香港にてバタバタの一日

香港3日目も、最初の予定はセントラル。宿泊がゲートウェイホテルなので、毎日スターフェリーで移動している。地下鉄でもよいが、こちらの方が気分がよい。スターフェリー乗り場の売店を眺める。20代の頃、この中にあった店(今とは違う)で、皮のリュックを買って、愛用していたのを思い出す。やわらかくて、片方の肩にかけるタイプなので、乗り物の中でも他人の迷惑にならない優れものであった。

天気が良い。観光客に混ざって短い船旅。

順調に仕事を終えて移動。気分が良い。ちょうど昼食時間(日本格の12時。香港に昼は13時開始なので、まだ早いが)になったので、アイスクエアの丸亀製麺で昼食をとることにする。山頭火と迷ったが、直前でうどん気分になった。

温泉卵、イカ天、海老天をトッピングしてHK$85(1,700円)。日本の感覚でいうと高いのであろうが、香港の感覚だと非常に良心的。海外で食べた有難みも有るかもしれないが、日本で食べるよりも美味いように思う。

物価の高い香港(まあ、米国駐在の人から、米国はもっと高いですと言われたし、欧州も同様だろうが)で、日本のメーカーは良心価格で頑張ってくれているのは有難いが、日本だけ物価が取り残されている点も感じざるを得ない。このままの状態が続けば、将来的に東南アジアにも物価が抜かされ、日本人が食べたいものが食べられなくなる世の中になるのではないかと危惧を感じる。経済合理性のもと、物は高い方に流れるものだ。この感覚は、海外に出ると非常に差し迫った危機感として、胸に迫ってくる。

忙しい一日も終わり。この日は洋風の弁当を食べ、20時に倒れ込むようにベッドに入る。どうにも、若手時代ほど、仕事の持久力が無くなってきた。

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