アモイにきたからには海鮮だ! 福建省里帰り(?)の旅

魚を選ぶ水槽と伊勢海老の刺身

夜は宴会だ。
場所は海鮮料理の舒友。

ここは、アモイ発祥の海鮮料理屋で、今や上海にも8 店舗展開している。
上海の人の中には、寧波の店だと勘違いしている人もいる様だが、アモイ本店の店である。
アモイは6店舗ある様だが、場所によって値段が違う様だ(内装によって値段が違うとか)。
という事で、内装が念入りでない(比較的安い)店舗を選んでもらう。

蒸し魚と揚げシャコ

まずは水槽で魚を選ぶ。
シャコのガーリック炒めと、伊勢えびの刺身。
そして蒸し魚。
最初に香港で揚げシャコを食べた時、その大きさにびっくりしたのを思い出す。

地ビール(泉州のビール)を飲んで、次は白酒。
江西(九江)産の、「百年の孤独」という、焼酎の様な名前をした白酒。
人気でなかなか手に入らないものらしいが、それを飲ませてもらう(従業員から譲ってもらったものとの事で、「福利専用」の判が押してある)。
刺激がなくて大変おいしい。
白酒は一人で飲むには向かないけど、大勢で飲むと楽しい。

久々のスターフルーツが嬉しかった

最後はフルーツ。
スターフルーツを久々に食べる。
そう言えば、台湾研修の初日に、スターフルーツを出されて、「南国に来た」と強く感じたのを、今更ながら思い出した。

和やかで楽しい会食であった。
ちょっと白酒飲みすぎたけど・・・

尚、今日はkazuさんの結婚式。
リスケジュール前は、日程を合わせて参加する気満々だったのだが、今回(延期後)は残念ながら参加できず。
よって、アモイから祝福。

Kazuさん、ご結婚御目出とう。
お幸せに!


福建省里帰り(?)の旅 アモイの風は柔らかい

アモイの街並みとホテルの窓からの景色

お客様と一緒にアモイに移動。
福州からアモイは300KM程度。
東京都から名古屋までの距離なので、同じ省とはいっても移動に時間がかかる。
高速を飛ばして3時間半。
僕が研修生の頃(1989~90年)は、高速道路がなく6時間程度がかかったので、これも便利になったものだ。
中国の交通インフラの充実には目を見張るものがある。

因みに、福建省は山が多く、昔は地域間の交流も制限されていたので、方言が多い。
福州とアモイでは全く別の言語で、お互いに方言では会話が成立しない。
おまけに、途中にある甫田(福州から車で1時間くらい)はまた言葉が違う。

僕が研修生だった頃は、オフィスのスタッフが、福州人、甫田人、江西人だったので、方言ではスタッフ同士の会話が成り立たなかった。
そんな訳で、日本人も含め普通語のみで会話をしていたから、未だに僕は福州語もアモイ語もさっぱり分からない。

アモイに到着すると温かい。
そして、風が柔らかい。
風邪気味だったのが、アモイについた途端治った感じ。
アモイは福州とは全く違い、南方系の穏やかさと明るさがある場所だ。
僕にとっては、思い出の福州、住みたいアモイという感じか。

鷺江ホテルと420元の部屋

今回は、コロンス島の前にある鷺江賓館を手配してもらった。
研修生時代によく泊まったホテルだけど、すっかり改装されて奇麗になっている。
あと、海側の部屋だと、前の道の車のクラクションでうるさくて仕方がなかったが、少し前からクラクション禁止になっている様で、全く問題なかった。

イタリアンの店内とよく冷えた生ビール

チェックインすると、マルコポーロホテルの前にある、ママミアというイタリアンに。

アモイに滞在する時は、いつもマルコポーロに泊っていたので、この店(店の名前を記憶していないので、同じ経営だかどうか自信がないけど)には何回かランチに行った。

店を切り盛りしている女性がしっかりしてて、従業員教育も行き届いている。
大変居心地の良い店だ。
ちょっとビールを飲んでみる事にする。
福州は曇り空だったけど、アモイは良い天気。
窓辺の明るい席で飲むカールスバーグドラフトが大変おいしい。

ピザとアンティパスト

アンティパストを食べて、ピザを食べる。
ピザはカリッとして美味しい。
アンティパストの味は今一つだったけど、「まあ、そんな事はどうでもいいや」と思わせるものがこの店にはある。

満足。
昼だし、夜は宴席があるので、この程度しか食べられなかったのが残念だ。
次はパスタを食べよう。

窓の外には、西洋人がひっきりなしに行き過ぎる。
西洋人の居住地域が近くにあるのだろうか。
西洋人も、中国人も、皆な、ゆったりと歩いているのが印象的。
ゆとりのある生活をしている雰囲気。

そんな町を眺めて、束の間の幸せに浸るひとときであった。