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今日の昼食と昨日の昼食

夕方便で上海から香港に移動する。
会社を出る直前に、9月度の月次決算がしまり、思ったよりも良い数字だったので、安心して移動する事ができた。
経営者と言うのは、毎月決算が出る度に一喜一憂しなくてはならないので苦しいもんだ。

今日の昼食は、久しぶりに鰻福で焼き鳥丼。
僕の好みでは、ここのうな丼よりも焼き鳥丼の方が好きだ。
焼き鳥丼定食の大盛り(ポテトサラダ、みそ汁、ソフトドリンク、漬物付き)を食べ、料金を払おうとすると、おしぼりを使ってなかったので1元割り引いてくれた。

因みに、昨日は、近くの焼肉屋で昼食。
二日酔いだったので、辛いものが食べたくなり、チゲを食べようと思い立ったもの。
残念ながら、軍隊チゲは無し。
名もないチゲ?(ちげ鍋と書いてあった)を頼み、即席麺(辛ラーメン)を鍋に入れて食べた。
即席麺を頼んで正解。
鍋の味が全然無い。
味わいも無ければ辛味もないので、まさに、コクもなければ切れもない味だ。
辛ラーメンのスープを2食分入れて、やっとまともな味になった。
鍋に入っている、あふれるほどの野菜と即席麺を食べて、汗を噴出してオフィスに戻る。
元気はでたが、味のレベルは低いなぁ・・・
もう行くまい。

ちょっと胃が疲れ気味&加工貿易セミナーのQ&A

若干、深酒が続いたので、今日は胃腸が疲れ気味。
新天地で夕食を取ったものの、ビールをちょっと飲んだだけ。
二次会も薄い水割り2杯。
夜の10時半にはベッドに入る。
明け方まで寝付けなかったけれど・・・

さて、10月25日の加工貿易セミナー(在深セン)に、現時点で寄せられている質問は以下の通りです。
これに対して、税関から回答、水野が解説する予定。
まだ、座席があります。
ご興味のある方は是非お申し込みを!



① 転廠(深加工結転)の制度の変更は有るのでしょうか。
  有るとしたら、どの様な変更になるのでしょうか。
② 転廠を行う場合は、価格差をつけてはいけないのが原則(転出価格と転入価格は一致しな  ければならない)だと理解しています。
  これは、例外は認められないのでしょうか。
  なんらかの条件を満たせば、価格差をつけることが認め
  られるのでしょうか。
③ 他省との転廠取引は、どの程度実例があるのでしょうか。
④ 来料加工廠から独資企業に転換する場合は、設備(無作価設備)を動かさずに移管するこ  とは可能でしょうか。
  その場合、中古品輸入手続(検験検疫局の検査)を行う必要があるのでしょうか。
⑤ 加工貿易拠点を他省に移転する場合(深セン⇒中西部など)、無償提供設備を再輸出(後再  輸入)せず、保税のまま国内移送する事はできるのでしょうか。
  税関監督期間(5年)満了前の前提で教えてください。
⑥ 同一場所で、組織形態を変更する場合(来料⇒独資企業・進料)、
  生産加工を止めないで対応することは可能でしょうか。
  どの様な手続を行えばよいのでしょうか。


⑦ 税関総署令・150号(加工貿易企業のネットワーク管理弁法)により、ネットワーク管理の  対象が、A類企業からそれ以外に拡大されていますが、深センの実情はどうですか?
  B類企業でネットワーク管理の対象となっている企業はどの程度有りますか?
  申請から認可までどの程度の時間がかかりますか?
⑧ 広東省の輸出加工区は今後増設の動きはあるのでしょうか。
⑨ 来料加工を独資化する場合のメリット、デメリットについて解説お願いします。
⑩ 加工貿易の規定変更が、物流に与える影響についてお伺いしたいと思います。
  例えば進料加工にて中国で生産した物を中国の会社に販売する際に、いったん香港に輸出  し、再び輸入する、というようなことは不可能になるのでしょうか。
⑪ いわゆる非高付加価値産業、労働集約型産業と判断される基準は存在しているのでしょう  か。(例えば、従業員数、小売価格(製品)
⑫ 来料加工から独資への移管の時期を検討しております。弊社では既に独資(国内向けの   み)を開設していますが、その様な場合の再編方法、注意事項も教えてください。
  また、仮に数年後別の場所に移転する場合、現在の地で独資に統合してから移転するか、  現在の地で来料、独資共に閉鎖して新しい地で新たに独資を設立するのでは、どちらが合  理的且つスムーズに移転できるでしょうか。

⑬ 中国銀行に税関宛の保証状を発行して貰う場合、来料加工廠名義で可能でしょうか。
  実際の事例はありますか。
⑭ 制限品目拡大の可能性や外貿権(進料)、或いは独資形態への変更に関して必要となる期  限について教えてください。
⑮ プラスチック成形品(電子部品)を来料加工により生産しています。進料加工への変更も  検討しているのですが、実際に必要となる費用はどの程度でしょうか。
⑯ 第44号公告に関する深セン市の解釈によると、「来料加工企業は制限品目であってもその  ままの形態で運営可能、今後の新設も可能。備案(登記)のみ必要」となっています。し  かし、5年程度先(中期的な展望)を踏まえると、制度の存続はどうでしょうか。また、  転廠制度の今後も踏まえて来料加工企業形態のままでの継続は妥当でしょうか。
⑰ ここ3年ほどで中国コストが著しく上昇しており、生産拠点としてチャイナ+1という考  えが一般的となっていますが、あくまで「深セン地区内でのコストダウン方法」でよい案が  あれば教えてください。
⑱ 加工貿易企業の保証金の件でお伺いしたいのですが実際保証金はいくらくらい必要なので  しょうか。
⑲ 保税物流中心は今後増えていくのでしょうか。

昔住んでいた家と上海での新生活の日々

上海は本格的に秋だ。
半袖では風邪をひきそう。
今日は、久々に新規業務の開拓で、1日中オフィスを離れてあちこちに行く。
オフィスと黄陂南路を何度か歩いて往復したが、その時、1年前まで住んでいた家(伊勢丹の隣あたり)を通りがかり、ちょっと感傷的な気分になった。

1年半前に上海での生活を始め、最初の週末に、やっと家具がそろった部屋で、ソファに寝転がってキャベツの新生活(有吉玉青)を読んだ事。
ちょっと悲しいエンディングに、一人でいるのがさびしくなった事。
夜中に、(時代物で闇雲に重い)ベッドの底が抜けて四苦八苦して直した事。
夜な夜な花木蘭に飲みに行って、酔っ払って部屋に戻ってベッドに倒れこんだ事。
慣れない部屋で寝付けなかった事。
まさに水野の新生活って感じの日々だった。

あれから1年半がたって、上海での知り合いも増えた。
生活の基盤もある程度できた。しがらみもできた。
嬉しい事もあったし、悲しい事もあった。

上海での1年半をふと想った。


フジサンケイのコラムが思わぬ反響を呼ぶ

フジサンケイビジネスアイに掲載している僕のコラム(チャイナウォッチング)が、新華社のネット(新華網)で取り上げられ、それが他の中国のニュースサイトでも取り上げられたり、色々な意見が戦わされたりしている内に、その状況が今度は、日本のYahooで紹介された
数日間で、日本⇒中国⇒日本と逆上陸だ。

因みに、中国語簡体字のサイトに限定して、水野真澄をグーグル検索してみると、昨日の朝の時点では250程度のヒットだったのが、夜になると6700以上のヒットになっていた。
さすが中国のインターネットはすごい。

反響を呼んだコラムというのは、「中国のもてなし」というもので、徹底的なフルアテンドを受けた経験を紹介して、徹底したホスピタリティに頭が下がる思いであったが、最後は、お互いに(接待するほうもされる方も)我慢比べの状態になった、という感じで書いたもの。

30分程度で書いた文章が、これだけ反響を呼ぶとは思わなかった。
僕の最初の本(中国ビジネス・投資Q&A)が、香港の書店で思った以上に売れた時も驚いたが(自分で書いておいて驚くなと言われそうであるが)、宴会のネタでこれだけ反響を呼んだのも驚いた。
中国で宴会評論家だと思われたらどうしよう。

しかしながら、世の中何が話題になるか分からないものである。


またもや出発時間を間違えるも無事上海でうどんすき

香港から上海に移動。
一応、本土の国慶節休みでのんびり出来たし(香港は出勤なので、「のんびり働けた」という表現が正しい)、思い悩んでいる事が全方位的に有ったけど、ある意味(いい意味で)開き直れたし、これから前向きに攻めるぞという気持になってきた。

そんな感じで、上海入り。
本土の国慶節休みの最終日なので、この日のチケット確保は難しいのだが、キャセイ・ドラゴンのゴールド会員なので、72時間以上前の予約であれば、エコノミーは座席保証という得点が付いており(旅行代理店の方から教えてもらった)、あっさり取れた。
なかなか使えるゴールド会員。


午後2時の飛行機を取った筈だと思い込んで、家でうどんでも食べて空港に行こうかなぁと考えながら旅程表を見たら1時発であった。
その時点で、11時ちょっと過ぎ。2時間を切っている。
しまったぁ、と思ってかばんをつかみ(出張に最低限必要なものは、いつもかばんに入れてある)、タクシーに乗って、エアポートエクスプレス経由空港に。
これで空港到着は11時50分。
チェックイン・イミグレ・荷物検査を済ませたのは12時5分。
ボーディングまで30分あるので、ラウンジに行って、ヌードルバーの坦々麺を食べる。
香港の交通と空港のシステムは大変素晴らしい。

しかし、最近、このての勘違いが続くなぁ。

上海に到着したら、うどんが無性に食べたくなり、虹橋に直行。河むらで食事
その後は、二時間マッサージして就寝。
台風が来ているようで、窓ががたがた音を立てるので、よく眠れず。

変な名前の寿司屋があった

寿司喰の看板。外から見る限りでは店の雰囲気とかはしゃれてそうだけど

国慶節休みとは言っても、香港の休みは1日(10月1日)だけ。
それでも、本土が動かないので仕事が少なく、久しぶりにのんびりした一週間であった。
2日・3日は風邪気味だったので早帰り。

4日は、NAC社長(兼深センマイツ社長の)中小田さんと会食。
暫くぶりの会食であったがお元気そうで、こちらもつられてハムカツ、コロッケと揚げ物を食べまくった。
話変わるが、ハムカツとマカロニサラダというのは、なんとも郷愁を誘う食べ物である。
チープだが、何故か惹かれてしまう。

5日はランカイフォンで食事。
会場まで行く途中に、寿司喰(すしくう)という、変な名前の寿司屋があった。
日本人経営ではないだろうなぁ。


天井から水が噴出す

先日、香港のマンションの天井から水が噴出した。
上の階の部屋が改装工事中なのであるが、水道管でも破ったのだろうか。

これは大変だと、管理人に連絡し、上の部屋の工事業者を呼んでみるが、誰も騒がずあわてない。
工事業者の人は、椅子に登って天井の壁紙をカッターナイフで切って水を出し、それが終わると手でぺたんと壁紙をくっつけて、「これで大丈夫!」と得意げである。

1年前も、天井に組み込まれている照明から水が噴出した事が有る。
この時は、斡旋を頼んだ不動産業者に電話をしたが、「乾けば大丈夫です!」とこれまたのんびりした回答が返ってきた。

香港というのは、隣の部屋が大騒音で工事をしていても、上から水が噴出しても、ともかく誰も意に介さない。

ある意味、「大物ぞろい」という感じがする。
10年以上香港に住んで、この感覚にそれなりに馴染んできてしまった感がある僕であるが、果たしてこれで日本の環境に馴染むのだろうか・・・


広州ウェスティンホテルで飲茶をする

広州のウエスティンホテル

日帰りで広州出張。
本土は国慶節休みだけれど、今週中に打ち合わせをしなくてはいけない事項が有って、駆けつけたもの。
打ち合わせ場所は、最近できたWestinホテル。
広州東駅から歩いて5分(丸紅広州の有る中信広場の隣)。
中華料理屋で飲茶をつまみながら2時間半ほど打ち合わせ。
店の評価・・・
● 青菜の炒め物 ⇒ 大変美味しい
● 炒飯 ⇒ 美味しい
● カニ卵シュウマイ ⇒ 普通
● 小籠包 ⇒ いまいち
● フカヒレ餃子スープ ⇒ いまいち
という感じ。

雰囲気が大変よく満足したが(お金を払ってない身で生意気な事を言うと怒られてしまいそう)、小籠包の品質改善が鍵か!?

打ち合わせ後、3時半初の電車で香港に戻り、夜まで残業。
疲れがたまったのか、風邪気味。
あと、日曜日にコンタクトをつけてサッカー場に行ったら(見ていただけ)、砂が入って眼がちょっと腫れてしまった。
眼・鼻の調子が悪く、体も疲れているので、土曜日までは運動はやめ。


ちょっと風邪気味のようだ

若干、風邪気味。
6月中旬から運動を続けてきた疲れがちょっと出てきたかなという感じ。
幸い、今週は本土が国慶節休みでのんびりするので、体調回復に当てよう。

4ヶ月の運動の結果、随分、体が絞れてきたが、4ヶ月もたつと何がきっかけで運動(ダイエット)を始めたのか忘れてしまった。
う~ん、と考えて、ブログを見直すと、度重なる上海での重い会食、日本出張時の食事で、6月中旬に、会う人会う人から、「太りましたねぇ!」と言われて悔しかったのがダイエット開始のきっかけであった。
「運動をして、食事制限を一切しないで痩せる(体を引き締める)」というコンセプトでやっているので、痩せ方はドラスティックではないけれど、体力(筋力)も回復してきたので、今のところ成功といってよいであろう。

ちょっと行き過ぎないように、今週は一休み。かな。

最近&今後の保税区動向

くたくたで14時間寝る。
まあ、体が疲れているのは、運動を果てしなくしているからなのでいい事だが。
今日は3時間ジムに行ったのであるが(内、1時間がキックボクシング)、運動前に燃料切れで体が動かなかったので、先ず、スターバックスでブルーベリードーナッツを一個食べて栄養補給する。
僕としては珍しい行動。

キックボクシングを始めてまだ2ヶ月半しかたっていないが、パンチも昔ボクシングをやっていた時のように決まるようになってきたし、最初は、素足(足の甲)でサンドバッグを蹴るのが痛かったが、今ではいい音で決まるのが気持よい。
一人でサンドバッグを叩いていた時とはまったく違う感じ。
やはり、何事もお金を払って教えてもらうと違うなというのが実感。


さて、久々のビジネスネタ。
広東省の保税区の動向がちょっと気になったので、亀一に広州保税区にヒアリングに行ってもらった。
気になったポイントは、「加工貿易制限類該当企業の受入態勢」など。
なかなか面白い話が聞けたようなので、ポイントを下記。

1.制限分類(を取り扱う)企業の受入
第44号公告の施行により、制限分類を扱う加工貿易企業は、沿海地域に関しては、保税区・輸出加工区しか新設が認められなくなった。
では、保税区の受入体制はどうかというと、「第44号公告公布後、多くの制限類企業から広州保税区へも入居の問い合わせがあったが、原則として全て断っている。これは他の保税区でも同様であり、制限分類企業は中西部に会社設立するしかない」という回答。
勿論、交渉の余地がまったくないのか(少なくとも、規模の大きい企業は対象外とはできないか)等の疑問はあるものの、基本的には受入せず、というのが原則姿勢らしい。
空き面積が少なくなってきた事もあり、「物流・倉庫業など区内製造業へサービスを提供する企業」を中心に誘致していく方針との事である。


2.保税区域外貨管理弁法
新しい外貨管理弁法が10月1日より施行されるが、これに付いての運用詳細は現在研究中。11月中に細則公布を予定しているとの事。
外貨送金に関して必要となる書類が弁法には明記されていないのが、細則にはこれを明記するよう要請しているらしい。

3.保税区の今後
現在の保税区の位置付けが、ある意味不明瞭なので、全国15箇所の保税区に対して、今後のあり方を、以下の4種類の中から選択するよう税関総署が指示を出しているとの事。
① 輸出加工区・物流園区等と同様に、増値税還付機能(国内貨物の搬入時の増値税還付)の付与等を行い、機能を向上させる。
② 一般の開発区(保税機能の無い開発区)に転換する
③ 物流園区の併設など、保税区+αの機能を追加する
④ 現状維持

南方の保税区は①・③、北方の保税区は④の選択をする傾向にあるとの事で、今後、各保税区で何らかの動きがあるかもしれない。
広州保税区は、物流園区の開設を希望しているようで、これが上記の誘致方針(物流・倉庫業の誘致)に反映されている模様。