香港(長の旅路に出る準備)

長の旅路というのは大げさながら、ともあれ、7日〜17日迄は出張⇒夏休み⇒出張と香港不在となる。という事で、残務はきちっと整理しておかなくてはならない。

そんな状況ではあるが、昔、香港でお世話になった、渡辺さんが出張に来られたので、夕食にジョインする事が急遽決定した。
会議資料作りや残務整理で、1時間半遅れの参加となったのは残念であったが。
同氏は、数年前まで丸紅香港華南会社の副社長であったが、今では規模の大きな事業会社の社長をされている。前に紹介した五十嵐さん(僕の元上司)は、その会社の管理本部長なので、そのまた上司という事。
渡辺さんは、たいそう求心力の有る人物で、その会社も同氏を慕う人間の軍団という感があるが、子供の様な面がある方で、一緒に飲んでいて楽しい方でもある。香港に駐在されている時は、僕も同氏とよく飲みに行った。
1999年頃(まだ僕が36歳だった頃)に、会社でふざけて組み手をやってみた事があるのだが、少林寺拳法三段の同氏は、年齢差があっても僕より強かった。そこらへんも、軍団の統率力を強めている要因か!?失敗すると、目にも止まらぬ手刀が来そうだし。
ともあれ、レストラン(広東料理)は、汚い店であったが、料理は大変美味しく、楽しく歓談した。

尚、僕のブログで、最近、その会社の方々の話題が続いたので、会社で結構話題になった模様。
今まで登場した同社の方々というのは、以下の通り。
五十嵐さん:僕の元上司。5分に一回、古典的なおやじギャグを言う。更に、言われた人が笑うまで、3回でも5回でも同じ事を言うという、天然記念物的昭和の上司。
O川君:剣道の達人らしいが、ちょっと酒が入ると、果てしなく飲みたがる酔っ払いに変身する。帰りたがる加藤君の脚をぽかぽかと蹴りつけ、三次会に引っ張っていった過去があり、同君に警戒されている。
その他は、Felix Barで一緒に、Watch on your stepを飲んだ方々


写真は会食風景。
僕の左隣が渡辺さん。

マカオ⇒香港(資料作りに追われる)

午前中はマカオで商談。
昨夜の会食で一緒だった、ラテン系西洋人の方も打ち合わせに参加し、巻き舌の英語が飛び交った(いまいち理解できず)。
打ち合わせ後、フェリーで香港へ。香港のオフィス到着は午後一時。
昨日、酒を飲みすぎ、フェリーの揺れでめまいがしそうになったので、船の中ではひたすら寝ていた。やはり、ワインを飲んだ後に、ラテン系西洋人の一人から、ウィスキーを盛んに勧められたのがよくなかった。
どうやら、ウィスキーに関するこだわりのある人のようで、「シングルモルト以外は飲めない!」と力説していた。
こういうこだわりがある人は、総じて(国籍問わず)闇雲に飲む場合が多い。今度は注意しよう。
オフィス到着後はひたすら会議資料の作成。
会議資料の作成と言うのは、会社員であれば、特に、経理の仕事をしていれば、好む好まざるに拘らず、頻繁にやらされる。
この15年ほど、「こんなしょうも無い仕事・・・」とぶつぶつ言いながら、会議資料の作成をしてきた訳であるが、不満はあっても、この様な仕事をしていれば、帳簿も見るし、いろいろな作業を伴うので、実務感が落ちない。
半年ほど、この様な実務を人任せにしていたら、帳簿や資料を見たときの、直感的な理解力と判断力が格段に落ちており、驚いた事がある。やはり、何事も無駄な事はないという事か。

ともあれ、週末から10日間ほど香港を離れるので(上海⇒日本⇒北京と移動)、今週中に、手持ちの仕事は全て終わらせねばならない。ちょっと大変。

香港⇒マカオ(FCバルセロナ観戦)

FCバルセロナがマカオのスタジアムで試合をする。
僕も招待されたので、午後のフェリーでマカオに行き、試合を観戦する。
試合開始は夜8時から。
1万人強入る競技場、と言うことは、(香港などからの観客を無視すれば)マカオ人口の40分の1がここに集まると言う訳で、大変な騒ぎになるのかな、と考えていたら、比較的ゆとりのある状況。会場の入りは、7〜8割方というところか。
試合は深セン健力宝との対戦だが、大人と子供の状況で、9対0でFCバルセロナが圧勝。
フォーメーションの研究(練習)の様な攻め・ゴールが続々と決まるので、面白いと言えば面白かったが、緊張感は全然無し。
試合後は、ミリタリークラブで会食(会食はじめは既に夜の10時半)。
ビジネスパートナーの知人の西洋人の方々が6名参加し、陽気な会食で楽しかったが、レストランを早く閉めたいクラブ関係者は迷惑そうであった。

香港(残務整理)

さすがに、日本出張の後は、仕事がたまる。
という事で、昨日・今日はもくもくと業務をこなすので面白いこと無し。
そんな中で、ちらっと、上海エクスプロラの書籍コーナーを見ると、「新・初めての中国ビジネス」が、ビジネス書で月間売上1位になっているので、ほくそ笑む。
7月の下旬から発売になったはずなので、それで1位は嬉しい。
どれだけ続くかが問題なのであるが・・・

おそらく、今年は他の本は出さないと思うので、売れてほしいもの。


最近、桑畑・谷垣・亀一をさかんにブログで取り上げているので、徐々に、「良い味を出している」という(彼らの)評価が定着しているようである。それに対する反応は、
谷垣君:笑いが取れればよいです。
桑畑君:僕を悪者のように書かないで下さい。
亀一君:無言・無表情・・・
という感じ。やはり、関西人谷垣は、笑いを取りたがる。

大阪⇒香港(保税区企業に対する流通権・貿易権の付与)

昨日、大阪に移動して、今日は朝の9時45分発便で香港に。
ホテルから空港までのリムジンバスが6時45分発なので、5時半には起床。
リムジンバスでは熟睡したものの、香港に到着しても眠かった。

香港に到着すると、ちらっと会社のE−mailに目を通す。
案の定、日本出張中に、保税区企業に対する「卸売流通権」及び「外貿流通経営権」の付与に関する通知がでたので(正式な公布日は7月13日ながら)、その質問がたくさん入っているし、携帯電話にも、関連のメッセージが数本入っている(今回は、香港の携帯電話を日本番号に転送するのを忘れてしまった)。
そう言えば、昨年、「外商投資商業領域管理弁法」が公布された時も僕は日本出張中で、不在期間に大騒ぎになっていたのを思い出す。

今回の通知にさっと目を通したが、非常に簡単なもので、「正規の認可取得手続を行えば、保税区法人にも国内流通権と外貿流通経営権を与えましょう」という感じの内容。もう少し詳しく説明すると、以下の状況と言える。
● 国内流通権の取得に関しては、「外商投資商業領域管理弁法」に基づく申請・認可取得が必要。つまり、保税区企業でも、商務部認可を取得すれば国内流通権を与えましょうという事が決められた。
● 貿易権に関しては、2004年7月1日に対外貿易法が改正されており、貿易権の付与(外貿流通経営者登録)が、許可制から届出制に変更になっている。

とは言え、保税区企業の様に、国内流通権を持たない企業が、対外貿易経営者登録を行った場合、「輸入商品の国内販売権なし」という但し書きがつけられるため(対外貿易経営者届出管理弁法)、実質的には輸出入はできない。これが、今回の通知により、「国内流通権を取得する事が可能になる訳で、そうすれば、外貿流通経営権も(その延長線として)同時に取得できる」という事。

然しながら、保税区企業は、言うまでもなく保税区内に登記された会社であり、通関手続を前提とすれば、外国に準じる位置にいる企業。これが貿易権を取得し、貿易行為を行う事ができるというのは、状況によって、通関の内側にも外側にもいる事ができるという事になる。

そうなると、保税措置を良い所取り出来るような形になる訳で、当該通知に基づく認可が、本当に取得できるのであれば、常識論から言って、保税区に商業企業を作った方が有利となる。
それ程、うまい話は無いはずなので、何か運用上の問題が出るのではないか(増値税の還付措置などの運用面で)と推測するのであるが、疑い深すぎか・・・

東京(日中投促謝恩会・再会とはじめてのご挨拶)

ホテルオークラの中華料理で、日中投資促進機構機構主催セミナーの謝恩会。
オークラで食事をするのは滅多に無い経験(3回目かな?)なので、興味津々で参加。
上品な中華料理が食べられ美味しかったけど、僕的には、もっと庶民的な中華(ラーメン屋に毛が生えたようなところ)の方が好き。まあ、ラーメン屋で謝恩会をやると、怒り出す講師の方もいるかもしれないが・・・
謝恩会は、講師の方々がたくさん集まり、楽しかった。
トーマツの鈴木さんとは、2年ぶりの再会なので、ちょっと嬉しかった。トレードマークの髭は健在。社会人の中に入ると、少々浮いた感じを与える僕であるが、鈴木さんと一緒だと、それ程違和感が無いと思うのは僕だけであろうか。


あと、キャスト・糸賀の曽我さんとは初対面。
E−mailでは、「一度会いたいですね。香港ですかね、場所は」と言い合っていたのであるが、こんな感じでお会いできたのは良かった。

その他、テーブルが違っていたので、ゆっくりお話する機会は無かったが、前から、一度お会いしたいと思っていた、みずほ総研の桑田良望さんともお話できたし、やはり初対面のキャスト糸賀の大渕愛子さんからは、「私も水野になったんです(同僚の水野さんと、ご結婚されたとの事。誠におめでとうございます)」という、簡にして印象に残るご挨拶を頂いたり。
会食後は、日中投資促進機構の豊田さんと、「講演会も無事に終わったし、気持悪くなるまで飲みますか」と新橋に。
最後は、ガード下の沖縄料理屋で、沖縄そばを食べながら泡盛。
本当に気持悪くなってきたので帰宅。いろいろな意味で満足した一日。

東京(講演会とDVD撮影)

朝9時にアルカディア市谷(旧私学会館)に到着。
9時20分より講演開始。
僕は、朝は風呂の中で寝ないと目が覚めないので、湯船の中で寝ていたら、思った以上に時間が経過しておりびっくり。慌ててホテルを飛び出すが、なかなかタクシーがつかまらずかなり焦る。運良く通った空車を見つけ、何とか時間通りに到着。
10分間の休憩をはさんで、11時半迄中国進出方法のイロハを解説する。
真面目な聴講者の方が多く、質問も(講演後の名刺交換時も含めれば)たくさん頂いたのであるが、時間の都合で十分な質疑応答が出来なかったのが残念。
後日聞いたアンケート結果では、基本的には満足頂いたようであるが、「時間をもっと長く」、「せっかくの機会なので、もっと突っ込んだ事が聞きたかった」という声を少なからず有ったとの事。
僕も全く同感で、次は、30〜50人の小規模な講演会にして、初級、中級、高難易度、という感じで2〜3種類に分けた様なものをやりたいなぁと思う。


午後は、ライブドアでのDVD作成。
「観客がいないところで、3時間話す」という未知の体験をする。
収録を始める前に、部下の桑畑君に、「反応がないと話しにくいので、分かっても分からなくても、ずっと、うなずいていろ」と指示を出し、収録をスタート。
指示通り、ずっとうなずき続けてくれていた桑畑君であるが、後半部分は眠くなってきた様で、目を血走らせながらうなずいているので、少々怖かった。
作成を担当するNS総研(ライブドアの子会社)の若い女性の方も、気を遣ってうなずいてくれているのが微笑ましい。
ともあれ、無事収録が終わったが、やはりリアクションが無いところで3時間話すのは難しい。
良い経験ではあり、今後続けていきたいが、楽しさから言えば、「講演会の方が、百倍楽しいな」と思う。
という事で、長く、よく話した一日が終わり。
実家に帰ってさっさと寝た。

香港⇒日本(日本到着)

明日の講演会の為に、午後2時半発の飛行機で日本に出張。
午前中の社内会議が長引き、終わったときには12時半。エアポートエクスプレスでは間に合わないので、タクシーに飛び乗り空港へ向かう。
このタクシーの運転手が面白い人で、有名人と写真を撮るのが趣味らしい。以前、この趣味を嫌がった奥さんが、コレクションの写真集を全部捨ててしまったことがある様で、それから、写真は全て車内に保存してある模様。そんな訳で、車内には、テレサテンとか、ジャッキーチェンとか、レスリーチャンとかと一緒に写した写真が張ってある。
これだけ徹底していると、新聞ネタにもなるようで、やはり車内には、英字新聞とか中国語新聞とかに、載ったときの記事も張ってある。
怖い顔をしたおじさんであったが、なかなか楽しい人間であった。

飛行機の中では一心不乱に講演会の準備・・・と思ったが、意外にあっさり準備が終わってしまったので、映画を見ながら機内食をゆっくり食べる。前から見たかった、カンフーハッスルが見られて嬉しかった。なかなか楽しい映画だった。

成田に着くと、リムジンでTCATまで行き、ホテルまでタクシー。今回のホテルも、前回泊まって気に入った、飯田橋のアグネスホテルというところ。
とは言っても、小さなホテルなので、運転手に言ってもわからないだろうと思い、「飯田橋駅の(神楽坂のとこにある)もう一箇所の入り口の所」というと、「わからんなぁ」と言われる。
そこで、「東京理科大の近くなんですよ」というと、「それもわからんあぁ」と情けない応え。「もぐりじゃないか!?」と思いながら、ああでもないこうでもないと言いながら出発。
カーナビが付いてるんだから、「東京理科大と打ち込めば、それで終わりじゃないか」と思うのであるが、インプットする気配を見せない。
「無意味なプライドは捨てろ!?」と思っていたが、意外と順調に到着した。感じは悪くはないのであるが、いまひとつ掴み所のない謎のおじさんであった。

ホテルに到着すると9時半。
渋谷で桑畑君の母親が、スナックを経営しているという事で、挨拶をしに顔を出す。12時半まで飲んでホテルに。

香港(明日から日本出張)

明日の夜着の便で日本出張。
明日の夜8時に成田に到着し、明後日の朝9時より「日中投資促進機構」主催の講演会。
午後2時から、ライブドアが販売するDVDの収録。ライブドアのDVDは、本来は講演会の収録予定であったが、集客不振で、講演会を中止し、DVD撮影だけに切り替えたもの。
この4年間で、100回以上講演会をやってきて、集客不振で中止にした様な事態は初めてだし(日本の講演は、無料なら200−300人以上、5万円の聴講料でも50−100人位は集まっていた)、午前の講演会が、早々に定員になり、申込をお断りしていた状況なのでギャップが激しい。
そういった意味では、ライブドアのユーザー層と僕のビジネス方法のギャップが、思った以上に大きいことを再確認した次第。
ライブドアのユーザーには、「一発金儲け!」、「今日から起業」みたいな話の方が響くのであろうか。
ただ、もともとギャップがある事は承知の上で、この企画にゴーサインを出したわけなので、そういう意味では、この結果を、どう次の実績につなげていくか。ということだと思う。
あと、一般的なイメージはさておいて、会社の中で仕事をしている同社の若者たち(若者しかいない会社だけど)は、意外に真面目で、よく頑張っているのが判ったのも良い収穫であった。
ともあれ、集客結果にはがっかりはしたが、講演会DVDの販売は、興味がある企画。上海エクスプロラ等の協力も受けながら、販売を行ったら面白いのではないか。
前向きに対策を練りながら頑張ろう。

香港(サッカーで軽い怪我)

土曜日は少年サッカー。
5・6年チームと試合をやり、調子に乗ってドリブルで攻め込んだら、あっさり足の筋を痛めてしまう。あ〜、情けない。
という事で、土・日は、足を引きずって歩く状態。
そのせいもあってか、何事ものらない。
執筆もいまひとつ盛り上がりが感じられず。新しい本の原稿は、5千字ほど書いて終わり。
やはり、普通にしていても、気分・体調の波というのはあるもの。
今日は谷底、という状態だな。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ