上海は、もう一息といったところ。
双方、違う問題が生じた訳だが、ほぼ同じタイミングの送金となりそう。
広州で生じたのは、あと1年有効期限がある、租税条約(香港と中国本土)適用の事前登記証の取り直し(広州市天河区税務局のシステム変更のため)。
上海は、外高橋保税区税務局の人事異動による審査の遅れ。
ただ、最初言われたよりは、業務はスムーズに進めてくれたし、香港・中国の租税条約適用の事前登記も2週間程度で発給された。
香港・中国の租税協定の恩恵は実際には享受できない(事前登記証は発給されない)、と言っていた方がいたが、そんな事はない。
僕の会社の実例では、上海で2010年に、広州では2010年と2012年に手続をしたが、まったく問題なく事前登記ができ、軽減税率(配当は5%)が適用できた。
つまるところは、香港で実態のある活動を行っていれば問題ないという事だ。
因みに、広州と上海の差が出たのは、最終的には銀行手続の差。
広州では、三井住友銀行で手続をしたが、担当者の方がオフィスまで来てくれ、即日手続は完了。翌日には、香港で入金確認できた(同一銀行間の、国際間人民元送金)
上海では、先週火曜日に、中国銀行で手続をしたのだが、書類確認をすると言ったきりなしのつぶて。
金曜日に督促したら、「来週月曜日に確認して電話する」という返答だったとか。
中国銀行と邦銀のサービスと業務効率の差が有りすぎる。
中国人の友人に聞くと、中国銀行が特に悪くほか(工商銀行など)はもっとまとも、という事だがどうだろう。
上海側の銀行対策を、ちょっと考えねばならない。