紹興で本場の紹興酒を飲む

ちょっと前の事だけど、杭州⇒紹興⇒寧波を訪問した。

特に、紹興は初めての訪問。
大学時代から、紹興で本場の紹興酒を飲んでみたいと思っていたけど、その念願がやっと叶った訳だ。
紹興の開発区も前から見たいと思っていたし。

開発区は駆け足で見て、余った時間で魯迅記念館を観光。
そして近くの料理屋で、つまみと常温の紹興酒を飲んだ。

紹興酒は特に好きではないけれど、本場に来て、その雰囲気の中でのむとさすがに美味しい。
ゆったりと時間が過ぎるのを感じながら、ちょっと辛口の紹興酒を楽しむ。


そして、魯迅記念館、咸亨酒店を回る。


杭州湾大橋にて

寧波から上海への戻りは、杭州湾大橋を初めて渡る。
長さ33Km強の海上大橋だ。

これがない頃(2006年)、寧波から上海まで車で移動した事があったが、この大橋の開通により、かなり時間が短縮になった。
長さに感動するも、写真に撮ると、あまり感動が伝わらないな。

上海総合保税区から表彰される

上海総合保税区(外高橋保税区と物流園区・洋山港保税港区・浦東空港保税区の共同管理)より、2009年度の優秀パートナーとして選ばれ(濾総保管[2010]52号)表彰された。

優秀パートナーとは、貿易・製造・物流以外の分野で、上海総合保税区に貢献した企業18社で、当社以外に選ばれた日系企業・日中関係機構は、三井住友銀行・みずほコーポレート銀行・三菱東京UFJ銀行・日本国際貿易促進協会・日中経済貿易中心。

また、他の分野では、経済貢献企業(貿易・製造・物流企業)100社、発展が期待される企業18社、優秀企業家18名が表彰対象となった。

この優秀パートナーには、旧M&C(丸紅商務諮詢)時代も選ばれたけれど、優秀パートナーも、その他の分野も、一部上場の大企業で占められる中、設立初年の水野商務諮詢(上海)が選ばれたのは、その時とは違う嬉しさがある。
僕の会社を推薦してくれた政府関係者の方より頂いた、「独立しても、水野とやっていくよ」という言葉は素直にうれしかった。

華南のイメージが強い僕ではあるが、コンサルティング活動の発端となったのは、1992年の上海外高橋保税区。
その意味で、思い入れ深い場所なので、18年が経過して、こんな形で支えてもらえるのは感慨深い。

尚、上海総合保税区の新政策は、今後、いろいろと打ちだされてくるであろう。
表彰式典は、体調絶不調で脂汗を流しながら参加した状態だったのと、広州行のフライト時間の関係で途中退席せざるを得なかったので、各機関の発表を十分聞く事が出来なかった。
その中、税関より「税還付等の政策は、追って財政部より発表される」という発言があったが、これが、(総合保税区管理への移行に伴う)外高橋保税区に対する増値税輸出還付権付与であれば(これは単に僕の推測であるが)、大きな変化であり、同保税区が更に発展する要因となると思う。

その意味で、今後の政策発表を待ちたい。

杭州西湖今昔と新著販売予定

上の写真は1985年で、下は今

ちょっと前の話になるけれど、杭州に久しぶりに行った。
暫く西湖観光も行っていないので(暫くどころか25年ぶり)、ちょっと湖畔を散歩する。
上の写真は大学時代の旅行。
西湖観光ボートとその前に立つ僕。
下の写真は今の観光船。
西湖も変わったし僕も変わった。
時代の流れを感じるな。

話変わって、新著の話。
NNAから出版予定の外貨管理マニュアルは、出版が6月になりそう。
原稿が完成したのが1月なので、出版までに制度変更があると内容を修正せねばならない。
そうすると、また出版が延びかねないのでドキドキするが、これは出版元のNNAさんに一任するしかない。
6月にきっちりと発売できるのを祈ろう。

そうこうしてるうちに、キョーハンブックスから出版予定の「中国ビジネス会計税務用語集」の改訂版も、完成間近になってきた。
用語集は、2004年に販売し、特に三省堂書店には随分評価してもらった本だ。
初版の出版時より、これは発展途上の本なので、改定を重ねて倍以上の分量に持っていく、というのを目標としていたが、作業が本当に大変なので、そのまま止まってしまっていた。

今回、NACグローバルの斎藤さんと共著という事になったが、彼が若さを武器に、随分頑張って作業を進めてくれた。
おかげで、ページ数も、初版240ページから750ページくらいに増量。
語彙、資料、索引(ピンイン入り)等も完成度が高くなった。
これも、6~7月の出版予定。


体調を崩したが善意解釈しよう

今週は数日体調を崩して、2日間は全くものが食べられず、お湯だけ飲んでいた。
体調絶不調の中で、上海⇒広州⇒香港と移動したので、かなり苦しかった。
式典参加と、面談数件もこなしたし。

幸い、一番深刻な体調だった2日間は、面談3件と式典参加だけだったし(脂汗を流しながらの対応だったが)、上海⇒広州のフライトはファーストにしたので、体が真横に倒せたため、何とか無事に移動できた。

胃腸の問題なので、悪いものでも食べたかと思ったが、疲れが蓄積したのであろう。

非常に辛い数日間ではあったけど、E-mailの処理はなるべく控えて、なるべく早く寝るようにしたので、疲れはちょっと取れた気がする。
目のかすみや、右耳の調子もちょっと良くなった。
ここ数年は、ともあれ全力疾走続きだったので、無理がたたったという事か。

まあ、苦しくはあったが、休養の代わりになればよいか。
善意解釈。

因みに、2日目に飲んだ正露丸が、大変効いた。
正露丸の偉大さを改めて感じた次第。

日本を満喫中

車中で食べた駅弁

朝6時半に家を出て、新幹線で静岡に。
今日は終日香港貿易発展局主催の面談会だ。
思い起こせば、静岡は2003年の浜松講演会以来。

小中学生の事は、年に何回も新幹線で新横浜と名古屋を往復していた。
当時、ひかりは新横浜に止まらなかったので、いつもこだまで移動してたから、静岡を通過したら、「やっと半分だ!」と感じたものだ。
その意味で印象深いが、静岡駅で降りるの自体は初めて。
コンサルティングの仕事を始めて良かったのは、たくさんの人に会える事と、色んな場所に行ける事だ。

前回の京都(香港貿易発展局主催セミナー)に引き続き、今回の静岡もワンタッチ。
日帰り出張なので、観光するまもないが、街の雰囲気を味わい、新幹線でビールを飲みながら駅弁を食べるのは大変楽しい。

今回選んだ駅弁は、菜食主義者向けの様な幕の内。
30代まで、僕は野菜が嫌いで、定食を食べても付け合わせの野菜は全て残していた。
その印象が強いのか、両親からも、友人からも、部下からも、「野菜を食べないといけないぞ」とよく言われる。
ただ、ここ数年、めっきり野菜好きになっているので、その心配は無用だ。
なかなか良い弁当であった。

只今日本滞在中。
新幹線から、ベストアングルで富士山を見て、街中の桜を鑑賞する。

日本を満喫中という感じ。

善意解釈

過去を振り返ってみると、若い頃の方が怒りっぽい。
それが、歳をとるにつれて、だんだん穏やかになってきているような気がする。
いろいろ経験して、人の心に触れたという事だと思うのだが。

クライアント以外の方の依頼を受けて無料面談をしたり、無料講演会で頂いた質問にお答えしたりした後で、E-mailの一本もない場合、人情として、「(例えば)1時間の時間をかけて、無料で回答したのに、挨拶の一つもないというのは何たることか!」と思うのであるが、その後、半年以上たって、「本社の説得が実り、やっと会員にならせて頂く事ができます」というE-mailが来たりする。
若しくは、5年以上前の面談に関して、人から、「無理だと思って依頼したら、あっさり水野さんが会ってくれて嬉しかったです、と○○さんが言われてました」という話を聞いたりする。

こん時、「直接的なレスポンスがないけれど、こんな感じで思ってくれていたのか」としみじみ感じたりする。
そんな経験をすると、「人の気持ちは分からないけど、善意解釈しておこう」と考えるようになる。
勿論、この様なコミュニケーションのギャップがない様に、こまめに意思表示をするというのは必要な事なのであろうが。

それはさておき、人の気持ちは読めないけれど、ちょっとした事象に過敏に反応せず、泰然自若としているのが正解なのだろう。


歳をとるという事は

ちまたには、歳をとる事を後ろ向きに表現する傾向があるが、それは間違いだと思う。
歳を重ねる事は、経験を積むことであり、それでしか学べない知識があるからだ。

人によって、能力の方向・種類はまちまちであろうが、その分野で同じ素質があるとすれば、経験を重ねた方が断然能力が高い筈だ。
僕自身で言えば、今の僕は、20代、30代の頃、絶対解けなかった問題が解けるし、50代になれば、さらに難しい問題が解けるであろう。
これは、経験を積み重ねた事によるものだ。

歳と共に武器を手に入れていくようなものなので、その代償で、目が見えにくくなったり、筋力が弱まったりするのはやむを得ない。

勿論、神様(?)は平等で、若い頃にはやる気と行動力、そして、好奇心があるので、それが人を動かす事がある。
僕は、25才の時に、とある会社の経営分析報告を書き、その会社の方に大変ほめられた事があるが、今から思うと、知識の無さの結集の様な出来だと思うし、決して褒められるに値するものではないと思う。
ただ、思い込みが明確な言葉となり、意思と受け取られたのであろう。
今からすれば、恥ずかしい限りだが。

当時そのレポートをほめてくれた方から、5年ほど前に、「あの時の水野さんの報告は、刃物の様な怖さがあった。それが今ではすっかり丸くなってしまったのではないか」と言われた事がある。

ただ、刃物は人に向けるものではなく、内(自分)に向けるべきものだと今では思う。
自分の発言、執筆に不適切なものが無い様、自分に向けておくべきものだ。
努力しても、なかなか出来ない事であるが、最低限、その覚悟は持ち、努力したいと思う。

合気道の植芝盛平は、「死ぬ直前の自分が一番強い」と言ったそうだ。
僕も、「死ぬ直前の自分が、一番能力がある」と言えるように、胸を張って歳を重ねていきたい。
実際、そう思っているけれど。

まだまだ勉強だ。

近況

ブログが止まっているけれど、仕事は順調。
ただ、3月は講演会を4回引き受け(京都、広州、深圳、上海)、香港と上海の双方で引っ越しがあったので、ブログを更新する余裕がなかった。

ただ、これ以上書かないと、5年半続いたブログが終わってしまいそうで、それも悲しい気がする。
毎日書こうと思うとプレッシャーになるので、とりあえずは、気軽に再開しよう。

起業1年半が経過して、会社は4社(合弁会社のチェイスチャイナを含む)。
社員は12名(現在3名採用活動中)。

半年以内に、会計事務所への資本参加、異業種への出資、日本拠点の開設(横浜みなとみらいを予定)を控えているので、今年もやる事が多い。

仕事が本当に順調なのは有り難いし、クライアント・提携先の方々には、本当に感謝したい。感謝の気持ちでこのまま全力疾走を続けたいけれど、1年半走り続けた疲れが出てきた。
右耳の調子がちょっと悪かったり、肩と首が洒落にならないくらいバリバリになっていたりなど、体が休息を要求しているのが分かる。
束の間でも、ゆったりしよう。

書きたい事はいろいろあるけれど、今日はもう就寝。
日を改めてまた更新します。

二日連続セミナーが終わって

3月9日(広州)、10日(深圳)と、2日連続のJETROセミナーが終了した。

こんな感じのみこしに乗る様なセミナー(主催して頂き、講演者としてよばれる形)は、自己主催のセミナーに比べれば、体の負担は少ない。
自己主催セミナーだと、終わるとどっと疲れが出て、2日くらい脱力してしまうので。

ただ、2日連続だと、講演者として参加する形でもさすがに疲れる。
今朝は、疲れがおし寄せている感じ。

今回のJETROセミナーは、来料独資転換でも、かなり深い内容を話した。
一部の独資転換では、「独資転換のフローチャートから、転換実務で発生する諸問題の内容と解決方法」。
二部の進料転換後の運営では、「進料と来料の増値税コストの比較」、「転廠実務の問題と解決方法」、「転廠に拘わる増値税課税の注意点とコスト比較」、「差額核銷方式の手続とメリットデメリット」という感じ。

これだけ掘り下げると、聞いてもピンとくる方は少ないかも知れないし、それ以前に、実際転換作業をする方でないと、聞こうと思わない内容だろう。

ただ、これくらいの内容を話せると、さすがに楽しい。
実際は、20名くらいの少人数で、じっくり詰めるネタだろうなと思う。

次回企画してみようか。

慌ただしい

日本出張無事終了。
京都の講演会も順調であった。

心残りは、前日の東京での仕事が長引いて、京都到着19時半。
部屋でE-mail整理が終わったのが22時近く。
翌日は講演会・面談終了後、新幹線に飛び乗ったので、せっかくの京都なのに、夕食は吉野家の牛丼。
ホテルのバーに一人で行っただけ。
寺は一か所も見れず。

という状況であった事だ。

慌ただしい日本出張から香港に戻り、今週は香港華南(火曜・水曜はJETRO主催講演会)。
来週は上海。

業務に追われ、ブログが止まりがちですみません!

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ