1泊二日で広州。
東莞、深圳日帰り出張はしょっちゅうであるが、広州に泊まる頻度ががくっと減った。
ただ、広州は、僕がコンサルティングを始める切っ掛けとなった場所の一つであり、好きな場所であるのも確か。
広州法人も営業開始するので、もう少し頻度を上げなければならないか。
ここ数日、華南の日系企業の方々とお話していると、「やっと在庫調整も終わった様で、荷動きがでてきました。回復は思ったよりも早かったです」という発言を多く聞く。
表情も数か月前よりずい分明るくなってきている。
景気の後退基調でも、伸び基調でも商売が取れるのが僕の仕事だけれども、やはり、前向きなご相談の方が、気分もよい。
ちょっと元気づけられる今日この頃。
広州から香港行きの電車に乗る前に、オフィスの近くで、広州副総経理の麦さんと食事をする。
日本料理が食べたいと僕が言うと、「広州人の客が多い(日本人客は殆どいない)店ですが、人気のあるところです」と言い、東京という店に連れて行ってくれる。
高級なコンセプトの店である。
寿司の盛り合わせ、お好み焼き、蟹子サラダの3品を頼み、二人で分ける。
これで390元なのでかなり高い(麦さんの交渉で、350元くらいにしてもらった)。
それでも客でいっぱい。
引き続き、中国人の消費力を見る思いだ。
まあ、座席がゆったりとしていて、のんびり出来たので、雰囲気料という感じもあるかな。
VIPカードを作ると安くなるようだけど。
面白いのは、入口に回転寿司カウンターが二つ有る事。
先日、香港で連れて行って頂いた日本料理店(主たる客が香港人の高級店)も同様の作り。
高級店に回転寿司、というのは、完全に日本人の感性には合わないけれど、中国では、回転寿司が随分市民権を得ているものだ。
香港の店は内装がかなり凝っていて、回転寿司カウンターも中々良さそうな具がまわっていた。
西洋人も沢山いて、ちょっとしたバーの雰囲気であったが。
麦さんの言。
「座席で定食や麺を食べるより、回転寿司の方が高いから、別に安いイメージはないですよ」との事。
そういう考え方もあるか。
発想変えれば、見方も変わるということかな。