香港(標準的な一日と書籍のアイデア)

オフィスで黙々と仕事をする一日。
お盆の関係か、ご質問も比較的少なめ。
今日頂いた質問は、「加工貿易(来料・進料・転廠)関係4件」、「個人所得税関係3件」、「国内流通・貿易権関係2件」。あと、髪を切った事に関するE-mailが同じくらい・・・

不思議なもので、頂く質問というのはある程度似通う。
昨日はなぜか加工貿易の質問が集中した(いつもはそれ程多くはない)。
まだまだ、来料加工を検討されている企業、若しくは、来料・進料並存を希望されている企業の方は多い。
よく頂くご質問として、「同じ敷地内に、来料加工廠と現地法人を並存させる事ができるか」というものがある。
(説明すると長くなるのではしょるが)関税・増値税の課税・還付制度を考えれば、来料加工・現地法人を並存させ、来料を輸出専用工場、現法を国内販売製造工場とすると、効率が良くなる為である。
因みに、同一敷地内の並存の可否に対する回答は可能。
但し、来料加工廠が保税工場であるため、保税品管理の方法に関しては、所管の税関の審査を受ける必要があり、どの様な条件が付けられるかは、case by case という事。
僕が知っている中では、来料加工と現地法人で、生産ラインも同一(原材料と仕掛品・製品は、比率に応じて分けている)というケースがあるが、これは極端な例で、この様な柔軟な対応を何処でもしてくれる訳ではない。


ところで、新著(来年早々出版予定)の進捗が、先週末で5万字となった。大体、10万字が目処なのでほぼ半分。
きついかもしれないが、9月末までには書き上げたい。
そこから先は、用語集の改定をしたいと考え出した。
2004年1月に出版した、「中国ビジネス・会計税務用語集」の評判が結構良い。本当は、2006年早々に改訂版を出版しよう。その際に、用語も増やそうと考えていたのであるが、この本の執筆が、あまりに辛い作業だったので、「しばし考えたくない!」という気持ちになっていた。
ただ、「公式集をもう少し充実させて、語彙も増やしてアップデートしようか」という気持ちにやっとなってきた。10月から開始すると、出版できるのは、来年の後半になってしまうだろうが・・・

あと、もう一つ考えているのは、「新・初めての中国ビジネス」(つまり初級編)が出たところで、中級編(「中国ビジネス中級編」とか)を出してみてはどうかと言うこと。
● 三井様(NNA)
直ぐには書けないので急ぎではないですが、よろしくご検討下さい。

そろそろ、短い髪の毛の自分を見慣れてきた・・・