香港(中間決算中)

今週一杯は、中間決算のため出張無し。それほど荒れておらず、穏やかな決算のため、精神衛生も意外に良い。
さて、昨日書いたコアラの話を面白いと言ってくれる人がいたので、海外生活にまつわる思い出話など。
僕自身は、海外で生活していて、それほど可笑しな目には有っていないが、1989年に福州で実務研修をしている頃は、不便で苦労した事がたくさんある。
当時の福州は、何をするにも思うとおりにならない。ある日、お客さんが出張に来たのであるが、大変な巨人ファンという事で、「前日の巨人の試合の結果を直ぐ知りたい」と言って聞かない。とはいえ、当時、日本の新聞は4日遅れで来る状態だし、当時E-mailはなく、テレックスで交信していた(組織宛てにしか打てない)状態なので使えない。国際電話は当時高くてオフィスの電話は使わせてもらえない。泣く泣く、自腹で実家に電話したら、母親から「わざわざ国際電話で、なにくだらないこと聞いてくるの!」と怒られたことがある。ひどいなぁ、と思ったが、当時の辺鄙な出張所というのは、こんな感じのしょうもない雑務が多かった。

あの当時、本社が、毎日午後3時くらいに、MC Topicsという名前で、一日のニュースをテレックスで海外店に送信していた。
そこに、野球の試合の結果とか、相撲の結果とかが書いてあり、なんでこんなこと書いてあるんだろうと思っていたが、結局、こういう話が多かったんだろうなぁ。
話はずれるが、当時の福州出張所は、日本人・中国人合わせて5人の小さな店で、ホテルのスィートルームで業務をしていた。
当時の業務は、だいたいテレックスでくるのだが、それほど商売が多い事務所でないので、テレックスがぜんぜん来ない。
我慢比べのように机に座っていると、カタカタとテレックスの文字を打つ音がし、「来たぞ(来了!)」と言って、皆なが色めきたってテレックスを覗き込むと、MC Topicsだった、という事があった。
今から思うと古きよき時代である。

今晩は、宴会掛け持ち。
会社設立を請け負ったクライアントの方の開所式+他のクライアントの方の送別会。中華+焼き鳥の2食を食べねば・・・