上海隔離・14日目(自宅隔離7日目)隔離終了

今日の15時で隔離は終了だ。さすがに、嬉しさがこみ上げる。
香港と上海で隔離されたので、41日間のうちに28日間の隔離だ。チケットの都合(日本・上海のチケットがなかなか取れない)もあるし、香港でやるべきことも、少なからずあった。この様なスケジュールにするのは必然であったが、分かってはいても、辛いものは辛い。それも、あと数時間だ。
朝10時に、定例の検温。担当者が、「今日の15時で終わるから、その時にまた来るね!」と、にこやかに言ってくれる。隔離期間のラスト食は、納豆ご飯だ。最後は、「如何にも日本人」という食事に落ち着いた。

そして、15時ピッタリに同じ担当者が来て、修了証明書を渡してくれる。「今から、どこに行っても良いからね!ドアのこれ(機能が、いまひとつよく分からない)も、外しに来るから」と言って、手を振りながら去っていった。終了だ!

早速外出。付近のルイビトンビルに行って、贈呈品と日本酒を購入。隔離のせいで、体力が弱っている。数分歩くと、足が痛い。ただ、平和な上海の街なみが印象に残る。感染者が出ていないので、みんな穏やかだ。マスク率は5割程度。オープンカフェで、みんな優雅にコーヒーを飲んでいる。

オフィス到着は17時過ぎ。終業時間過ぎだが、残っている社員と久々に会い、懐かしさがこみ上げた。留守中、良く、会社を守ってくれた。感謝の気持ちがしきり。

そして、会食は、花園飯店の鉄板焼き。1年振りだ。ホテルに入る際に、健康码(健康状況コード)の提示が必要だったが、これは、まだ設定していない。どうしようかと、担当者に相談したら、代わりに設定してくれた。アリペイを使っての設定。ウィチャットとアリペイを使わないと、今の中国では生きてゆけない。

鉄板焼きカウンターは、まずまずの客の入り。右隣の中国人カップルが、すさまじく大きなアワビや、フォアグラを頼んでいて、羽振りの良さを見せつけられる。こちらは、下から2番目のコースだ。ちょっと羨ましい。まあ、日本料理屋で、日本人が、地元の人に羽振りの良さを見せつけられるというのは、今の上海、香港でよくある光景だ。

ともあれ、そんな事より(とはいえ、あのアワビは羨ましいが)、解放された嬉しさがこみ上げる。苦しい時間だったが、良い経験だった。そして、通常の生活が、これから始まる。