2003年当時を思い出す

ずいぶん時系列が狂っていますが、1月18日の出来事です。
1月20日の福岡銀行主催セミナーに合わせ、1月18日に香港から日本に移動。その折、香港のキャセイラウンジで、のんびりしているところ。
ラウンジに置いてある、香港クラフトビールが、ドラゴンズバックからグワイオーになったが、両方美味しい。

本来は、福岡銀行主催セミナーは、旧正月期間中にしてほしいとお願いしたのだが、関係者の都合で1月20日になった。「早すぎる」と内心不満に思っていたが、結果、業務上の影響が回避できたので、却って幸いであった。

ただ、2月4~11日に上海入りする予定が、キャンセルを余儀なくされた。これは、上海市政府の方針で、2月9日まで旧正月が延びた(感染対策であるため、出社は禁止)ためだが、1ヶ月以上日本に滞在するのは23年ぶりなので、不思議な気分だ。
尚、2月9日までの出勤制限措置に関して、1月29日・30日に、上海市の疫病防止・コントロール指揮部、人力資源社会保証部にヒアリングしたが、旧正月期間中にも拘わらず、ちゃんと対応してくれている。非常時とはいえ、中国も変わったなという感じだ。

2003年のSARSの頃は、香港で過ごし、怖い思いをした。とはいえ、入出国制限は実施されず、飛行機も電車も動いていた。
今回は、中国内の陸路も、早い段階で封鎖され、移動が制限されたというのは、当時の教訓が生かされていると言えるであろう。
ただ、感染性の病気は、一旦流行すると、しばし抑止が困難になる。SARSの頃は、一息ついたのが5月頃だったと記憶しているので(香港で、完全な終息宣言が出たのは7月早々だったか?これはちょっと記憶があいまい)、もう少し辛抱が必要かもしれない。
2003年は、コンサルティングビジネス開始早々で、病気の怖さより、仕事ができないイラつきが勝った。今回は、自分自身も、その時の経験と教訓を生かし、どっしり構えるかという気になっている。