ベトナムの食生活

今回のベトナムは3泊。
毎月出張していると、ベトナムの環境にもすっかり慣れてきて、滞在中も楽しさを感じるようになってきたのだが、それなりに悩ましいこともある。
これはある日の夕食。雰囲気も昭和的で良く(酒のみが好きそうな雰囲気)、焼き鳥も楽しめた。

香港、上海などと比べると、美味しく食べられるものが有る程度限定されるため、ベトナム滞在中は、どうしても揚げ物、炭水化物(麺)など、カロリーが高いものを取りがちになる。結果、数日で1~2Kg太り、最終日は食事ができない、香港移動後数日間ダイエットという事を余儀なくされる。
ここら辺をどうするかが課題だ。先日行った、ベトナムのベジタリアンレストラン等で食べていればよいのだろうが・・・

話変わって、これが、食事の後に行った行きつけ(というほど回数行ってないので、常連さんに怒られそうだが)のバー。一帯が停電になり、急きょろうそくが用意された。暗い街を歩いて帰れるかと少々不安を感じたが、ほどなく復活して事なきを得る。

クライアント様と会食後にベトナムに移動

4月14日(金)の深夜に日本から香港に到着。15日(土)は、広州に進出を決めた新規クライアント様と会食し、16日の便でベトナム移動。
15日の新規クライアント様は製造業だが、若干、通常とは違う形態での展開を計画中。中国進出の理由は、単純労働者ではなく、一定の技術・知識水準を持った人材のコスト(質に対するコスト)が、欧米・日本と比べて極めて割安だから、というもの。過去の途上国と比較しての発想ではなく、先進国と比較しての分析という点が新鮮であった。
欧米畑が長い方々の会社がゆえという事か。
因みに、僕自身も前から同じ感想を持っている。同じ給与で採用できる人材の質が、中国は極めて高く、20万円程度のコストで外国語で業務が問題なくこなせ、コンサルティングもできる(一定レベルの法律・実務を理解した)人材が採用できる。勿論、当たりはずれは有るが。
日本の報道が、殆どこういう点に触れず、単純労働者としての視点が主流になっているのが少々不思議な気がする。
この点、ベトナムは、単純コストは安くても、中国と比較するとまだまだ難しい。

疲れたので、香港のラウンジでシャンパン。
今月は8日間程度しか休肝日が作れず悔しいが、これもストレス解消という事で・・・

ベトナム到着。暑い。半袖シャツ一枚でも暑い。
という事で、ある日の昼食は天せいろ。本当は冷やしたぬきが食べたかったが、天せいろと冷やしたぬきが殆ど同じ価格だったので、つい盛りだくさんの天せいろに流れた。生わさびも使ってあり、本格的。ただ、価格は2,000円程度と安くない。フォーが好きなら6~7分の一の価格で食事ができるが、ライスヌードルが好きではないのが致命的。

32年前の旅行(杭州)

32年前の旅行の続き(これで最後)。
上海で42度の熱を出したものの、注射一本で翌日には熱が下がり、翌々日には杭州に出発した。
病み上がりで気弱になっていた事から、三輪車の運転手に騙されるように連れていかれた旅社がこれ。
この中が宿泊施設になっている。


これはトラウマになるほどひどい宿泊施設だったが、北京行きのチケットが一週間買ずに泊まり続ける羽目に。
今でもストレスがたまるとこの旅社の夢を見る。

外灘・浦東今と昔

前回の旧申江飯店の続きです。
上海の変化は急速だ。浦東地域の開発が開始されたのは1990年なので、その頃は、外灘の川向うにビルは全くなかった。
約25年でこの変わりようはすさまじい。


外灘も、1985年当時の写真がこれ。格式の有る建造物が並んでいるので、当時から風格は感じたが、今ではライトアップがまぶしく、きらびやかな場所となっている。

これがいま。

そして、1985年の上海の写真数枚。


外国というか、異次元の様だ。
これが時代の流れであり、それは、自分の目で見てみないと実感できない。
いまだに数十年前のイメージで中国を考えていると、判断を誤る。それが、瞬時に体感できる風景だ。

32年前に宿泊したホテル(旧申江飯店)を訪ねる

1985年8月。生れて始めての中国訪問時に、まず、上海で宿泊したのは申江飯店という「地球の歩き方」に載っていたホテルだ。当時の地球の歩き方中国編は、現在のものとは全く違う。読者投稿で構成されているため、どんどん貧乏自慢になっていった。熱烈な信者は、日本からは鑑真号。宿泊はドミトリー。国内移動は硬座。それ以外は認めないと、挑むような目で高級ホテルに宿泊する外国人を眺め、帰国してからその経験を投稿する。
結果として、これを手にした若者は、ただでさえ苦しかった当時の中国旅行環境を、更に苦しむ事になり、まさに艱難辛苦の限りを尽くして歩き回ったものであった(ちょっと大げさ)。
ともあれ、そこで紹介されているだけに安ホテルで(トリプルの部屋が1泊75元。当時のレートで2,600円程)、部屋も簡素なものだった。

上が、その時の写真だ。
もうとっくに無くなっていると思っていたが、最近になって、揚子精品酒店と名前を変えて営業している事を知った。
これは行かなくてはならない。



分かってはいたが、全く違う。
器が同じだからと言って、このホテルから当時を思い起こす事はほぼ不可能だ。
知人に写真を見せたら、「お前の外見の方が、ホテルの変化より激しいかもしれない」と言われたが・・・

因みに、上海到着翌日、大雨の中でホテルを探したため、数日後に、42度の熱を出して倒れた。

その時は、深夜に服務員の男性に担がれて病院に行ったものだが、あの病院はどこにあったのだろう。
また、助けてくれた服務員の男性は元気だろうか。

地球の歩き方に誘導された当時の旅行。
確かに、辛い目にあったが、今ではそれが懐かしい。

関係ないが、来年は、開業十周年記念だ。
その折は、このホテルのボールルームを借りて、懇親会でもやってみてはどうだろうか。
僕の中国はこのホテルから始まった、という事で・・・

チェイスチャイナ主催講演会

水野コンサルタンシーグループの子会社である、チェイスチャイナ主催の講演会も、徐々に、品ぞろえが豊富になってきました。
5~6月には、以下の講演会が予定されていますので、ご参加をお待ちしております。

1.『中国・外貨管理マニュアルQ&A』で解説する中国外貨管理セミナー 2017年6月6日 (火)13:30~16:30
先ずは、僕のセミナーです。
4月6日の第1回で好評を頂いた、「外貨管理マニュアルQ&A」を教材とした講演の第2回目。
今回は、非貿易項目決済と組織再編の外貨管理です。
昨今、中国の外貨管理は引き締め基調にありますが、今後、対応強化が予想されるのが非貿易項目(特に、業務委託料等)。決済に絡む注意点とリスク回避の方法。そして、ここ数年、お問い合わせの多い、組織再編に絡む外貨管理に付いて解説します。
詳細・お申し込みはこちらから。

2.中国における日系企業の貿易コンプライアンス対策セミナー~税関トラブル事例と対応策~
2017年5月18日 (木) 13:30~16:30
次は、金杜法律事務所・劉新宇パートナー弁護士の講演です。
2016年に税関調査条例の改定、通関単様式改定などが実施されており、税関管理も強化のトレンドにあります。これを踏まえ、税関トラブル事例と対応策を、弁護士の立場から解説します。
詳細・お申し込みはこちらから。

3.報道から見た中国経済~虚像と実像を読み解く
2017年6月7日 (水) 14:00~17:00
続いて、元NNA江上さん復帰講演会です。
日本国内では、とかく悲観論で語られることの多い中国経済ですが、読売新聞上海支局長・NNA中国総合版編集長等を務めた報道マンとしての目線から、日本経済新聞を中心とした日本の新聞報道と中国共産党機関紙「人民日報」が伝える中国経済報道を比較し、中国経済の実像と虚像について解説します。
詳細・お申し込みはこちらから。

4.中国税務セミナーBEPS時代の中国移転価格対応
2017年6月12日 (月)13:30~16:30
そして最後は、ユナイテッド・アチーブメント執行董事の鈴木康伸会計士の移転価格セミナーです。
2016年(今年作成)より、移転価格文書の規制が強化されています。これは、中国単独の動きではなく、G20のBEPS行動計画に基づく全体的な動きですが、これにより、グループ内の利益配分などに大きな影響が考えられます。この点を踏まえて、注意点と対応方針を解説します。
詳細・お申し込みはこちらから。

NNAでの特別寄稿

先週の話になってしまったが、NNAに新しい就業許可に関する特別寄稿をした。

基本的には、従来よりブログにも書いている論調と同じで、各地の関係政府機関で質問を繰り返し、そこから、今後の実務運用状況を予測したもの。

移動続き

4月14日(金)の夜に日本から香港に移動。前にも書いたが、今回は20日間程度の日本だが、過去20年でこれほど長い期間日本に滞在した事はなかった。帰りたくない気持ちも起きるが、現場感の衰えが有ってはいけない。戻らねば。

15日は新規クライアント様と会食。そして、16日は上海移動と慌ただしい。それ以降も、2週間で、上海⇒香港⇒ベトナム⇒香港⇒台湾と目まぐるしく移動する。まあ、台湾は、労働節休みを利用した社員旅行だが。
香港から上海に出発する前に、引越したての新しい部屋から周りを見回す。引越したての頃は始めず、部屋にいるのが嫌だったが、時間の経過とともに慣れてきた。時間の経過と言っても、殆ど香港にいなかったので(部屋に居た訳ではなく)、馴染むのが却って不思議だが・・・
ともあれ、時間の経過は有り難い。
また、天気の良さもメンタルに影響を与えているのかも。

という事で、全力疾走継続中。

札幌出張

4月10日に、1泊で北海道出張をした。
観光地っぽい場所の写真を撮っているが、訪問先(4ヶ所)を移動中に撮ったもので、遊びではない・・・

北海道はクライアント企業様がいない。やはり、当社のクライアント企業様は規模の大きな企業、特に、製造業が多いので(その他、物流、商社系も多いが)、飲食系主体の北海道は当社としてのビジネスにはなりにくい面が有る。という事で、クライアント訪問ではなく、今後の可能性確認をかねて、銀行、ジェトロ、道庁などの表敬訪問。
比較的リラックスムードの訪問を終えると会食。北海道らしい食事を楽しむ。