勝手にふるえてろ(うさぎ)

勝手にふるえてろの写真とうさ丸の現在の写真(らしい)

最近、固めの話題が続いていたので、気分転換。

昨日、成田空港で書店を物色した折、表紙のウサギの可愛らしさに惹かれ、綿矢リサの「勝手にふるえてろ」を買った。
表紙が気に入ったという理由だけで、本を購入したのは初めてだ。
しかし、可愛いウサギだ。

昨年、子ウサギを共同購入した(というか、行きつけのバー関連でウサギを購入する際、一部の費用を負担した)事は、ブログに書いたとおりだ
買った時は、こんなに可愛い子ウサギで、うさ丸と名付けて喜んでいたが、5月にそのバーが閉店となり、ウサギとも、4か月前から会えなくなった。

ただ、最近、写真を送ってもらったのであるが、エサのやりすぎで、こんなに太ってしまったようだ。
子ウサギの頃の面影はすでにないな。
別の動物になってしまった様な気も・・・
このウサギを表紙にして、勝手にふるえてろ、というタイトルを付けると、黒社会ウサギが脅している状況、というイメージを与えてしまう。
表紙のウサギだと震えている方。
うさ丸だと、脅している方。
同じ状況でも、写真が変わると、見る方の受け取り方が180度変わってしまう。
面白いものだ。

ちなみに、もう一枚。
ポーズはほぼ同じ。

上海到着(街の様子)

昨日、成田から上海に移動。
全日空での移動であったが、乗客少なく、ビジネス・エコノミー合わせて20人位の乗客数か。
その内、日本人は半分以下と思われる。
時節柄、中国出張は、見合わせとなっているのであろう。
空港自体に乗客が少ないせいか、入国管理官も親切だ。

上海市街地の雰囲気は、表面的には、騒動前の状況に戻った感がある。
客はまだ戻っていないものの、日本料理店は普通に看板を上げているし、コンビニ店員、タクシー運転手などの対応も、特別なものはない。
今回のデモが、反日と所得格差等に対する不満が混然一体となったものであり、それゆえに、大義名分を掲げた略奪や破壊行為が生じているのも確か。
相対的に富める上海の市街地が、比較的早く平常な状態に戻ったという面はあるのかもしれない。

日本に一週間(20~27日)滞在して、日本の雰囲気(今回の問題に対する論調)も理解したし、それが、現場で身を張って働いている人間(現実を直視せざるを得ない人間)との間に、ズレがあるのは当然だと思う。
僕自身の意見は、既にブログで書いたので、これ以上、繰り返す事はやめたい。
最後に書くとするならば、日本の政治家は、自己満足や近視眼的な人気取りに腐心するのではなく、日本の未来を見据えた対応をしてほしいという事である。
日本を思うという事は、短期的な破壊の肯定ではなく、長期的な経済力の維持・成長であり、それが、国力の増強につながると思うからである。

次世代、次々世代の日本人が、世界に出て、「自分は日本人だ」と胸を張れる時代が、これからも続く事を切に願っている。