上海到着(街の様子)

昨日、成田から上海に移動。
全日空での移動であったが、乗客少なく、ビジネス・エコノミー合わせて20人位の乗客数か。
その内、日本人は半分以下と思われる。
時節柄、中国出張は、見合わせとなっているのであろう。
空港自体に乗客が少ないせいか、入国管理官も親切だ。

上海市街地の雰囲気は、表面的には、騒動前の状況に戻った感がある。
客はまだ戻っていないものの、日本料理店は普通に看板を上げているし、コンビニ店員、タクシー運転手などの対応も、特別なものはない。
今回のデモが、反日と所得格差等に対する不満が混然一体となったものであり、それゆえに、大義名分を掲げた略奪や破壊行為が生じているのも確か。
相対的に富める上海の市街地が、比較的早く平常な状態に戻ったという面はあるのかもしれない。

日本に一週間(20~27日)滞在して、日本の雰囲気(今回の問題に対する論調)も理解したし、それが、現場で身を張って働いている人間(現実を直視せざるを得ない人間)との間に、ズレがあるのは当然だと思う。
僕自身の意見は、既にブログで書いたので、これ以上、繰り返す事はやめたい。
最後に書くとするならば、日本の政治家は、自己満足や近視眼的な人気取りに腐心するのではなく、日本の未来を見据えた対応をしてほしいという事である。
日本を思うという事は、短期的な破壊の肯定ではなく、長期的な経済力の維持・成長であり、それが、国力の増強につながると思うからである。

次世代、次々世代の日本人が、世界に出て、「自分は日本人だ」と胸を張れる時代が、これからも続く事を切に願っている。

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