太古城⇒尖沙咀(的士司機との戦い)

飛行機の大幅な遅れで、前夜寝付いたのは明け方3時だったが、今日は朝一番で打合せだ。
前の日によく寝て、体調が回復したと思ったら、また疲れて悪くなった感じ。

朝一番で処理しなくてはいけないE-mailがあったので、睡眠を3時間しか取っておらず、しんどい。
前夜、交通費をケチったのが、体に負担をかけた元凶なので(エアポートエクスプレス&タクシーでHK$ 180かかるのを、HK$ 45で抑えようとしたのがいけなかった)、交通費で細かい金額をケチるのはやめようと決心する。
良きに付け悪しきに付け、この1年で、経費削減が強迫観念になったようだ。
黒字化を受け、ちょっと元にもどそう。
よって、太古城からタクシー。

太古城から、チムサッツイ、ホンハムは、非常に交通の便が悪い。
タクシーで行くのがいちばん早いが、8割の確率で言われるのが、「セントラルトンネルは混んでるから、イースタントンネルで行かせろ」という事だ。
ただ、確かにイースタントンネルは空いているが、トンネルを抜けてからが必ず混んでいる。
結果的に時間は同じか、却って時間がかかり、距離は長いので8割増しの料金を取られる。
そんな訳で、イースタンで行かせろ、という要求は断る事にしている。
毎回同じ事を言われるので、「イースタンは出てからが混んでるので、時間は結局一緒だ。セントラルで行ってくれ」という広東語が、すんなり言える様になってしまった。


今回も、セントラルトンネル!と3回連呼したのだが、なかなか手ごわい運転手で、それでも勝手にイースタンに行こうとする。
「ちょっと待て!何でイースタンに行こうとするんだ!!」と叫び、進路を変えさせる。

凶悪な顔をした運転手、運転しながら、「こんなに混んじまって、時間無駄で、いい迷惑さぁ!」的な文句を、何度も何度も、口を歪めてブツブツ言う。
ジャッキーチェンの映画に出てきそうな、典型的なシチュエーションだ。

こっちも腹いせに、秘書の水嶋さんに電話をかけて、「イースタンは、結局時間がかかるのに、運転手が文句言ってんだよ」とぶつぶつ言う。

車の中、男二人の陰険合戦だ!?

とは言え、思ったより早く到着。
道路の状況はよい感じ。
40分程度で目的地に。
絶対、イースタン使っていたより早く着いた筈だ

運転手は、ふてくされて一言も言葉を発しないが、細かい客だと思われたようで、かなり細かくお釣りとレシートをくれた。

まあ、何やらわからないが、よしとしよう。
しかしながら、太古城から九龍行きタクシー、毎度ながら大変疲れる。


一難去ってまた一難

体調回復を図るべく、1日上海滞在を延ばし、体調を整えて香港移動。
16時半発の飛行機だったので、13時45分にタクシーに乗る。
ここは体力温存を目的にタクシー使用。

いつもなら悠々間に合う時間であるが、いつもにない大渋滞で、いらいら。
ディスカウントチケットで、変更にHK$600かかる(既に1回変更している)ので、更に金取られてはかなわん!と焦りまくるがなすすべなし。
結局、トラックが転倒して、土砂が道路にあふれていたのが原因で(はた迷惑な!)、それを越えたら走り出す。
空港到着は、15時50分。
肝を冷やしたが、機の到着が遅れていたのでなんとか間に合う。

30分出発が遅れ、17時に離陸。
ところが、香港の天候が悪い様で、小一時間上空を回っていたが、マカオに着陸する事に。
香港の天候は、直ぐに回復したらしいが、マカオ空港の順番待ちで、結局、機内に3時間半缶詰。
PCのバッテリーも切れてやる事ないし、満席で窮屈だし、機内食を食べなかったので、かなり空腹でひもじいし。
食べなかった食事、パンだけでもいいからくれよ~、と恨めしく思う事しきり。
ただ、ドラゴンエアの機長の状況報告が、迅速で的確なので、混乱は起こらず(マカオの管制塔は、何やってんだか・・・的なぼやきもあったのがちょっと可笑しかった)。
ドラゴンエアの状況報告の適時さは、いつもながら感心する。

12年前の赴任時(日系のエア使用)に台風の影響で香港に降りられず、沖縄経由で成田にバックした事があったが、あまりの状況説明のお粗末さに(状況説明が全くなく、数時間経過後に、いきなり、「沖縄に行きます」という簡単なアナウンスが突然入る感じで、一事が万事その調子)、暴動が起きかけたものだ。
それを思うと、いつもながら(あまり有って欲しくない状況の中ではあるが)、ドラゴンエアの対応はテキパキしている。


そんな感じで、3時間半後に香港に向けて出発。
離陸のために走り出してから、香港着陸まで22分だった。
さすがに近い。

香港到着は0時近い。
エアポートエクスプレスは最終になんとか間に合いそうだったが、太古城までいけるバスにしようと考えたのが運の尽き。

沢山人が並んでいるので安心していたら、もう最終を過ぎていた様だ!

やむを得ず、香港島行きの最後のバスにのるが、色々な所に停まるのろいバス。
どこまで行くのか、いまいち状況が分からない中、湾仔で降りてタクシーで帰宅。

家に到着したのは午前2時半。

くたくたで、体が冷え切っていたので、シャワーを浴びて就寝。

大変な一日だった・・・