美々卯横浜店にて

日本滞在中の土曜日、そごう横浜店にある美々卯に行った。
美々卯は、会社員時代は、課の宴会場所の定番だったが、香港赴任後足が遠のいていた。

この日の目的は、今後の出版事業の方針を協議(というより、ブレーンストーミング)すること。以前、ここでも書いたが、出版社に本を出してもらうと、彼らの方針に内容が左右される面があり(さらに、出版してもらう事に関するお伺いも必要となる)、これが嫌だった。これが理由で、子会社のチェイスチャイナに出版機能を持たせたのだが、日本の書籍流通は、卸が牛耳っているので(大手卸を通さないと、書店に流すことは、原則としてできない)、この対応をどうするかは難しい課題だった。
そこで、僕の最初の本を出してくれた、キョーハンブックス(地図共販の子会社)に販売代理を依頼していたが、ここが親会社に続き連鎖倒産したため、卸経由の販売ができなくなった。
その後は、アマゾンと、八重洲ブックショップなど(僕の書籍の実績を信頼してくれ、直接取引に応じてくれる)一部の書店に限定して流通する状態になった訳だが、一応、メリットもあった。それは、販売代金がオンタイムでチェイスに入ってくるようになり、チェイスの収益基盤が改善した事だ。ただ、流通経路が限定されるのは、イメージ戦略的には少々困りもので、それを、どう解決していくかを、うどんすきを食べながら協議する。

久しぶりの美々卯は、なかなか美味しかった。
食事も満足、話を進める方向性も決まったので、安心して帰宅。

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