疲労がゆえの・・・

新年度になると、各拠点の総経理から、今年は苦しいのでこうして経費を削りたいという様な相談を受ける。昨年、これだけ利益が出たのに(2年連続全拠点黒字を達成)、いきなり変わるまいとは思うのだが、思い起こせば、自分も丸紅時代は、正月は1年で一番いやな時期だった。頑張って目標を達成したのに、年が改まると一転してリセットされて、また一から頑張らなくてはならない(決算期は12月だった)。それが、プレッシャーと不安となって襲ってくるのが1月だった。
部下たちも、同じような気持ちになっているというのは、拠点長としての自覚の表れであろうから、頼もしいという感じはする。
また、そういう不安が有るときに、上に水野がいるから何とかなるという精神安定にもなっているようなので、一応、社長の役目は果たしているのかなと、自分自身に対しても思う。

ただ、自分はプレッシャーを相談する相手(上司)がいないのは、それなりに辛い。これはオーナー社長の宿命だ。
この日は、そんなプレッシャーが食欲に向かった。香港のオフィス契約更新手続きが有ったので、それを終えるとチムトンに行き、巨大なハンバーガーを完食する。
さすがに、ポテトは三分の一程度しか食べられなかったが、その後、翌日の午後まで、お腹が空かず。
ただ、食べるだけではストレスは解消せず。やはり、仕事に打ち込むことでしか、経営の不安は解消できない。

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