帰属意識が薄いのか・・・

先のブログにも書いた通り、早稲田大学で講演を行った。
早稲田大学は母校だし、好きで入った大学なので大学に行けば懐かしい。

だから、早稲田を訪問するのは嬉しいのだが、校歌を歌えと言われると、「46歳になって、こぶしを振り上げて、都の西北を3番まで歌うのもねぇ・・・」と考えてしまう。
つまるところは、帰属意識が薄い人間なのか。

僕は、「人」に対しては、強い思い入れを持つ人間だし、いままで出会った人たちは大切にしていきたい。
ただ、そう言った人間関係を考える時に、大学がどうとか考える事は全くない。

僕の様な人間だと、学閥ってのは、絶対縁がないだろうなと思う。

でも、いろいろな形で人が結びつき、また、めぐり合う事ができるのは素晴らし事だと思うし、大学というのが、そのきっかけの一つになるのであれば、それはまたそれで良い事なのだろう。

そんな事を考えた、講演後の懇親会であった。

早稲田大学でミニ講演

6月26日(土)は、早稲田大学で講演をした。
香港稲門会の日本支部(逆輸入だ!)の創立10周年記念講演というのを引き受けたもの。

香港稲門会自体、一度も参加した事がないのだが、それを飛び越しての日本支部。
小じんまりした会であったが、大学関係者の方も参加し、応援団も派遣されるなど、昔懐かしい気分にはなった。

会の趣旨からして、あまり詳しい話はしない方がよいだろうと思い、人民元の話と、香港の位置付けに付いて、小一時間講演した。

講演後の懇親会で、香港人の留学生から、「香港の金融機能が上海に抜かれるという報道が多いのですがどうでしょう」という質問を受ける。
現時点で、金融分野を規制している中国本土と、自由な資金を受け入れている香港では、歴史・ノウハウに大きな差がある。
中国の金融自由化が一気に実現する事もなかろう故、少なくとも金融分野に関しては、近い将来香港が上海に抜かれる事は、あり得なかろうと回答。
他の学生からも、中国関連の質問を受けた。
留学生の真面目な姿勢に好感を持つ。

因みに、懇親会では、早稲田ビールが供されていた。
アサヒスーパードライのラベルを変えただけのものの様だが、珍しいので記念撮影。