知人が訪ねてくると

知人が旅行・出張で訪ねて来ると、何時もはない様な事が起きたりする。

数年前、上海に両親が訪ねてきた時、住居の下で中国人の男性二人が口論していたが、途中で殴り合いになってしまった。
中国に累計16年暮らしているが、人が殴り合いをするのを見たのは初めてか2回目だ。

また、1988年に台湾留学している事、祖母と母親が台湾訪問。
当時、マナーが悪かった台湾のタクシーの運転手(今とは大きな違いだ)が、道路を高速ですっとばすので親が悲鳴をあげたら、運転手が更に調子にのって、「大丈夫大丈夫」と後ろを振り返りながら運転した事がある。
当時台湾で1年暮らしたが、後ろを向いて運転する運転手はその時が最初で最後だ。
まあ、これは、親が悲鳴を上げるので、運転手が面白がって、かえってそういう反応に繋がったのであろうが。

更に、亀一と広州以外でタクシーに乗ると、何故か、何時もは遭遇しない様な変な運転手に出くわす。

そんな感じで、めったにない事ではあるが、たまの旅行でそういう場面に遭遇すると、上海は怖いとか、台湾でタクシーに乗ってはいけないとか、そういう印象が植えつけられるものだ。
これは困った事だが、何故、こういう事が起きるのか、ちょっと不思議な気もする。

中国国内販売への転換

昨日上海で知人と雑談をしていたら、「中国国内販売を始めたら、売れすぎて忙しくてかなわない」と嬉しい悲鳴を上げていた。

彼の会社(貿易会社)は、靴、衣服、玩具等、色々なものを取り扱っているのだけれど、日本向けの靴の輸出が人民元コストの上昇で採算が合わず。
日本向け輸出を断念せざるを得ない状況になってきたところ、知人の勧めでTVショッピングによる国内販売を始めたとの由。

日本での販売価格が定価7,000円(実際販売価格は5,800円程度)。
上海での販売価格は318元(4,500元程度)。

TVでの放映は一週間一回3分間。
生産の関係で5,000足/月しかTVショップ用に回せないけれど(完売する)、作ればいくらでも売れる勢いと言う事だ。
「中国国内マーケットの凄さを実感した」というのが彼の意見。

最近、輸出型販売の国内転換、という相談をよく受ける。
部材の場合は、なかなか斬新な販路開拓は難しいのかもしれないが、靴の様な消費者に直接提供される製品の場合、TVショッピング、インターネット販売など、中国国内販売方法も多様になってきている。

時代は変わっているな、と実感、