月別アーカイブ: 2009年7月
天水倶楽部の講演
かなり大変な(忙しい)日々が、ひと段落した気がします。
ブログ更新が、またもや止まってましたが、なんとか再開できそうな気がします。
先ずは、一週間前(25日)の話・・・
深圳で天水倶楽部の講演会。
土曜日の17時からという時間設定で、懇親会付き。
この講演会は、僕の半生、ビジネスの仕方、商売開拓のポイント等を2時間かけて話した。
2001年、僕は、コンサルティングを始めたが、それは、自分の知識・経験が金になるものか(人がお金を出してでも助けてほしいと思うものであるか)、確かめたいからであった。
当時、商社の1経理マンであった僕が、コンサルティングを始めると言った時、社内の人は、「弁護士も会計士もいるのに、商社の経理マンに商売を頼む訳ないじゃないか」という事を言った。
そう、丸紅は商社ではブランドでも、コンサルティング業界ではブランドにならない。
そこで、以下の対策を行った。
① 本を書き、連載を持ち、知名度を作った(自分の名前を外に出した)。
② 実務を知っている、という強みを生かした。
⇒ 人それぞれ、経験に基づく強みがある。
それをどう売るかを考えるべき(人が違えば強みも違い、売り方も違う。それを十分 分析する必要あり)
③ 中国経験が長い為、中国の日系企業のニーズが分かったので、それに対応する形でビジネスを作った。
⇒ ニーズを知れば売り方が分かる。その強みを生かすべき。
④ コンサルは、独立したビジネスと位置付けた(商社のビジネスの為の情報源ではない事を明確にした)。
よって、頂いた相談(=情報)は、決して社内で開示しなかった(守秘義務に最大限の注意を払った)。
当時、他の総合商社も中国コンサルを行う、という報道を行ったが、結局、実現させたのは僕だけだったと思う。
これができた大きな要因は①、④にある。
そしてそれは、その後、僕が退職を余儀なくされる元になる。
考えようによっては、組織人としてのあり方とは逆な生き方(やり方)なので。
2001~2007年までは、ありがたい事に、何人もの上司、上層部の方々が理解を示してくれ(僕のやり方の全体的な意義を理解してくれ)、受け入れていてくれたが、組織として考えれば、賛否両論が出るのも必然。
ひとたび、受け入れない上司が上に付けば、僕のビジネス自体が否定される。
そんな事が実際に起こった訳だ。
ただ、①~④は僕が考えに経験してたどり着いたノウハウ。
商社内のコンサルを実現させる為には、欠く事ができない事項だった。
僕が退職した後に、僕が育てた元のコンサル会社(M&Cという会社)は、僕抜きで、僕の信念を否定する形で存続が宣言されたが、結局、僕がいなくなって7ヶ月終了(活動停止)を余儀なくされたのは、それを証明する出来事だろう。
結局、何が正しいというよりは、会社の主業務とは離れるビジネスを行う場合は、こんな事が起こりうるというのが、知っておいた方が良いポイント。
講演の内容自体は、大学の頃の旅行から、徐々に徐々に、中国でどう仕事をしていくかのポイントを見つけていく過程を語ったのであるが・・・
参加頂いた皆さんは、僕のブログも半世紀(コンサルタントができるまで)も読んでくれている方々で、大変和やかな雰囲気で講演は進行。
講演会も火間土で開催。
深圳にホテルを要い頂いたので、のんびりと酒が飲めた一夜であった。
主催の方、参加頂いた方、有難うございました。
ウコンを飲もう!
前回の健康診断で、γ-GTPが高かったので、宴席のない日は休肝日という事になっているのであるが、先日、打合せ時に、「ウコンを飲んでたら、200以上のγ-GTPが二桁になった」という経験談を頂いた。
そう言えば、数年前に同僚も、同じような話をしていた。
二人経験者がいるからには確かだろうと、打合せ後、早速ウコンを買いに行く。
ウコンってのは、確か「ターメリック」だったよなぁと思いだし、店員さんに聞いてみるが、2軒回って無し。
沖縄料理の「ちゅら」に置いてある、という話を聞いて、早速、昼食を食べに行き、そこで10袋(10回分)購入。
まあ、酒を飲みに来た人が、その場で買うためのものの様なので、値段がHK$18/袋と割高だが、背に腹は代えられない。
思い立ったが吉日だ。
これで、一週間は持つだろうから、その間に瓶入りのウコンを購入しよう。
そんな事でまずは購入したウコン。
「酒豪伝説」という名前。
すごいネーミィングだ。
U-tubeに青春を感じる
という事で、執筆しなくてはいけないが、7月は講演会が4つ、それも、レジュメの使い回しができないものばかりなので、レジュメづくりが忙しい。
ただ、レジュメの作成も終わったし、NNAと時事通信の来月分の原稿(NNA4回分・時事通信2回分)も書きためたし、8月で一気に改定作業を終わらせよう。
そんな感じで、レジュメを作ったり、連載原稿を書いたりしていると、息抜きでU-tubeを見てしまう。
ひとつで終わらすつもりが、次の候補画像がうまくできているので、全然終わらない。
カイリーミノグからリックア・ストリーに行き、それからバナナラマになって、知らないうちに、ラジオスターの悲劇になったりしている。
ここら辺の曲を聴くと本当に懐かしい。
大学時代、入社早々の曲なので、その時の事を思い出したりする。
確かにあの時が青春というやつだったなぁと考える。
しみじみ懐かしい。
深圳で講演会(加工貿易と保税加工区)
先週の金曜日に引き続き、今週金曜(17日)も講演会。
今月は、毎週金曜日(来週は土曜だけど)に講演会があるという意味では、非常に良いバランスで講演会が配分された形。
今回の講演は、JETRO主催で深圳シャングリラ。
深圳シャングリラでの講演会は、昨年11月の開業記念講演会以来。
その意味では大変思い出深い。
テーマは、トーマツの板谷税務ディレクターが「組織再編の会計税務」。
僕が、加工貿易の国内販売展開と、保税開発区の活用方法。
金融危機の影響がまだ残る中、組織再編の円滑化、加工貿易の内販の推進で、企業の活動を活性化していこう!という、前向きなテーマ(JETRO広州さんのご指定)によるもの。
双方、複雑で頭が痛くなるようなテーマではあったけど、会場の定員ぎっしりの方に参加頂き、また、その割にはアットホームな感じのする楽しい講演会。
楽しく講演させて頂きました。
外灘あたりの風情
(またもやブログ更新が滞り、実は14日の出来事です・・・)
仕事の打合せで外灘に。
仕事で外灘に来る機会はめったにないので、たまの機会にはぶらつきたいのだが、面談がぎっしりつまっており、それもままならず。
打合せの海鴎飯店の付近を5分ほどぶらついてみる。
すぐ目に付くのは、浦江飯店。
僕が1985年に初めて上海に旅行で来た時、地球の歩き方を片手に歩き回るバックパッカーの定宿となっていたホテル。
当時の地球の歩き方に洗脳されたバックパッカーは、予約無しで到着して、ドミトリーに固執するので、なかなかホテルが見つからず、みんな血相変えてホテル探しをしていた。
それも、小型の台風の中。
どこかの西洋人が、「ピジョンホテル!」と叫んでいたので、どこかと思えば浦江飯店だった事がある。
ちょっと違うぞ。と突っ込みたかったが、血相かえた西洋人はすでに走り去っていってしまった思い出が。
しかし、ダブルやトリプルだったら、難なくとれるものを、当時の地球の歩き方(読者投稿で構成されていた)が、ドミトリーに泊まるやつは偉い。
良い部屋に泊まるのは腰ぬけ、的な記述をしていたので、みんな安部屋に固執して、大変な事になっていた。
僕も、知らないうちに影響されて、とんでもない旅行になってしまった。
3週間のホテル代、食費、移動費(電車代)等の総計が6万円。
その内、2~3万円が、最後の贅沢に乗った、北京⇒広州の軟臥代だったので。
7KG痩せて帰ったのもうなづける。
罪作りな本だった。
いまの地球の歩き方は、全然違う本になってしまっているけど。
当時の地球の歩き方、久々に読みたいものだ。
残念ながら捨ててしまって、残っておらず。
虹橋への移動の前に、浦江飯店近くの橋から浦東を望む。
あの時にはなかった新しい上海の象徴。
忙しい
面談が多く、講演会準備もあるので、またもやブログが更新できなくなっている。
7月の4個の講演会は、レジュメを本格的に作らなくてはならないものなので、結構準備に負担がかかる。
本日の主催はJETRO。
来週は天水倶楽部。
この二つは、主催してくれる講演に乗っかるだけなので、集客を気遣う必要が無く、その意味では楽だ。
ともあれ、7月の講演、気力を振り絞って乗りきって、8月はちょっと休憩をしよう。
肩がゴリゴリで・・・
体中凝ってごりごりなので、先に一時間マッサージ。
68元。
その後、一人で焼き鳥丼と串焼き2本。
生ビールを1杯だけ飲んで帰宅。
疲れた~
忙しくてブログ更新ままならぬこの数日。
上海で港式茶餐庁
これからの未来を確信できた日
香港は2008年9月の開業以来、上海は2009年1月の営業開始以来の累計損益が、各々黒字となった。
広州は7月1日より営業開始(上半期は計数無し)、日本は8月1日より営業開始で、これまた計数無しなので(この関連費用は、香港と上海に含まれている)、この段階では2拠点しか計数がないけど、ともあれ全拠点黒字だ。
この10ヶ月、不安と闘って、体に負担をかけて全力疾走してきたけれど、本当にホッとした。
起業した時は、1年後が見えなかったのだから。
ともかく、生き残れた頃、そしてこれから伸びていく為のスタートラインに立てたのが嬉しい。
そして今、クライアントの方々も、仲間たち(業務提携先の方々、部下)も、独立前よりもっと近くにいてくれる。
幸せを感じる瞬間。
今になって初めて、自分の選択が正しかったと“心から”感じた。
まったく迷いが無い、という意味では初めての確信と幸福感。
下半期は、増員で経費も重くなるけど、初年度黒字を目指して頑張ろう。
こうなったら、どこまでも夢を追い続けてやろう。