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逆向きのコンサルティング対応
僕の顧客は、現在のところ、100%日系企業。
日系企業の中国ビジネス展開のサポートという事なので、顧客は日系・パートナーは中国系というのが基本的な形。
数年前から、中国企業の日本進出、企業買収、不動産買収等の対応をすべし、と人に言われていたが、僕は、「企業文化が分からなければ、コンサルティングはできない。中国企業の文化が、体で分かっていない以上、この対応は安易にはできない」という意見を持っているので、焦らず、数年がかりの対応を考えていた。
ただ、世の流れは速く、そうも言ってはおられず、比較的早い時間軸で体制を作る必要がでてきた。
今回の北海道出張は、その一環。
初回の訪問にしては、それなりの効果があったと思う。
そんな感じで、2日の午後便で東京に移動。
最後に、ホテルの近くの寿司屋で、うに、牡丹えび、いか刺しを食べた。
寿司屋では軽めにしておいて、飛行場に向かう電車の中では、鮭いくら弁当を食べる。
使命感の様に、いろいろ食べた北海道初出張であった。
これが時計台か
札幌到着。
旭川はちょっと寒かったけれど、札幌は随分温かいので驚く。
宿泊は、札幌駅から歩いて5分のクロスホテルというところ。
一休ドットコムで、大浴場付きのホテルを検索したらでてきたホテル。
時計台のすぐ近くなので、まずは、時計台を見てからチェックイン。
ここを見るとがっかりする、と本にも書かれれていたし、人からも聞いていたので、どの程度がっかりするか興味があったのだが、確かにこれはがっかりだ。
その意味では、期待を裏切らないがっかりぶり。
しかし、観光名所だと言われなければ、まったく分からないだろうな。
規模が小さい。
入場料200円取っていたけれど、中には何があるのだろうか。
ちょっと興味はあったが、時間がなく入らず。
旭川到着!
うにしゃぶを食べる
神楽坂でうにしゃぶを食べた。
なかなか良い店で、気の利いたメニューがそろっている(品切れも多いが)。
食事の〆はうにしゃぶで、うにをとかしたスープに、刺身(たこ、白身魚等)をしゃぶしゃぶさせて食べるものだ。
思った以上に新鮮なうにが入っていて、なかなか感動ものであった。
最後は雑炊にする。
ただ、普通に寿司にしたり、そのまま食べた方が美味しいよなあ、とは思ってしまう。
昔、うにどんぶり(どんぶり飯にうにをたっぷりかけて食べる)を食べたくて仕方がなかったが、実際に食べたら、それほど感動しなかった(たまごご飯の方が美味しい気がした)のと似た感じ。
まあ、経験が大切なので、満足という事で。
これから北海道出張。
初めての北海道で、うにやいくらを食べてこよう!
亀一の食べ方
本の売れ行き
この2年間で出版した本は、高額本(15,000円の加工貿易マニュアル、保税区マニュアル)か、中国ビジネス投資Q&Aの改訂版なので、ランキングには縁がなかった。
そんな訳で、ランキングに入っていると期待もしないで見たので、少々驚いた。
まあ、読者層が限られたビジネス本なので、僕の本が、香港という特殊性はあれど、村上春樹等の本と並んでランクに入っているという事自体が、冷静に考えると不思議と言えば不思議なのだが。
しかし、半年前に出した本が、何で最近ランキング入りしたのだろう。
春の人事異動の時期だからか、日経新聞国際版に広告を出したからか。
理由はともあれ、有り難い事だ。
外貨管理マニュアルも最終校正まできた。
出版まであと少し。
こちらもよろしくお願いします!
起業前夜
上場を仕掛ける証券マンの主人公(40代)が、会社を退職するまでの過程を描いた本で、僕も、退職前に、2~3度読み直した事がある。
上場云々は僕のノウハウとは違うが、企業管理とか、ビジネスの構築等、主人公と僕で、共通した仕事をしている部分があり、この点、自分の境遇を投影しながら読んだものだ。
ただ、久々に読み直してみると、随分、気持の変化が生じていているのに気付いた。
それほど強い共感を覚えなくなったのである。
その理由は、
・小説で描かれている状況よりも、自分の経験の方がリアルなので(本を読むのと実体験する
のでは、実体験の方がリアルなのは当たり前だ)、それほどの臨場感を感じなくなった。
・自分の共感が、会社員の主人公よりオーナー社長に向かう様になった。
というのが主要因であろう。
自分自身で意識していなかった変化なので、ちょっと驚いた。
この作者は好きなので、継続して作品は読んでいるのだが。
実体験を経る事で、人の感性も随分変わるものだ。
改めて気付いた次第。
税務の国際化に付いて思うのは
10年前までは、「中国でみなしP/E認定なんて」という感じであったが、時代は変わったものである。
僕が日本で経理部員だった頃(1990~1997年)は、主に米国担当だった。
これは、当時の課長が米国駐在帰りで、「水野が中国が好きなのは分かるが、会計・税務では(良し悪しに拘わらず)米国が先進国な訳だから、まずは担当してみろ」と言って担当させてくれたものだ。
おかげで、P/E認定、移転価格文書化、過小資本税制、組織再編等が主業務の一つとなり、それらの動きが、まさに今中国の税務界で繰り広げられている。
それを考えると、当時の上司に感謝しなくてはならない。
中国では、会計・税務の世界でも、国際的な制度作りが進められている。
減損会計・税効果会計を義務付ける会計準則の導入や、上記の様な税務の動きがその一例だ。
国際課税の世界では、P/E課税・移転価格等、ある意味強引な徴税行為が展開されるので、国際化=良い事では必ずしもないと僕は思っている。
綺麗な理論で武装した凶器を平然と振り回す様な行為が正当化され得る事は、米国の歴史を見ればよく分かる。
ただ、良きに付け悪しきに付け、時代がこう流れるのであれば、その理論に合わせて、企業側も戦わなければならない。
勿論、中国は、中国なりの実務の特徴があり、それを踏まえて対応する必要がある。
ただ、これはどの国でも同じ事。
日本でも、日本なりの特殊性を織り込んだ運営が行われる訳だから。
中国の会計税務の国際化も、そんな形で急速に展開されている。
その慌ただしさの中に、昔の経験が繰り返される懐かしさと、次の攻め手に対する怖さ、そして、前面で戦える充実感を同時に感じる。
顔色も良くなったし
面談も極力控えめにした。
おかげで体が随分楽になった。
移動続きの生活を繰り返していると、体にダメージがたまるのが良く分かる。
「移動続きで仕事が片付かない!」と焦る気持ちもメンタルに良くないし。
2006年に、香港と上海を往復する生活になり、毎月8~10回飛行機に乗っていた時期があるが、あれは本当に大変だった。
その生活が始まった時は、飛行機から降りると、必ず鼻血が出たものだ。
暫くして治ったので、「体が慣れたんだな」と思っていたが、やはり、ダメージは蓄積されていたのだろう。
会社の経営も安定した事もあり、最近、「顔色がいいですね」とか、「元気そうですね」と良く言われる。
体も楽になってきたし、いい感じだ。
今週~来週は、上海。
休養は取ったし(本当の休養ではないが、移動がないというだけで休養した気分になる)、ぼちぼち活動を始めようか。












