これから上海に移動。
明日は3件面談だ。
今年最後のスパート。
年末には、チェイスチャイナから出版する書籍(先日のみずほ総研のレジュメに、図や解説を加筆したもの)を書こう。
年末には、チェイスチャイナから出版する書籍(先日のみずほ総研のレジュメに、図や解説を加筆したもの)を書こう。
(政治はさておき)国民感情という意味での反日、それに起因した日本人の対中感情の、厄介な点であり、同時に救いでもあるのは、「お互い、自分達は被害者だ(相手から傷つけられた)」と思っている点だ。
日本人の記憶には、大使館への投石や、日本車や日本料理店の破壊が有り、それが故に、自分たちは傷つけられたと思い、相手を嫌う。
一方、中国人の感情は、戦争中に遡る。
その時受けた破壊行為や身体的被害は、反日活動の比でないのは確かだし、終戦後、日本が急速な経済成長を遂げた時、中国は、日本人から下に見られていたという感情がある(更に、数百年さかのぼれば、その感情は逆になるのであろうが)。
それ故、日本人を嫌う。
憎悪を抱かせる情報の氾濫が、相手に対する肯定的な感情を押しつぶし、それにより、被害感情が、ますます複雑に入り組み拡大する。
加害者が被害者に与えた感情を、正しく認識するのは難しい。
ただ、人の記憶・感情に時効はなく、自分の取った行動は、何らかの形で自分に跳ね返ってくる。
日本人、中国人共に、この数年間、そして、数十年間に取った行動を認識し反省すべきだ。
相手に反省させるのではなく、自分で認識し、正しい方向に進むための判断材料とするのだ。
丹羽前大使の離任会見での、「日本はけしからん、中国はけしからんと言い合っていても何も生まれない」というご発言は、まさに正鵠を得ているし、日中関係に携わるたくさんの人々の気持を代弁して頂いているとも思う。
お互いの経済依存が進んでいる中で、これを断ち切れば、双方の経済に衝撃的なダメージがある。
その結果、自国の経済、雇用、生活、更には、生命の安全すら脅かされる。
必ずしも、日中友好でなくてもよいが、この現実はしっかり見据えて行動すべきだ。
悪意が善意を押しつぶす流れは、そろそろ断ち切るべきだ。
話変わって、昨日、ジャスコでホットプレートを購入した。
最近、自炊が気に入ってはいるが、男の一人暮らしだと、本格的なものは作る気にならず、ご飯を炊いて、レトルトや焼肉などと一緒に食べるのが常。
これだと、あっさりと食べ終わってしまい、過食に繋がる。
ホットプレートを使って、調理しながら食べれば、ちょっとは改善できるのではと考えた訳だ。
まずは、ちくわや豆腐、しらたきを買って、鍋を作ってみた。
買ってきた材料にポン酢醤油をかけただけなので、味的に特筆すべきものは無かったが、ちょっとのんびりできた。
自炊が続くと、孤独感から夜眠れないのが常であったが、この1~2週間は、バーすらも行く気にならない。
それだけ体が疲れているという事だろう。
今日は、朝6時に起きてしまったのだけど、久々の、急ぎの仕事がない休日なので、無理にでもだらけようと思い、再度寝直し。
11時半に起きて、簡単な食事を作って食べると、住居のジムで走り、買い物に出かけた。
氷、石鹸、アルミホイル等の生活必需品の買い足し。
ただ、家で鍋が食べれる様、ホットプレートをつい買ってしまう。
これがあれば、肉やレトルト食品に偏らなくて済むと、少々嬉しい。
あとは、NNAの連載原稿を書けば、酒が飲める。
NNAの原稿は、最近、月に2~3回ご質問を頂く、日本から中国法人への設備・金型の無償提供の可否を書こうと思う。
広東省では、来料独資転換の結果、無償提供設備方式が取れなくなり、如何に、外国(日本、香港)からの設備を無償提供するかに、悩んでいる企業の方が多い。
勿論、広東省以外、加工貿易企業以外でも、この様な事で悩んでいる方が多いのだが。
ただ、この実行は、中国の制度上、極めて難しく、原則論に立ち返った対応をせざるを得ない場合が多い。
本来、ブログで書きたい事もいくつかかあるのだが、今日は、休養日と決めたのでこの辺で。
夜8時過ぎに広州に到着した。
車中でずっと原稿を書いていたので、何とか、明日香出版の香港投資ガイド(厳密に言えば、シンガポールガイドとの抱き合わせ)の追加原稿が完成した。
本を出した事がない方だとピンとこないと思うのだが、執筆者が本を書上げた後、出版社が誤字脱字を修正して出版、という訳にはいかない。
出版社の意向に沿わない文章は、ボツになったり、修正依頼が来たりする。
書いている時は、締切に間に合わすのに必死なので、文章が荒れている部分もあり、これは直さなくてはならない。
そんな訳で、今回は、(本のイメージと違うという理由で)原稿が5個ボツになったので、他の内容で書き直し。
あと、荒れている文章等を修正したので、なんだかんだで4日間の作業となってしまった。
ただ、総論としては、直した方が良かったなと思うので、その点に付いて感想を述べれば、編集者はこれで飯を食っているだけに、よく見ていると思う。
一方、自分が出したい文章を、出したいように本にするために、子会社のチェイスチャイナが出版権を取得した訳だ(1冊目が、先月出した中国PE課税)。
ただ、それでも、文章の見直しは必要なので、PE課税の本は、編集者と3回以上のキャッチボールが有った。
本というのは、書き終わってからが、一苦労だ。
ホテルに付くと、原稿を送信して食事に出かける。
いつもの「はちべえ」。
実は、初心に戻る一環として、会社として冗費節減の方針を立てたのだが、皆な、日頃から切り詰めてやってくれているので、冗費と呼べるものがほとんどない。
かろうじて冗費と呼べるのは、僕の交際費程度なので、何のことない、冗費節減=自分に対する交際費使用禁止令である。
まあ、体も疲れているし、それはそれでよいか、と割り切るのだが、結果、一人で食事をする事がめっきり多くなった。
一人焼肉、一人鍋、自炊・・・
という訳で、今回は一人鍋。
もつ鍋が、野菜が豊富で良さそうだ、という判断。
キャベツがたっぷり入っているので、当たりであった。
もつ鍋、餃子、そしてビール1杯と、焼酎お湯割り3杯。
ついでに、スープを足してもらって(5元)、麺のトッピング(20元)をもらって半分食べる。
飲み過ぎず、食べ過ぎずで、早めの就寝。
翌日朝9時からの、JETRO相談会に備える。
因みに、お勘定は220元で、香港の相場と比べると、やはりリーゾナブル。
そんな訳で、明後日のチケット(広州東駅⇒ホンハム)の買おうとするが、まさに明後日にダイヤ変更が有るため、予約できないと言われる(香港側でも広州側でもダメ)。
では、明日になれば買えるのかと聞くと、明後日(当日)にならないと、ダイヤも分からないし、買えないという回答で、運営のひどさにあきれる。
クリスマス休暇の前日で、当日は、混乱が確実に予想される(買えるかどうかわからない)し、深圳駅は、前回の週末の様な混雑になる危険性が高い。
大事を取って、明日の最終便の電車を抑えたが、さて、どうなる事やら。
今年最後の広州出張、まさにてんやわんやだ。
香港・広東省の往来が、(ひどい混雑という意味で)怖い今日この頃だ。
景気が良いのも考えもの。
親や部下から、スケジュール詰め過ぎではと心配されるのであるが、経営の不安と恐怖(会社の存続に関する責任)を忘れるためには、忙しい状態に身を置くしかない。
忙しさが去ると、恐怖と不安が襲ってくるのは目に見えている。
つまり、多忙からくる身体的負担と、不安・恐怖からくるメンタルの負担とどちらが大きいか、という二者択一にならざるを得ない訳だが、僕は、メンタルの負担の方が、体に悪いと思っているので、体を追い込むわけだ。
会社経営者だけでなく、会社員でも、部、課という組織を任されると、組織経営のプレッシャーから逃れる事はできない。
この様な問題は、30代以上の人間が、等しく持つ状況ではないであろうか。
昨日は、いつもながらの月曜日のプレッシャーで、朝4時に目が覚めてしまい、寝付けなさそうなので、4時半から仕事をした。
土・日両方とも、10時間以上睡眠をとっていたので(週末に寝すぎという説もある)、さして問題はないのだが。
こんな感じで、会社を守る事に対するプレッシャーは、会社が安定してきてもなくならない。
この先、ずっとそうであろうが、上にいる人間が、どっしりと構えている事で、社員が安心して働ける訳だから、自信を持っていられるように頑張ろう。
会社を興した時に、僕に付いてきてくれた杉山さん、胡さん、麦さんに、3拠点の社長を任せているが、4年半して、全員、社長が板についてきた。
組織を任される事で、やはりプレッシャーを感じている様であるが、それが、人間を成長させているのであろう。
大企業の中でやっていたら、これはできなかった事だ(本社員の中から社長を選ばざるを得なかった)。その意味で、独立して一番良かったのは、この点だ。
独立した時は、2か月間、タクシーに乗らずに、スタバのコーヒーも飲めなかったのが懐かしい。
ホテルも1年間は、1泊300元前後(税込)の部屋しか使わなかったので、バスタブのある部屋に、早く泊まれる様になるのが目標だった。
そんな時期が、今は昔となったのは、個人的には嬉しい事であるが、初心を忘れているのではないか、という自戒の念が最近生じた。
初心に返って、また走り出そう。
そんな感じで、年末のばたばたが続いているが、よく働きながらも、睡眠はしっかりとっているので、体力は徐々に回復。
本調子まであと一息。
引き続き、あまり酒を飲む気にならず(珍しい!)、それが良いのかもしれない。
体は正直だ。
昨日は、10時まで寝て、それからひたすら明日香出版の香港ガイドの校正。
1日では仕上がらない事は良く分かったが、今週前半には終了できるだろうとの見通しが立ったので、古北(栄華西道)美食坊の焼肉屋に行く。
炭火が良い。
香港だと、消防法の関係(と思う)で、室内で炭火が使えない。
炭火焼肉が新鮮だ。
そういえば、15年ほど前、香港に「炭火」という、電気かガスコンロ(どちらか忘れた)を使っている焼肉屋が有ったな。
あれは悲しかったな。
等と思い出に浸る。
これはネギタン。
先日の、純韓国風の店もよいが、やはり、日本人には、日本風の焼肉(日本風の韓国料理)が口に合う、と改めて思う。
ロースを食べたらお腹が膨れ、ユッケジャンクッパが、殆ど食べられなかったのが残念。
美味しいクッパだったのに。
そんな感じで、1時間程度で食べ終わると(生ビールは1.5杯)、マッサージ屋に直行。
90分揉んでもらい、満足したところで帰宅。