先輩と会食

香港到着翌日。丸紅時代の先輩と会食となった。1月3日でオフィスは休みなので16時と、早めの集合。
典型的な香港の光景を見ながら目的地のチムトンに移動。

海沿い(シャングリラホテルの並び)のレストラン街。香港に到着すると、まず食べたくなるのは、日本料理屋広東料理ではなく、パブ料理だ。本当は、フィッシュアンドチップスが食べたかったが、残念ながら置いてある店無し。

ビールを飲みながら先輩を待つ。

ドイツ料理店なので、ソーセージプレートを頼んでビールと共に楽しむ。先輩も定年まじかの年齢だ。お互い年を取ったものだなあと話し合う。

そして最後にチーズプレート。結果的に、これが一番おいしかったかもしれない。

そして久々のバーバトラーに。ここに来ると、まず頼むのはブルーベリーマティーニだ。変わらぬ味で美味しかった。

香港到着!(1年ちょっと前との違い)

浦東空港出発。乗客は50人弱か。防護服の人間が2名いるので、空港関係者かと思ったら乗客だった。

香港空港到着は15時。そしてPCR検査を受けたのは16時。15か月前に一度経験しているので、こちら側も余裕が有る。PCR検査の方法が、以前は自身で唾液を採取する形だったが、係員が喉と鼻の粘膜を採取する形に変更されている。ともあれ、感じも良く、テキパキしていて有難い。それが終わるとReturn2HK(隔離免除措置)の登録。そして検査結果待ち。15か月前は検査結果が出るまで8.5時間かかり、冷房の寒さで凍えそうになったが、今回は1.5時間で検査結果が出て、あっさり解放。効率が非常に上がっている。空港関係者各位の努力に敬意を表したい気持ちだ。


空港の到着ホール、タクシー乗り場までの電機は最低限に抑えられており暗い。ただ、コンビニやラーメン屋など、最低限の店は開いており、経済活動の動きを感じる。病気を前提に、徐々に本来の姿を取り戻そうとしている力強さ。そんな印象を持った到着の瞬間だ。
タクシーでホテルに移動。現金を使ったのは1年ぶりだ。中国本土では、マネーの電子化が徹底しているので、現金を使う状況が無い。つい部下の水嶋さんに「香港って、まだ現金使ってる?」と確認してしまった。

窓からの景色。これは前から変わらぬ香港だ。

部屋で少しくつろぐと、ウィスキーが飲みたくなる。ホテルバーに行くと、日曜で休みとのこと(クリスマス中に営業時間延長が有ったので、その埋め合わせっぽい)。残念だが、ロビー階のレストランが酒を飲ませてくれるというので、そこに移動。

メニューにウィスキーが無いので、シャンパンのハーフボトルを注文。そして生牡蠣。

ウェイターに聞いたらウィスキーが有るというので、それに切り替え2杯。

これはサービスのチョコ。すっかり疲れが和らぎ、そのまま部屋に戻って就寝。

新年に蕎麦を食う

元旦。遅めに起きて、蕎麦を作り、ほっとする。

季節の行事が嫌いなので、紅白歌合戦は30年以上見ていない。当然正月番組も見ない。初詣も行かず、年を越した直後に外に出て、夜空の星に新年の誓いを立てる程度。1997年に香港に香港駐在開始して以降、年賀状も出していない。ついでに言えば、こたつも嫌いで、小学校5年生以降使っていない(大学時代に友人の下宿に泊めてもらった時は別)。
こんな性格だが、1年が区切られているのは良いなと思う。気分一新して、今年もやるぞ!という気分が湧いてくる。
自分の会社を守らねば。独立してからは、そんな意識で走ってきた。これからもそうだろう。

荷造りとケーキの差入れ

昨日の投稿と話が前後するが、大晦日、1月1日に荷造りをした。久々の国際移動だと気は急くが、作業がはかどらない。
その間に社員にケーキを差し入れる。思えば、2020年11月に隔離が明けた時、まず社員に差し入れたのも同じケーキだった。


荷造りをしていると、去りがたい気がする。以前は移動が日常で、深い付き合いもない代わりに別れもなかった。それが、一か所に腰を落ち着けると、たった2.5ヶ月の不在(隔離期間含む)でも寂しく思う。
こんな気持ちになるのは、中華圏滞在27年にして、僕自身は日本人だからという理由で嫌な目に遭ったことが一度もないからだろう。鈍感力のなせる業かもしれないが、どこの地域でも、悪意を受けることなく、親切にしてもらった。
過去、苦しい目に遭った時(仕事だったり、プライベートだったり)、沢山の中国の方々から支えてもらい、その結果、いまの自分が有る。その人たちがいなければ、今の自分は無い。それは確かだ。だから、盛んに対立をあおるような、昨今の日本の報道には、極めて強い違和感と危惧を持っている。
たった2回の欧州訪問、1回の中近東出張でも同じだったが、自分の目で見る世界は、インターネットや報道を通した景色とは違って見える。その意味で、まず外に出て、自分の目で見てみよう、若者よ。新年を意識したわけではないが、年長者ぶって、そんな事を言ってみたりしよう(笑)。今の疫病蔓延化の状況だと難しいのだが・・・

そして、俄か中国語教師をしている日本料理屋に行き、代理講師のお願いをし、特製(前日までの予約が必要)の海胆パスタを食べて、ウィスキーを飲む。束の間の義理を果たさねばならないところは、概ね顔を出し、挨拶をした。

新年早々の香港移動

1月2日の香港移動。
48時間前のPCR検査が必要なので、大晦日の朝に同仁医院に行き検査、夕方証明書取得。そして前日にタクシーを予約して朝7時に浦東空港に向けて出発した。久しぶり(1年半ぶり)の国際便だ。出国カードの書き方(というか、書かなくてはいけない事)を忘れてしまっていた。

出発3時間前からチェックイン開始。チェックイン時に出す書類がそれなりに有るので少々大変。ただ、出国・入国手続は、全て水嶋さん・王さんが調べてくれたので助かった。有難い事だ。

事前調査が行き届いていたおかげで、ほぼすんなり出国手続きが終わりゲートに。空いている。

キャセイラウンジも当然ガラガラながら、この状態でもヌードルサービスまで提供してくれているのには感謝しかない。
そんなこんなで香港、そして日本に。久々に会える方々を思うと懐かしく嬉しい。そんな気分と、早く上海に戻りたいという気分が入り混じっている。今は、どちらかというと上海に戻りたいという気持ちの方が重い。ただ、香港に到着したら、心がどう動くのであろう。そんなことを考えながら、もうすぐ搭乗だ。