちょっと、会の名前もいけないのかな。
スナフキンの会にしておけばよかった。
と言う事で、会の様子は数日後にアップします。
P/Eって、何が怖いのか?
メディアの方からもそんな質問をされた。
これは、全くの誤解で、却って、P/E議論が中国で交わされる時代が来るようになるとは、5年前までは僕自身思いもよらなかった。
P/E(Permanent Establishment)というのは、事業所得の課税権の判定に関する、国際課税の基本的な概念であるし、すこし前までは、米国、アジア(中国以外)でセンシティブなトピックスだった。
僕の最初の本(2001年執筆)では、P/Eだけで一項目を設けているが、それは、1990~1997年の、米国税務担当時の経験が大きい。
そして、そこには、「P/E認定も移転価格も過少資本も、非居住者に対する課税(海外への所得移転の規制)の考え方で、極論すればやり方の違いに過ぎない。そうであれば、判定が抽象的になりやすく、水掛け論に終わりがちなP/E認定よりも、中国は移転価格で攻めてくるのではないか。実際の取引をベースとして、利益率を調整する事で、多額の更正ができる訳だから」という趣旨の意見を書いた記憶がある。
それが、10年経過して、P/E認定も移転価格も過少資本も全部やりだしたのには驚いた。
やはり、中国は、会計・税務に関して言えば、完全に米国を追い掛けている。
僕は、P/Eの担当を長年続けたのであるが、大企業では、P/Eと言えば物事(案件)が止まる。
P/E認定されてどの様な問題(影響)が生じるか、という検討をする前に、P/E認定リスクを提起する人がいると、「ならやめよう」と条件反射してしまう傾向が強い。
僕は昔(P/E担当だった頃)、「社内をP/Eという幽霊が歩いている様だ」とよく言ったが、まさに、そんな感じがする。
ただ、考えてみれば、支店だってP/Eだ。
というか、支店は、一番分かりやすいP/Eであり、この様な機構を通じて海外ビジネスを行っている会社は多かろう。
ただ、P/Eに極端な拒否反応を示す人でも、支店の開設に抵抗感を持たないのは、考えてみれば不思議だ。
見なしP/E認定(継続的なプロジェクト提供、代理人P/E、その他)を企業が嫌うのは、
① その国に拠点も無いのに、(非居住者ながら)税務登記・申告を行う事に対する潜在的な拒否反応。
② みなし認定という、変化球(?)で攻めてきた税務局の、次の一手に対する恐怖。
③ 中国の場合は、個人所得税に対する派生(国税発[1994]148号の見なし規定により、見なしP/E認定を受けた場合は、関連出張者が183日ルールを使えなくなる)。
というものであろう。
そして、リスクの拡大。
「P/Eは所得を吸引する」という概念がある。
たとえ帰属主義(P/Eに帰属する所得のみを当該国での課税所得にするという考え方で、総合主義に対比される)を採用している場合でも、帰属していない事の証明は難しく、P/E認定されると、課税対象の範囲が限りなく拡大する危険性がある、という内容だ。
この様に、課税リスクが、どこまで大きくなるかが予測できない、というのが、P/E認定の一番の恐怖であり、分かりやすく言えば、「P/E認定というのは、それから何が起こるかよくわからないから怖い」という事だ。
この意味では、まさに幽霊の様なものだ。
ただ、所得吸引の理論はさておいて、現実問題として、P/E認定された途端、その国との取引(事業所得)が、全て課税されるというのは、常識としては考えにくい。
繰り返しになるが、支店や請負工事事務所はP/Eだし、駐在員事務所でも、中国において経費課税の対象になっているという事は、すなわちP/E認定されているという事だ。
この様な既存のP/Eがある場合は、その状況・税務局の対応が、判断の参考となる。
そして、租税条約で帰属主義が謳われているのであれば、判断根拠は、やはり帰属主義に基づいて行うのが筋であろうし、租税条約を判断根拠とすべきであろう。
中国で、これだけP/E議論が生じるとは思わなかったが、この様な状況になった以上は、実務と理論に基づいた、冷静な実務判断が必要となろう。
正義感は必ずしも正義ではない
自分が思う正義のピントがずれていたら、正義感に基づいて突っ走る人は、単なるはた迷惑な人間だ。
社会で生きるためには、人間、まず我慢が必要だ。
それは、社会に出ると、中学校・高校の時に解いた学校の問題とは違い、正解は一つではないからだ。
場合によっては、人の数だけ正解、というか、正義があり、自分の正義は必ずしも人の正義ではない。
「私は正しい事をやっている」という発言は、聞こえはよいが、他人にとっての「正」を、踏みつぶしている場合もある。
僕自身、自分をだまさず、人を騙さず生きているつもりだが、5年前、10年前 etc.を振り返ると、その時の自分の言動に腹が立つ事がある。
今でも、暫く前にした自分の言動の幾つかを、毎日反省したりしている。
だから、ちょっと前の自分は嫌いだし、あと暫く経ったら、今の自分を嫌いになるのだろうか。
よく言えば成長。
別の言い方をすれば、人間反省の連続だ。
ただ、そんな中でも、日々、何が正しいのか(自分にとっても、人にとっても正しいか)を、判断する必要がでてくる。
僕にとって、その基準があるとしたら、それは、その判断をした時に、自分は、胸を張っていられるか、という事だと思う。
ずるをしたら、人をだましたら、胸を張って生きていけなくなる。
だから、判断に困った時、「その行動をした時に、胸が張っていられるか」を考える。
そして、その結果(判断の正しさ)は、人が判断するものであり、若しかしたら、暫くあとの自分自身が気付くものであろう。
日本の卵が買えない
鳥インフルの関係の様で、日本の卵が売っていない。
数週間前にCity Superに行ったら日本の卵が無い。
その時は、まだ買い置きがあったし、他の買い物もたくさんあったので、「見落としかもしれないが、時間が無いから今度買おう」と思って引き揚げた。
一週間前にJuscoに行ったら、やはり日本の卵がない。
これはさすがにおかしいと思い、聞いてみたら、日本の鳥インフルの関係で、香港では日本卵は輸入禁止という事だ。
そこに有ったのは、香港卵、タイの卵、韓国の卵だったので、う~んと考えて、生卵を食す文化がある韓国卵を購入した。
ただ、使ってみると、思った以上に日本の卵と味が違う。
日本そばに落すには(月見そばにするには)ちょっと違うなあ、という味だった。
20年前に、福州の路上で卵を買って、中国人の同僚に、「生で食べるのはやめなさい!」と何度も言われても(たまごご飯などで)生卵を食べ続けた僕も、年齢と共に、随分常識人になったようだ。
味も気にするし、衛生も気にする(生食文化がないところの卵はやはり食べにくい)。
そんな訳で、麺に卵を入れるのは、暫定的に我慢。
卵好きの僕にとっては辛い。
輸入解禁になる日を、一日千秋の思いで待ちわびる僕である。
寒くて目が覚めた
香港に着いた時は、「広州・東莞と比べて暖かいなあ」という気がしたのだが、今朝は寒さで目が覚めた。
香港では通常の事であるが、家に暖房機能がないのと、サービスアパートメントに備え付けの布団が薄いのが原因だ。
セーターを2枚着て、靴下も履いて寝たのであるが、朝は寒くて耐えられず、内から温めようと、お茶を飲んでラーメンを食べた。
それでも耐えられず、ダウンジャケットを来て、再度、毛布に包まりふるえながら寝た。
気温は10度程度の様で、日本の感覚であれば、さほど特筆するレベルではないのだが、暖房設備の無さが身にこたえる。
また、香港では気温が10度を切ると凍死者が出るという。
暑い場所での一ケタ台の気温は、そのくらいのインパクトがある。
とおあれ、今日は、寒さのあまり活動したくない気分だ・・・