珠海⇒マカオ⇒香港

朝からマカオで、ビジネスインキュベーションセンターの打ち合わせなので、珠海からボーダーを越えて待ち合わせ場所に向かう。

珠海・マカオのボーダーは、外国人用カウンターが2つしかなく(しかも、中国人と兼用)、いつもながら長蛇の列である。

列に並び、半分まで来たところで、間違った列に並んでいる事に気付く。然しながら、あまりに列が長いので、並びなおすのもつらい。運を天に任せて、そのまま並ぶが、親切な担当者で、そのまま処理してくれた。

パスポートを出すと、担当者が「う〜ん」と唸りこんでいる。どうしたか聞くと、昨日の入国スタンプが薄くて、何月に入ったか分からないようだ。フェリーチケットを見せて一件落着したが、(出入国時のデータをコンピューター処理しているものの)データを呼び出せない事が分かり少々意外であった。

次にマカオのボーダー。香港のPermanent IDを持っていると、パスポート無しで出入国できると人から聞いたので、さっそく試してみる。本当に、IDだけで入国できた。

先ずはタクシーに乗って、待ち合わせ場所(フェリー乗り場)に行く。大陸の旅行者で溢れている。

昼食は、インキュベーションセンターの出資者数名と一緒に、中国大手銀行のマカオ支店副支店長と会食。以前、同行の日本支店の主席をしていた事もある様で、流暢な日本語に驚く。

昼食後は、7時頃まで同センターの運営方針に関する打ち合わせ。

このセンターは、「マカオの貿易投資促進局公認の案件」という事で、同局が内装付きの施設(貿易投資促進局保有の施設)を非常に良い条件で提供してくれる事になった。

来年旧正月明けには事業を開始する。

最近、マカオの景気が良く、香港企業を主体とした外国企業の進出が多い。今は、日本企業のマカオに対する関心は高いとはいえないが、数年後には、日本企業のマカオ進出も加速するであろう。同センターのニーズも出てくる筈である。

来年早々という事で、貿易投資促進局の局長と対談のアポが取れた。3月号の華南シフト(コンシェルジュ)で対談+同センターの紹介をしようと思う。

尚、写真はインキュベーションセンターの施設。


香港⇒珠海

久々に出張。思えば、香港のPermanent IDを取って始めての出張である。

これだけ、出張の間が空くのも珍しい。

夕刻香港を出て、フェリーに1時間乗って珠海に行く。

珠海には1年以上行っていないが、のんびりした良い町である。

珠海に到着すると、知人と会食。

彼は、僕より5歳ほど年上であるが、過去に色々とお世話になった。

2年前、とある県のミッションが珠海を訪問した際に、副市長主催の宴席をアレンジしたが、その際に取り纏めをしてくれたのも彼である。

最近、ビジネス上の関係がなくなってしまったが、良い友人である事には変わらない。

久々の再会を祝し、楽しく飲んだ。


香港(打ち合わせが多く右往左往)

朝8時半から朝会。これを中座すると、クライアント企業の方が2組訪問され、面談を行う。
最初の方々は、「香港居住者の方が、内地の現地法人の董事・総経理を兼務している場合の個人所得税の納税義務」について、更に、「人民元販売に於ける債権保全」についてのご質問。約1時間で問題は解決。

沖縄料理の店で、楽しく食事をした。週末酒を抜いたので、オリオンビールが美味しい。
香港の税制(VAT導入の可能性)・マカオの状況等の堅い話になりかけたが、基本的には和やかな会食であった。

香港(予算作業と忘年会)

朝から経理の仕事に追われる。

来期予算の前提となる、管理費負担金・社内家賃を連絡したところ、いつもの事ながら、文句の嵐が押し寄せられる。

管理費負担金と言うのは、営業部に対して管理部門経費(総務・経理・財務・審査等の経費)を配布するものであるが、原則として割り勘なので、全員が満足する事は基本的には有り得ない。

多ければ当然不満が来るし、少なければ少ないで、「もっと減ってよいはずだ」という苦情が来る。正に、多勢に無勢の戦いになる訳で、予算の時期には立派な嫌われ者である。毎年これで、多大な(無意味な)労力を消費するので勘弁して欲しい。グループ全体の社内制度改革が望まれるところであるが、やはり、根本的な解決には、管理部門の独立採算化しか有り得ないと個人的には考えている。来期より、経理部を抜けて、完全な営業(コンサルティング部)となった僕ではあるが、管理費等のどろどろした部分は、香港会社経理部からフィーを貰って代行する事になった。結局、形は変わったものの、管理費配賦の交渉の前線に立たざるを得ないのは従来通りである。しかし、今度は、「配賦する側」、兼「される側」なので、心情的に複雑である。

一日何度も、「高いなぁ」という気持と、「安いじゃないですか」という(他の営業部に対しての)発言が交錯して、多重人格になりそうになる。

ともあれ、予算策定の戦いは、あと数週間続きそうだ。

業務終了後、人事・労務コンサルティング会社の代表と忘年会を開いた。

この会社とは、僕自身は3年来の付き合いであるが、特に、会員制の開始(2002年7月)に当たっては、契約書の作成を始め、色々なアドヴァイスを頂いており、正に、この道の先輩、という感じである。

又、当部の桑畑君は、この会社の紹介を受けて採用しているが、今日は、桑畑君が無事営業ノルマを達成し、契約更新が決まったので、そのお祝いを兼ねての宴席となった。

堅い話は抜きにして、鍋をつつき、ふぐのひれ酒を飲みながら、今年一年、無事に乗り切ったことをお祝いした。

注)因みに、写真左手前が桑畑君。一人だけカメラを意識しており不自然。

香港(残務整理に専念)

コンサルティングの仕事を始めてから、質問に追われ、情報の収集に追われ、連載原稿の提出に追われる毎日である。

ここ数週間は、予決算業務も忙しくなってきたし、接待も続いた為、答えきれていない質問が溜まってしまった。今日は、対応に専念し、必死になって回答を書き続けた。

今は、回答者が数名おり、(最終的には全て僕がチェックするものの)分業できるからまだ良いが、この仕事を開始した3年前は、僕一人しか回答者がいないので、一日中PCを叩き続け、腱鞘炎になりかけた事がある。

この時から比べると、随分状況は改善されたが、恒常的に質問が待ち受けている、というのはプレッシャーになる。なにやら、籠の中で滑車を回しつづけている鼠の様な気分になるが、気分が萎えそうになるのを気合でカバーし、夕方にはすべての球を投げ返した。

一旦でも、手持ちの球がなくなったのは、数週間振りである。この一瞬は心地よい。

「あと半日でいいから質問が来ないでくれ〜」という気分になる。

後は、目を通していない規定、資料に目を通す事にした。

必要なものを選別して、プリントアウトすると、高さ10cm 程になった。さすがに、会社でこれを読むのは嫌になり、家に持ち帰って読むことにする。昼が即席めんだけだったので、午後6時にはお腹がすく。

近所のスーパーで天丼をテイクアウトしてかえる。

海老天を2本付け足したので、見た目はなかなか豪華である。

今日は酒を飲まずに仕事をこなす日とする。


香港(通常業務)

今日は予算作成業務に追われる。コンサルティング部の来期予算・事業計画を四苦八苦しながら立てるが、この手の業務は胃に悪い。予決算に追われる生活から逃げ出したいものだ。

一応、こんな感じで僕も悩んでいるのであるが、周りの人からはあまり理解されていないようである。ブログもその一因。

ブログが始まってから、色々な人に、「飯ばっかり食べてますね(酒ばっかり飲んでますね)」とか、「忙しいんだか暇なんだか分からない生活ですね」と言われる。

書きやすいので、食事の話ばかり書いていたのがいけなかったようだ。しかしながら、いくら忘年会シーズンで特別とはいえ、日記を読み返してみると、酒を飲む頻度があまりに多い事が一目瞭然で、大変反省。


香港(通常業務)

朝一番にE-mailを開くと、本社の営業経理部長からE-mailが入っている。

香港の会社組織を統合したいので、香港の大手会計士事務所にオピニオンを頼んだが、オピニオンの範囲が香港の課税関係だけであり、日本・中国税務の観点(国際課税の観点)が含まれていないので、これを含めた意見が欲しいという依頼。

添付のオピニオンを開いてみたが、英語でかなりの分量があるので、即座に閉じて後回しにする。

暫く予決算業務をこなしていると、午後3時に営業経理部長から電話。

「意見どう?」とのことで、大変せっかちである。

慌てて、オピニオンを読んで、国際課税の観点を加えた意見書を作る。

今回の選択肢は3つ有るが、面白いもので、国際課税の観点を加えると、香港だけ見た場合とは正反対の結果が出た。

TDC・恵州セミナーから帰ってから、その事後対応に追われていたが、やっと一息つく。

参加頂いた方が多いので、ご質問・お問い合わせも多かった。

今日は接待がないので、早めに帰宅。


香港(Blogスタート)

午後から上海エクスプロラのブログがスタート。

トップページを見たら、いきなり自分の写真が出ていてうろたえる。

さすがにこれは恥ずかしい。

同じ画面を見た部下の桑畑君が、「水野さん、楽しそうですねぇ」とPCから目も上げず、皮肉っぽくつぶやく。大変感じが悪い。

その後、帰国した昔の同僚から、「上海エクスプロラ見たら、水野さんの顔が出ていたので」という電話があったり、12月7日に一緒に飲んだ人から、「そんなに風邪でしんどかったとは知らず、連れまわして申し訳ない」という謝りのE-mailが入ったりして、恐縮する事しきり。

何はともあれ、上海エクスプロラというのは、思ったよりも、見ている人が多いようで、今更ながら驚いた。

夜は、さる都銀の方に接待される。

5人で、かなりの日本酒を飲むが、さすがに銀行の方は乱れない。

銀行の方というのは、どんなに酔っても目が笑っていない人が多いが、これも鍛錬の賜物か?


香港

朝6時起き。

今日は、朝8時〜11時に九龍側で少年サッカーの試合立会い。一旦、家に帰り、午後1時半〜3時まで別の学年の試合立会いである。

一ヶ月前に、サッカーコートを取ったとき、先に並んだ他チームの人が、朝8時からのコートを取っていたので、「朝早くから練習とはご苦労様だなぁ」と考えていたら、何の事無い、交流試合で自分まで借り出されることになってしまった訳である。

7時に家を出て、タクシーでグランドまで。

試合が終わり、一時間寝ると、すぐに出直しアバディーンのグランドへ。今日は随分タクシー代がかかる。

僕は、特にサッカー経験があるわけではなく、ちょっとした成り行きでコーチを任されている。その為、コーチというよりは、子供と一緒に楽しんでいる感じだが、子供達が楽しそうにサッカーをしているのを見ていると何ともほほえましく、ストレス解消になる。

よく、皆なから「水野さんは子供より楽しそうですね」と言われるが・・・

家に帰ったのは午後4時。

もう一度昼寝をして、夜は会社の近くで会食。

店から見える、クリスマスのイルミネーションが綺麗であった。

クリスマスイルミネーションを見れば、香港の景気が分かるとよく言われるが、今年のイルミネーションはなかなか立派。

景気回復のほどが伺われる。


香港(西貢で海鮮料理)

Blogの整備はほぼ完成、ホームページの準備も順調に進む。

今日は仕事が多く、バタバタした一日であった。デスクに戻ると、直ぐに打ち合わせ依頼があるので、業務も進まない。仕事が随分残ってしまったが、夕方6時には会社を出て西貢に行かなくてはならない。会社の公式行事で、海鮮を食べに行く事になっている。

西貢は海鮮で有名だが、僕の生活圏から随分離れた場所にあるので、滅多に行かない。最後に行ったのは4年前だが、地下鉄(MTR)を乗り継いで、更にミニバスに乗ってやっと到着する感じなので、あまりの面倒さに懲りて、行かなくなってしまった。

「少し味が落ちても、近くの鯉魚門にすればいいのに」と考えていたら、今回は小型バスを借り切っている事がわかった。それでも、片道40分かかるが、随分便利である。

7時前には西貢到着。先ずは、生簀で魚を選ぶ。蟹・ロブスター・烏賊・蝦蛄等、お決まりのものを選び、店に移動した。

参加人員25人なので、円卓は2つ。

日本人主体の席と、香港人主体の席に自ずと分かれてしまったが、ともあれ、良沢ともそれなりに盛り上がり、酒も料理も沢山食べた。

人によって好みは分かれるが、僕が気に入ったのは、海胆の炒飯と烏賊の炒め。

烏賊の炒めは鮮度も良く絶品。

ロブスター、蟹等の高級素材は、大味で今ひとつ・・・

総じて、料理には満足。酒も皆な楽しく飲んでいた。


中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ