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日本(ハードボイルド)

一週間お休みのはずですが・・・

僕のキャラとはぜんぜん違っているけれど、(というか、違っているからこそかな?)大学の頃からハードボイルドが好き。

ハードボイルドといっても、拳銃を振り回したりするのではなくて、精神的なもの。
僕流の定義で言えば、「やせ我慢」・「動じない態度」という感じかな。

好きなのは、新野剛司の小説に出てくる主人公。
教師(もう君を探さない)とか元コメディアン(8月のマルクス)とかが、やせ我慢をしながら、筋の通った生き方をしているのが格好良い。
こんな感じに、筋の通った生き方をしたいものだと考える。

考えるだけでできていない。
筋の通った生き方だな。これからの課題は。

上海(台湾にいた方。MTVとK書を知っていますか)

M&C上海が引越しを完了。
僕の机とか、一部の家具が入っていないけれど、執務室は準備が整った。
とは言え、シンナーのにおいで頭ふらふら目はちかちか。
1週間位は辛いような気がする。
日本出張でよかった。


全然、脈絡がないけれど、昔台湾にMTVというのがたくさんあったのをふと思い出した。
これは、今は死語だろうなぁ。
1988年に台湾留学した時、貸しビデオは僕の大変良いお友達だった。
男たちの挽歌は100回くらい見て、セリフを暗証できるくらい。
これで北京語を憶えた部分が少なくない。
だから、僕の北京語ボキャブラリーには、「くそ野郎!叩き殺してやる」という感じの物騒なものが多いわけ。

ただ、友達と街をぶらついていて、やる事がない時は、MTVに入る事も多かった。
MTVというのは、個室で見るビデオで、「下の階でビデオを借りて、部屋に案内されてビデオを見る」仕組み。
カオラケ・ボックスのビデオ版。


それから、MTVのカラオケ版が出てきて、これがKTVと名づけられた。
つまり、カラオケボックス。
KTVが出てきたのは、正式には知らないけれど、僕が台湾留学していた1988~1989年の頃(少なくともたくさん出来たのは)だった様な気がする。
その時、日本でカラオケボックスというのが有ったかどうか分からない。
僕の記憶の中では、KTVの方が早かったような気もするけど、何分、僕は2年以上日本を離れていたし、大学・新入社員の頃は、娯楽には縁遠い生活を送っていたので(男だけで安居酒屋で酒、というのが唯一の娯楽だった)。
少なくとも、似たようなタイミングで出てきたような気がするが、勘違いかもしれないので、これは今度調べてみよう。

他に、死語になってしまったもの(在台湾)として、「K書」というのが有った。
何かというと、学習喫茶で、K書は、中国語の「看書」のおしゃれな言葉(だったんだろうな。あの頃は)。
机とライトが置いてあって、ちょっと高めの飲み物代を払うと、そこでずっと勉強できた。
家が狭かったり、家族が多かったりで、家でゆっくり勉強できない人向けの喫茶店で、これも街中にたくさん有った。

時代と共にこれも消え去ってしまったが・・・
大変懐かしい。

香港(イライラし通しの週末)

金曜日は朝早くから出勤して、がむしゃらに仕事をしていたが、途中で嫌な事があったので仕事が手に付かず。
すっかりペースが狂い、処理速度がた落ちのまま夜8時半まで仕事をして、「精神状態回復の為のビール」を飲みに、(部下)水本君・夏栗君を誘って飲みに行く。

この付けが回って、土曜は11時頃から夜の7時まで出勤。
まだ前日の事が頭からはなれず、イライラして夜眠れず。

今日は観念して、ただただ松本清張を読み続け、仕事外の事に気を向けようとする。
青い描点を読み終わる。

心安らかな日というのがずっと続くわけではないもんだ。

社長業も大変。

上海のオフィス引越し

古い(引越し前)のオフィスは箱庭のよう。ピンクのセーターを着ているのが僕。

週末にオフィスを引っ越す事になった。
引越しとは言っても、同じビルの4階から2階に引っ越すだけ。
でも、面積は3倍弱になるので、結構、成り上がった気分がしてよい。
面積3倍弱とは言っても、現在のオフィスの面積は、建築面積で60㎡程度(使用面積は40数平米?)の箱庭の様なオフィスなので、別に、巨大な場所に移るわけではないのだが

これは別の角度から。奥に見えるのが僕の席(たったこれだけの面積)

上海に会社を作る時、次の様に考えた。
● 稼げるようになってから広い所・綺麗な所に引っ越そう。
● コンサルティング会社は、オフィスも信用(良い場所に入らなければならない)という人が多いけど、僕の顧客は全て日系企業。
● そうであれば、僕の信用で商売を取る。オフィスは小さくてもぼろくてもいいんだ!

まあ、ある意味では(逆の意味での)気負いだけれど、そんな訳(意地)で、敢えて小さい場所を選んだ。
開設早々順調に商売が伸びているおかげで、あと1ヶ月程度で上海の社員が10人(出張者・受け入れ社員を含めると12名)になる。
今のオフィスでは、机が6個しか置けないので入るスペースがない。
それで思い切って、引越しをする事にした次第。
先日のブログで、僕が家を引っ越す(6500元⇒3500元の家賃)と書いたけど、これは、オフィス家賃上昇の補填の様な意味。
まあ、家には殆どいないので、オフィスが綺麗な方がよほど良いと考えた訳。

僕も偏屈者ではないので、良いオフィスが欲しいし、良い家に住みたいし、車も欲しいけど、もっと頑張らないとそこまで行き着かない。
早く稼ぎをのばして、人もうらやむ生活をしたいものだ!

僕の会社は、花園ホテル(オークラガーデン)の敷地内。
6階建ての小さなビル(ワタベウェディングの広告が屋上に乗っている)。

ここがオフィスビルだと気付いていない人が多いけれど、意外な掘り出し物であった。

上海(アイヌランドに行ってきた)

林さん&大輔君と

先週末に久方ぶりに、(香港で行きつけの日本料理屋の)宇津木に行った。
その時、宇津木さんが、上海で日本料理店を経営しているというのをはじめて聞いた。
アイヌランド(愛奴蘭)という店で、店の名前だけは前から聞いていたが、宇津木さん系列とはびっくり。
二番手で料理をしていた香港人の方(林さん)が張り付いているというので、早速顔を出す。場所は衡山路の地下鉄駅の直ぐ近く(永嘉路)。
2月から僕は、衡山路に引っ越すが(家賃が6500元から3500元に)、偶然その直ぐ近く。
大変おしゃれな店で、酒を飲んでくだを巻く店ではない。
雰囲気がよいので、接待かデート用だな。

あんこうなべを前に鍋奉行と化しているところ

店に顔を出すと、林さんが、「焼き油揚げ」を直ぐにサービスしてくれた。
僕はこの油揚げの炙ったのが大好きで、宇津木では、「水野さんの好きなやつ」というと、これが出てくるという品。
10年間の付き合いというのは、こんな感じで便利だ(ありがたい)なぁと考える。
店の作りは創作っぽいが、刺身・寿司のネタも良くて美味しかったし、牛タンはこれだ!という味だったし、久しぶりに食べたあんこうなべも美味しかった。
一人の時の食事には便利そう。
家から近いし、これから使おう。
男一人だと雰囲気に馴染むかな?と少々気がかりだが。

昨日・一昨日と続いた激しい宴会で、かなりしんどかったので、軽く飲んで就寝。


上海(外高橋保税区とセミナーを共同開催します)

朝10時発の便で香港から上海に移動。
昨日の宴席(クライアントの方から接待を受けた)が激しかったので、移動が大変辛い。
機内の二時間は死んだように眠る。
上海到着すると、空港内には人は少ないが、入国審査の時間がいつもより随分かかっており、なかなか順番が回っていない。
審査の際にボーディングパスの半券の提示が新たに要請される様になったので、みんなあわてているようだ。
捨ててなくてよかった。

入国審査終了後はタクシーで移動。
浦東の森ビル(HSBCビル)に用事があったので、時間節約の為にタクシーを使ったのであるが(リニア⇒地下鉄⇒徒歩だと時間がかかるので)、乗ったタクシーが初心者で道がさっぱり分かっていない。
「浦西のタクシーだし、運転はじめて2ヵ月だから道が分からないんだ。教えてね」と堂々と言われ、方向音痴の僕が道案内をする羽目に。
到着後は、「もう空港から陸家嘴は行ける様になったよ!」と感謝される。


話し変わって、2月6日に、外高橋保税区とセミナーを共同主催する事になった(場所は花園飯店)。
保税区関連の変化が激しいので、この機会に、対応をはっきり説明してもらおうと言う趣旨。
Q&Aの時間を1時間半程度とって、質問にしっかりと回答する予定。
質問は事前受付で、保税区政府が回答⇒僕が解説するという形式。
例えば、
● 区外分公司の開設は必要か
● その場合の納税方式は(増値税、企業所得税)
● 保税区企業の外貨管理はどう変わっているか
● 増値税輸出還付適用の問題点と対応は
● 物流園区はどう活用するか(加工貿易品の中国内販売に際しての経由地としての活用)
などなど

告知期間が短くて恐縮ですが、是非、お越し下さい!
詳細は、こちらです!

香港(SEEDで小便小僧キャンデーを貰った)

小便小僧キャンデーはリアルでちょっと怖い

週末、時間があったのでSEEDに行った。
最近、香港では外食せずに、まっすぐ帰宅しているので久しぶりだ。

久しぶりにたくさん飲んだらすぐ酔いが回ってきたので、1時間弱で店を出る。
出掛けに貰ったお土産がこれ。
ベルギー産の小便小僧キャンデー!
かなりリアルで不気味・・・

紫色とオレンジ色の二色出されてどちらがいいですか?と聞かれる。
紫色があまりに不気味だったので、オレンジ色にしてみたが、においをかいだら何の匂いもしない。
怖くてなめられない。
紫色はおそらくぶどう味なので、そちらの方が良かったかな?


香港(加工貿易禁止分類の整理に四苦八苦)

新しい本を書き終わり、原稿チェックも終わらせた。
今回は、今まで無かったことだけど、図をたくさん(50個くらい)入れるのでこれが結構手間だった。これも何とか終わらせた。
今回の本は、我ながら分かりやすく書けたと思う(ちょっと自慢)。
分かりやすさにかけては、今回の本はちょっと自信有り。
このテーマを扱った本・論文は、実務手続だけに終始しがちだけれど、実務手続だけでなく、管理者が読んでも分かりやすい形(商売の組立の参考にできる様に)に仕上げたつもり。

最後の難関は添付資料。
これを書くと何の本を書いてるのか分かっちゃうけど、添付資料は、加工貿易禁止目録をつける予定。
前回804分類が指定されたので、これを日本語にするのも(分量が多くて)大変だけど、実は、加工貿易禁止分類はこれだけではない。
その他に、400分類くらいあるのだけれど、例によって、ちょこちょこ通達で修正されているので、具体的に何が該当するか選別するのが結構手間。
「何で、1回で済むようにしないんだ。禁止目録出すなら、これに全部織り込むべきだろう!」と作業が難航するとイライラしてくる。

これがあとどれだけで仕上がるかだな。

香港(今年の仕事開始⇒肇慶市高新技術開発区の紹介執筆)

今年発出勤。
体調十分で仕事に望んだが、何分、1週間近くE-mailが不調だったので、溜まっているメールが多く、夜の11時近くまで食事もせずに、デスクにかじりつく事とあいなった。
最後の1時間は、コンシェルジュ(華南シフト)の原稿書き。
肇慶市高新技術開発区の紹介。
最後は、ビールでも飲みながらやろうかと思い、誕生日に半ダース買ったビールを探しに会社の冷蔵庫に行くが跡形も無い。
くそー!やられた!と思ったが、3ヶ月以上も放っておけば、無くなるのも仕方がないかと考える。そんな訳で、早く家に帰って飲もうと思い、歯を食いしばって書き上げる。

導入部分だけ書いて、「後は取材データを元に書いてくれ。明日中」というE-mailを亀一に打ちたいという誘惑にかられたが(打ちかけたが)、考え直して自分で書く事にする。

肇慶の取材は、12月27日。
香港・華南の生活に10年住んでいながら、今まで肇慶には行った事がなかったが、昨年12月は2回も訪問する事と相成った。
今回訪問した高新技術は、広東省の省級開発区。
アジア・アルミが工場を作った事で話題になった。

肇慶に行った事が無いうちは、「どんなに遠いんだろう」と考えていたが、実際に行ってみると、思いの他近い。
高新技術開発区は、仏山市三水区と面しているため、広州の市街地から車で1時間強で到着する。新白雲空港までは、35Kmの距離という事だ。
到着すると、広い!何も無い!という事で驚く。
ここは、1998年に認可を受けた新しい開発区という事で、まだ、企業数も少ないが、第一期の25K㎡は、ほぼ成約済みという事である(計画総面積は98K㎡)。

アジアアルミの工場

アジアアルミの整然とした工場が目を引くが、やはり、平坦な土地が、これだけある開発区は少ないと言う事で、これと地価の安さが決定要因だったとか。
確かに、地価は安いし、土地は有るし、空き地もあるので、意外に狙い目かも知れない。
ただ、港が小さいのが難点。
現在の地価は、165元/㎡(工業用地)という事であるが、今年早々から全国的な土地譲渡最低金額の設定が行われ、肇慶市の最低譲渡額は205元/㎡となったはずなので、この水準に引き上げられるという事であろうか。
ともあれ、深セン・広州・東莞も、空き地がタイトな状況になってきたので、仏山市山水、肇慶等の様に、「今までそれ程の知名度・人気が無かったが、立地は良い」という場所が、これからクローズアップされる様な気もする。



原稿を書き上げ、夜の11時過ぎに帰宅 ⇒ 夕食 ⇒ 先日浦東空港で買った、ジョニーウォーカーの青ラベルをオンザロックで飲みながら、松本清張の「Dの複合」を読みながら就寝。
あ~疲れた。