香港⇒中山⇒順特⇒広州(開発区巡り)

朝8時20分のフェリーで中山へ。
フェリー乗り場到着は7時50分で、朝粥を食べようと店に入ったら、出てくるのが遅く、8時10分に半分以上食べ残して店を出る。
それから、慌てて出国手続を行い(IDを入れて、指紋照合するだけなのであっという間)、走って乗り場まで行き、ぎりぎりセーフ。
フェリーは、出国までの時間が短いのでありがたい。

中山に到着すると、三角鎮に。
ここは、汚水処理施設を完備し、紡織・メッキ等の汚水を発生させる業種を中心に誘致している開発区。実際に、開発区内はこれらの業種ばかり。
とは言え、汚水処理のキャパ(12万t/日)が一杯になっているため、暫く誘致はサスペンドしている模様。
同行の亀一は、前回この開発区を訪問した時に、汚水処理場の中を見せてもらったらしいが、各工場の汚水処理状況が、逐次、コンピューター管理されており、なかなか立派な施設だったとの事。


中山を出ると、順徳へ。車で50分ほどの距離。
目的は、順徳区経貿局・外経貿局の局長との面談であるが、個人的に、順徳の外資誘致の状況には興味があった。
と言うのは、僕が始めて順徳政府と面談したのは2002年5月の事であったが、その時の対応は、正直言って、「あまり外資なれしていないなぁ」というものであった。
それから短い期間(特に、最近1年)で、外資の進出が急速に伸びている。
どんな秘密(?)があるのだろう、というのが僕の興味。
行って分かったのが、ソフトの充実(人材・外資受け入れ体制)が著しく、全くもって様変わり。
前のブログで、「3年半で、南沙が別世界の様になってしまった」と書いたが、南沙のインフラ面での改善も凄いが、順徳のソフト面の変化も凄い。


外経貿局長との面談のあと、誘致弁公室の方々に、行政サービス機関を見せてもらう。
外から見ると、コンベンションセンターとしか思えない建物が2つあるが、これが各政府機関のカウンターがずらりと並ぶ巨大施設。
会社設立であれ、設立後の手続であれ、ここに来れば全ての手続が出来ると言うもの。
ここまでの施設は、中国広しといえどもなかなかないのでは。


あとは、誘致弁公室の方より、11月1日に名古屋で開かれる順徳区の投資セミナーに関する相談を受け、打ち合わせる。
セミナーの内容に関するアドバイスなどを行う。
誘致弁公室の寥さんという女性の日本語は素晴らしい。
受け答えもテキパキとしており、たいしたもの。
順徳の外資誘致の実績には、彼女の影響もありそうな気がする。
彼女も僕のブログを読んでいてくれているとの事で、「なかなか文才が有りますねぇ」と誉められ、喜ぶ。

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