先生というのは・・・

先生(中国語の先生ではなく、日本語の先生の意味)と呼ばれる事があり、何やら起業独立してからその傾向が強くなってきた気がする。
が、僕は先生と呼ばれるのは好きではない。
相手の方との距離を感じてしまうし。
あと、年上の方から先生と呼ばれるのは、居心地が悪い事この上ない。
心の中で、「やめてくれ~」とか叫んだりする。

そんな訳で、親しい方には、「先生はやめましょうよぉ」とかいうのである。
ただ、以前、某機構にいたT田さんと酒を飲んでいる時、「水野さん。そうは言っても、中には先生と呼ばないと機嫌が悪くなる人もいるし、水野さんみたいに先生と呼ばれると嫌がる人もいるし、一人一人覚えてるのは面倒くさいんですよ。皆な、先生と読んどいた方がはるかに楽なんです」と言われた事がある。

そう言われると、その通りなので、仕方がないなぁという感じで、敢えて反対しない事にしたのではあるが。

そんな事を思っていたら、お客様との面談時に、「某会社と面談したら、顧客を差し置いて自分たちの事を先生と呼び合ってるんですよ。それだけで、その会社に頼むのはやめましたね」という話をしていた。

そりゃそんな感じかな。
学校の先生の様に、先生が職業名称になってる場合はいいのだが・・・


酒との付き合い方を考える

前回、日本に帰国した際に、最終日に頭痛がしたら、親に半強制的に近くのクリニックに行かされ、簡易健康診断と相成った。
特に問題はないが、肝機能が悪いという事だ。

まあ、肝機能(γ-gtp)は前から高かったのであるが、何分商社はつわものが多く、周りには「γ-gdpなんてのは、200台になったらちょっと考えればいいんで、100台なんて健康体だ」という先輩ばかり。

そんな訳で、一向に省みていなかった訳であるが、親に首根っこをつかまれてしまっては、無視する訳にもいかない。
という訳で、「宴席の無い日は酒を飲まない」という事にした。

とすると、週末は飲まない訳だし、週に3回宴席があっても、一週間に4日の休肝日だ。
これは画期的。

という事で、土曜日からこれを開始。
今日で3日目の酒抜き。


最近、一人の時はさして酒を欲しないので、別段なんの問題もない。

2007~2008年は、ストレスの塊になっていたので、電気を消して(部屋を暗くすると)眠れないし、部屋のドアを閉めて眠れない。
酒抜きだと当然眠れないという状況だった。

今では、まったく問題なく、ぐうぐう寝れるので、意外とよい感じだ。

無駄な酒は飲まずに、宴席で楽しく飲む。
こんな感じで行くとするか。

紅とんぼでレトロに食事をする

ゴーヤチャンプルとハムエッグ

バックデートで更新中
やっと追いついてきました!

昨日剣道四段の加藤君が上海出張に来た。
彼は、僕が丸紅香港でコンサルティングを始めた時(2001年)、僕の仕事を手伝ってくれた。
剣道四段の腕前を利用して、香港の剣道仲間を沢山勧誘して顧客にしてくれたので有難かった。
芸は身を助けると感心したものだ。
今では本社のチーム長。
時の流れを感じるな。
因みに、以前、剣道三段と書いたら、「僕は四段です」と修正が入った。
合気道二段の僕の二倍だ。
棒を持たせたらとてもかなわない。

そんな訳で、一緒に会食。
僕の会社の近くまで出てきてもらい、レトロ居酒屋紅とんぼで酒を飲む。
ここは、ハムエッグとか、ハムカツとか、ロールキャベツとか、洋食屋的なメニューがあって大変うれしい。
ゴーヤチャンプルも、ランチョンミートが入っている所がそれとなく良い。

そんな訳で、ゴーヤチャンプルを食べ、焼き鳥とハムエッグを食べ、もろもろ食べて天狗舞を飲む。

加藤君とハマチの刺身(一切れ食べてしまったので、本当はもう一切れ多い

加藤君はハマチの刺身。
残念ながら、僕はハマチの刺身は嫌いで、一切れも食べられず。

店がレトロチックで暗めなので、フラッシュをたいて撮ろうと思うのだが、もう2年使っているカメラの使い勝手がわからず、全然つかない。
明るさがまちまちの写真が出来上がってしまった。
お店の方、ごめんなさい。

因みに、お店の方から、「お仕事は何ですか?」と聞かれたので、「サービス業です」と答える。
僕は、この質問をされると、必ずこう答えているが、大体、「飲食店」、「バー」、「トラックの運転手」と思われる様だ。

料理作れないし、運転も下手なんだけど・・・
僕の見た目は、そんな感じなのかな。

天狗舞

因みに日本酒は天狗舞。

鮮度の良い美味しい酒だった。

久々の工業団地の視察で華南シフトを思い出す

上海の市街地から車で20分の工業団地

取材を受けたり、講演会で質疑応答をしたりすると、必ず聞かれるのが、「撤退の相談は多いですか」というものだ。

昨年、9月の起業早々の頃は、撤退、休眠、自宅待機、営業縮小等の相談が8割を占めていたが、現段階では前向きな相談の方がはるかに多い。
撤退関係は、感覚的には2割くらいかな、という感じ。

前向きなご相談というのは、オペレーションを見直して(特に保税品関係)経営コストを下げるという様な内容を含んでのものであるが。
やはり、企業の生き残り努力。
あとは、中国頼みの世界経済状況を踏まえ、一層、中国での活動に本腰を入れようという動きだろう。

とは言え、全くの新規の中国進出のご相談は、ここ数カ月なかったが(中国で活動を行っている企業の規模拡大、経営範囲の変更、組織変更等が多かった)、久々に、生産型企業の新規の進出を請負った。
撤退やトラブル解決の方が、収入にはなるのだが(その分、手間もたくさんかかる)、やはり、進出関係の方が、夢にあふれている分、対応していても楽しい。
また、新規の進出が増えてくるといいのだが。

そんな状況の中、久々に工業団地の視察をした。
上海致永城市工業園
虹橋から車で20分ちょっと。
一号線莘庄駅から車で10分。五号線銀都路駅から車で5分と立地は大変良い。

昔コンシェルジュで連載していた、華南シフトを思い出す。
工業団地の詳細は、改めて紹介します!

出勤時に車にひかれる

出勤時にタクシーにのった。
会社の近くまでついて、料金を払って、一旦降りて鞄を取り出そうとしていたら(ドアは開いたまま)、車が動き出し、左足に乗っかる。

うぁー!と声を上げると、運転手が驚きブレーキをかけたので、タイヤが足に乗っかったままだ。

叫ぶ僕。
うろたえる運転手。

「早く車動かせ!バックバック!!」と叫んで、やっと車が動き足の上から離れた。
後部座席に倒れこんで、またもや「うぁー」と叫ぶ僕。

実は、痛さよりは、車にひかれたというショックの方が大きい。
再びうろたえ、手袋を脱いで、必死に僕の足をさする運転手のおじさん。

あまりうれしくない。

暫く、痛いー、とうめいていたが、どうやら骨には異常がなさそうだ(大丈夫そうだ)。
実際には、そこまでは痛くなかったのだが、まあ、腹いせだ。
取り合えず、「歩けないから(大げさ)、会社の門まで付くてくれ」といい、門の前まで行ってもらい騒ぎは終わり。

しかし、昔、鍛えられた腹筋の持ち主が、腹を車でひかせる、というショーがあり、それはどんなもんだろうと思っていたが、その気持ちがよく分かった。

ともあれ、自動車に乗っかられても、足は大丈夫、というのが分かったのは一つの経験だ。
もうしなくていい経験だけど。

7月は講演会4個(無料講演会もあります!)

7月は講演会4個。
その内、公開セミナーが3個。
これをこなせば、ちょっと一息つけると思うので頑張ろう!

という事で、公開セミナーの告知です。

1.7月17日(金)
先週、急転直下で講演が決まりました。
告知が短い(3週間弱)ので少々集客が不安ですが、無料セミナーですので是非。

主催:
日本貿易振興機構(ジェトロ)広州事務所

内容:
第一部:企業再編及び清算に関する問題について(トーマツ板谷税務ディレクター)
第二部:加工貿易企業の国内販売の展開について(水野真澄)

場所:
シャングリ・ラホテル(深圳)
深圳市建設路1002号電車駅東側

申し込み:
日本貿易振興機構(ジェトロ)広州事務所 担当:天野(内線140)、芳井(130)、董(155)
電話:020-8752-0060 FAX:020-8752-0077
E-Mail:PCG@jetro.go.jp

ウェブでの申し込みはこちら


2.7月25日(土)
これは以前ご案内した、天水倶楽部講演会です。
海外で起業するコツ、ネットワーク・ビジネスを作るポイント、本の出し方、その他、事業展開オンポイントというか、僕の経験談を語ります。
質問はその場で受けますので、無料コンサルティングも。

7月25日(土) 17時半~
参加資格無し(誰でもOK)。
会費は、講演のみは150元。講演+懇親会セットで300元。

申し込みはこちら

3.7月31日(金)
上海にて、無料セミナーを開催します。
企業再編、組織統合に付いて解説する予定。

詳細は、追って告知します。


起業する人へのアドバイスがまだできる身分でもないけれど・

昨日の会食の様子を、木津さんがブログにしていた。

僕にしても、起業まだ1年も経過していない訳だから、まだまだ成長過程。
人に偉そうにアドヴァイス出来るような事はないのだけれど、何事も1日早ければ、1日分のノウハウはある訳なので、そんな意味で、幾つか経験談を話した。

僕が起業したのが、昨年9月1日。
10ヶ月で、香港、上海、広州に会社を作って、今年の1~5月決算は黒字。
更に、日本に合弁会社を作って、7月に営業開始を予定している。

短期間で会社を作り仕組みを作る為には、過去のノウハウ、人的リレーションは総動員した訳で、確かに、順調な立ち上げだったと自分でも思う。
ただ、見方を変えれば、時間さえかければ、会社なんてのは誰にでも作れる訳なので、これ自身は、だからどうした、という程度のもの。
さして誇る事ではない。


自分がちょっと誇りに思っているのは、昨年4ヶ月間で見せた馬力。
業務提携企業(NAC, EH, NERA,NNA等)に多大な支援を頂いたので、起業早々ビジネスが取れたのだけど、僕が部下を迎え入れたのは、今年1月になってから。
昨年4ヶ月は、僕一人の立ち上げだった。

その4ヶ月間は、コンサルティングや顧客訪問は当たり前の事ながら、契約書・請求書の発行、封筒のあて名書き、郵便局での投函まで、全部僕がやった。
夏の華南で、汗だくになって、電車・バスを乗り継いで顧客回りを続けた。

45才。
大企業でも年齢的には部長席クラス。
人によっては、アシスタントもなしで働く事に抵抗を持つだろう。

でも、封筒の宛名を書いたり、郵便局で並んだりする事になんら疑問も感じなかったし、恥ずかしいとは思わなかった。
軌道に乗せるまでは、やるべき事は全部やったつもり。
その馬力は、ちょっと自慢。

まあ、アドバイスになるかどうかわからないけど、なりふり構わず、やれる事は全部やろう!って感じだろうか。
自分に言える事は。

深圳・東莞日帰り出張をしながら日本出張を振り返る

昨夜の香港到着は23時。
自宅に付くと0時。
その翌日の深圳・東莞日帰り出張は結構疲れる。

ともあれ、道中、日本での事を色々思い出す。

久しぶりに会う方々から、
雰囲気が変わった。柔らかくなった。目の厳しさが無くなった。
等など言われた。
自分でもそう思う。

大企業の中で、自分で始めた仕事(コンサルティング)をしている時は、ともあれ、自己主張・自己PRをしないといけない(継続させてもらえなくなる)ので、片意地張っていた。
必要以上に自分を大きく見せようと思っていたかもしれない。
そんな部分が、すっととれて、今ではすごく楽になった。
かなり自然体になったと思う。

あと、昔は、コンサルティングができるのは、大企業のバックがある部分と自分の力と、どの程度の割合なのだか分らなかった。
その分、疑心暗鬼になっていた部分もあるかもしれないけど、今では、そのものなので、よくわかる。
その分、クライアントの方にも、提携関係の方にも、素直に感謝できる。
人の心は面白い。
こうなってよくわかる事があるものだ。


あと、この10日間、日本で一緒に仕事をした方々は、皆な僕がコンサルティングを始めた頃から親しくさせて頂いている。
色々環境が変わっても、こうして楽しく、安心感を持って仕事ができるのは、本当にありがたい事だと思う。

そんな意味で、ついつい酒も飲みすぎてしまったし、スケジュールもきつかったけど、ほのぼのした気分でもあった。

起業一周年まで、あと2ヶ月。
良い風に押されながら、もう少し全力疾走しよう。

一周年には、ちょっと休息をしようかな。

実家の近所を歩き、子供の純真さに触れる

18時半発の便で香港に。
午後2時半から東京駅で打合せなので、実家は12時半に出ればよい。

なんだかんだで、面談、宴席とハードなスケジュールだったので、最終日はのんびりしようと思い、近所を2時間ほど散歩する。
Tシャツに、FCバルセロナ(バルサ)の短パンをはいて、ジョギングしたり、歩いたりしていたら、小学校低学年数人とすれ違う。

小学生が、「あの人バルサの選手かなぁ」とか言っているので、おかしくなる。
子供は純真でいいなぁ。
短パン、どこでも買えるってしらないんだなぁ。
とほのぼのした気分。
自分もこんな時期があったかと思うと懐かしい。

そんな感じで、東京駅で、広東省の進出案件のご相談を1時間半。
その後、成田エクスプレスで成田まで。

忙しかったが、それなりに充実した出張だった。
久々の日本。
堪能しました!

明日は、東莞日帰り出張だ。

NNAの講演会でのど飴をなめ忘れた事を悔やむ

またもやイメージ写真 これは3年前のNNAさん主催講演会の懇親会だ!

午前中に2件打合せをすると、NNA主催の講演会。
中国ビジネスガイドブック出版記念講演会。

最初は、6月前半の出張予定だったので、不参加の予定だったが、諸般の事情からちょっとスケジュールがずれたので、参加できる様になった。

チャイナワーク孫さん、遠藤さん、マイツ工藤さん、筧さん、そして僕の共同なので、僕の持ち時間は50分。
短いから、すらすらっといこうと考えていたが、声が出ない。
これは風邪ではなく、明らかに、17日の大阪で、〆のビッグエコーに行った時の後遺症だ。
全員40代なので、1980年代メドレーマイク廻しを何回もやって(選曲したのは僕ではない)、あの娘とスキャンダルとジュリアにハートブレークを歌ったのがいけなかった。
その2曲は、微妙にキーが高く、下げずに歌うとのどを直撃する。
メドレーなので、キーが下げられなかった。

講演をはじめて、そんな光景が走馬灯の様に頭をよぎる。
無事に乗り切ったが、声が荒れており、ちょっと反省の残る講演だった。
原因が原因だけに申し訳ない。

せめてもという事で、近くのコンビニでのど飴を買い、Q&Aに備える。
のど飴をなめたら、嘘のようにのどの状態が良くなる。
早くなめたらよかったよぉ。と後悔する事仕切り。

ただ、まずまず順調に講演会も終了。
起業以来、初めて共同講演者各位にご挨拶もできて、その意味でも満足であった。

因みに、またもや写真を撮れなかったので、2年前のNNAさん主催講演の懇親会の状況(これまたイメージ写真)。
NNA様、すいませんが、講演会の写真をご提供ください・・・

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ