強く念じれば運命も変わるのかな

大学3年生の初めての海外旅行で、香港に3日ほど滞在した。
当時(1985年)不便だった中国本土での、長期滞在の後で到着した事も一因だが、すっかり香港が気に入って、「いつかここで働きたい」と思ったものだ。
入社試験(面接)の時も、「香港は夢がつかめる場所です」と、何度も言った気がする。

あと、29歳11カ月の時、横浜のベイブリッジからみなとみらいを眺めて、「知識を磨いて、売れるノウハウを身につける。そして何時か独立する」と言った。

それから月日が経ち、一応、香港で起業した訳なので、20代で言った事は、図らずしも実現した訳だ。
まあ、付随して、香港のオフィスは中国銀行ビルにとか、日本のオフィスはランドマークにとか(形容詞的な事)も言ったけど、これはあと数年かけて実現しよう。

30代以降に言った事もあるのだけれど、全力で仕事ができるうちに、言葉に出した事、胸に誓った事をどの程度実現させていけるか、というのは重要な事だ。

20代の頃の僕の発言も、根拠があった訳ではなく、憧れや若気のいたりという感じだった。
30代半ばの頃は、独立・知識を金にするというのを完全に諦めて、「やっぱだめだぁ」と、何度もため息ついていたものだ。
ただ、念じる力が強ければ、そういう風向きになってくるようだ。
僕の「香港赴任」、「コンサルティング開始」、「独立起業」というのも、多分に運が左右している。

香港赴任も、最初出たニューヨークの内示がひっくり返って決まったし、コンサルティングもたまたま当時の上司の思考と、中国進出ブームがうまく重なったのが僕にとって幸運だった。
独立起業も、何もなければ自分では決心していなかったろう。

口に出すと、それが運命の流れを作る様な気もする。

まだまだ口に出した事はある。
これから実現しなければいけない事は沢山ある。
まだ休めないな。


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