撤退や組織変更という仕事はいろんな意味で難しい

暑い。
上海は39.6度のようだ。
記録的な暑さとの事。
以前、僕が一番熱さを感じたのは台北で語学研修をしていた時。
中正記念堂付近を歩いていたら、あまりの暑さに、1ブロック(見える場所)が歩けず、タクシーに乗った事がある。
それに勝るとも劣らぬ暑さだ。
冬はマイナスになるし、夏は40度になるし、なんて過酷な気温条件なんだ・・・


話変わって。
2005年に「組織変更・撤退完全マニュアル(明日香出版)」という本を書いた。
僕の主眼は組織変更の方であるが、このタイトルを見た方は、大抵「撤退!」と驚く。
この本を書いた趣旨は、組織変更が僕の強みだという意識があるためだし、あと暫くたったら、組織変更や撤退がビジネスの主流になると考えたからである。

本を書いてから暫くたって、実際に、組織変更(出資持分の譲渡、合併、営業範囲の変更、国内拠点展開、企業形態の変更)や清算が、僕のビジネスの主流になりつつある。
数年前は、進出案件が主流であったのを考えると、やはり、中国ビジネスは(本のタイトルにもあったが)第二章という事になってきているのであろう。

進出(会社設立)、撤退、組織変更を比べると、一番簡単なのは進出である。
まっさらの状態で会社を作るだけなので。
撤退は、進出に比べるとかなり難易度が高い。
会社を閉める時は、今までに積もり積もった問題が、全部噴出す事になるので、かなりややこしい。
組織変更は、(内容によって随分違うが)清算と設立を同時進行させるので、一番難しいし、特殊なノウハウが必要になる。
これは、僕が自慢できるスキルの一つである。
そんな訳で、本当の意味で、撤退・組織変更を売りにできるコンサルティング会社は少ないと思うので、これがビジネスの主流になってきているのも、ある意味、故(ゆえ)有る事といえよう。


ただ、撤退・組織変更には、かなりどろどろした話が付きまとう。
集団解雇などが伴い、従業員が暴動になりかけたりするのもその一例。
数百人に向かってこられる事を想像するとかなり怖い。
派遣した部下がかなり緊迫した状況になり、クライアントさんは顔面蒼白という事態も暫く前にあった。
撤退ではなくても、特定の従業員によってオペレーションが牛耳られている会社を、適正な姿に戻す仕事をする事があるが、これも、それなりの身の危険を感じながらの仕事になる。

そんな場合の、セキュリティ(身の危険が生じた場合の、様々な方面からの解決手段)を確保しながらの仕事になるので、業務知識だけではなく、日頃の仕組みづくりがものを言うのである。

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