広州物流園区と40分間のP/E論議(講演会準備)

明日(12日)は広州物流園区操業開始&水野商務諮詢(広州)有限公司開業講演会。
それに合わせて広州入り。

ただ、深圳で一件仕事があったので、深圳から入境。
イミグレで、米国・カナダ・メキシコ人が別レーンになっているのを見て、「ほほう」と思う。

広州到着すると、亀一にマクドナルドを購入しておいてもらい、保税区・物流園区に直行。
明日のQ&Aの打ち合わせ。
ハンバーガーとマックチキンの購入をお願いしたのであるが、亀一の陰謀で、ハンバーガーがダブルチーズバーガーになっており、過剰満腹になる。

打ち合わせでは、明日Q&Aに出てくれる、国税、税関の人間と打ち合わせる。
想定質問の、「物流園区内で非居住者が貨物を売買した場合は、企業所得税は課税されるか」という点が、なかなか理解されずに困る。
税関は、「園区内で売買しても、増値税は課税されないし、搬入価格と搬出価格が変わっても税関は文句言わないよ。外貨管理上も問題ない」という事で、すんなり話が終わる。
国税・管理委員会は、「非居住者が売買することがあるのか?なぜ所得が発生するんだ。中国内で発生した所得は課税対象じゃないか(サービスフィーの話と混同していた)」という感じで、なかなか理解してくれない。


説明すること40分。
「転廠は価格差が付けられないから、物流園区に搬入して、所有権が、香港A社⇒香港商社⇒香港B社と変わる事あるでしょ。とすると、非居住者の所得が発生するでしょ。でも、租税条約で、単純な引き渡しはP/E構成しないでしょ」という話で、やっと分かった様で、「お~、そういう事もあるね。国内だけど契約・商流は国外で成立しているから、企業所得税は課税されない筈だが、税務局内で再確認して明日話す」という事に落ち着いた。
さて、明日どういう回答になるか。
操業開始したばかりだから仕方がないが、ここら辺は、打てば響いてくれる、外高橋保税区とは経験が違うな、という感じ。
やはり、こういう事を、うるさがられながらも主張して理解してもらう、僕の役割というものもあるのだろうなと思う。

夜は、亀一の友人が開いたAlohaという店に行く。

これから講演会の準備なので、お店の紹介はまた後で。
その時の写真を1枚。

店には、亀一が幹事をさぼっている内に、居場所が無くなってしまった、77会のメンバーがたくさん。