個人所得税法改定で思い出に浸る

今日は忙しかった!

12時~19時まで外出で、E-mail整理ができなかった事もあり、仕事が終わったのは0時半。
それも、書く筈だった、時事通信の連載原稿に手がつけられないままである。
これは、明日の朝一番の仕事に持ち越し。
そして、深圳に移動する電車の中で、三井住友コンサルティングの連載原稿を書かなくては。

明日書く時事通信原稿に関しては、個人所得税法実施条例の改定が公布され、外国人の月次控除が4,800元に据え置かれる事になったので、これを書けばよいので気が楽だ。
何事も、テーマを決めたら30分~1時間で原稿が書けるのだが、決めるまでが毎回悩みに悩む。

因みに、9月1日より、個人所得税の基礎控除(月次)が2,000元から3,500元に引き上げられるが、外国人の追加控除は変更されるかが注目されていた。
税法に続いて公布された実施条例(改定)で、基礎控除の引き上げと同額、外国人の追加控除が引き下げられたので、外国人の月次控除は4,800元のままに据え置かれる事となった。
2008年にも、同様の事があったので予想はしていたが、その通りになった。
まあ、何時かの時点で、外国人の追加控除は打ち切られる可能性は高かろうが。
やはろ、外国人である、という理由だけで、中国人よりも個人所得税が安いというのは、理論的整合性は取れない。
また、フリンジベネフィット(家賃補助、出張手当、規制費用、子女教育費等)の分野でも、外国人に対する優遇はまだ残っており、個人所得税は、残り少なくなってきた、外国人であるがゆえに優遇が享受できる分野。



昔を思い返してみると、僕が初めて中国に赴任した頃(1989年)は、外国人に対して税額半減の特例があった。
個人所得税額を計算した上で、外国人の場合は税額が半減が認められた。

それが、1994年の税制改正で、外国人の追加控除が認められ、税率修正が行われる一方で、この半減措置が打ち切られた。
改定個人所得税法公布時に、税務局は、税額自体は増えないと発表し、確かに計算するとその通りであったが、改正税法施行と同時に、為替統合(実質的な人民元切り下げ)が行われ、外国人の外貨払い給与の人民元換算額が跳ね上がった。
その結果、中国の個人所得税が、超過累進課税方式であるため、税額が増えた事がある、なんとなく言いくるめられたような気になったものだ。
今から思うと懐かしい話だ。

ただ、外国人だからゆえに、税金が少ないというのは、外国人は所得が高く、(特に、超過累進課税を前提とすれば)高額の税金を払っているのでその調整、という意義であろう。

(僕の最初の赴任から思い返すと)20年以上の時が経過し、少なくとも、沿海部のホワイトカラーを例にとれば、中国人と外国人の所得格差が小さくなってきた(逆転している場合も少なくない)。

時の流れを感じるが、何れにしても、時代の変化の中で、外国人の追加控除の必然性も、薄れてきているのは確かであろう。
個人的には(追加控除の適用を受けている身としては)困るが、月次控除額が外国人と中国人で統一されるのは、遠い未来の話ではないかもしれない。

悲しい顔と嬉しいニュース

何故か物悲しい顔に写った写真

昨日慕情の後、SEEDで軽く酒を飲んだ。
ふと気が向いて自分の写真を撮たら、妙に物悲しい顔で映っていて驚いた。
気分は全然悲しくなかったのだが。
考えていたのは、会社も3年で軌道に乗ったし、真面目で良く働く部下ばかりだし、クライアントは良い方ばかりだし、自由にやりたい仕事ができるし、幸せだなあ、などと、のんきな事だったのだが。
不思議なものだ。
顔と気分は必ずしも一致していないのか!?
1人のバーは、人をさびしい顔(物思いにふけった顔)にしてしまうのか。

シティスーパーで買った日本の卵

話変わって、一昨日シティスーパーに行ったら日本の卵が有った。
昨日ジャスコに行ったら、更に、豊富な種類が揃っていた。
今年早々は鳥インフルエンザ。それから原発関係でずっと日本の卵が入手できず困っていた。
そばやチキンラーメンに入れるのは、やはり日本の卵でないと美味しくない。
そんな訳で、日本の卵が変えて大喜びだ。
この数カ月の嬉しいニュースTOP10に入るくらい嬉しい。

慕情でちょっと健康的な食事

竹輪ポテトサラダとかぼちゃの煮物

今週一週間は香港だ。
ここしばらく運動不足になっていたので、ボクシングのレッスンを3回入れ、走り込みもしっかりする予定。

昨日はさっそくボクシングのレッスン。
5ラウンドでへとへとになった。
運動不足が堪える。

ジムからマッサージに直行。
すさまじく痛い(下手な痛さではないのでよかった)マッサージに悲鳴を上げた後、体に良いものを食べようと慕情に行く。

竹輪のポテトサラダ包み揚げとかぼちゃの煮物。
ほうれん草のおひたしがなかったので、カボチャに。
かぼちゃの煮物なんで、30代の頃までは自分で注文するなんて考えもしなかった食べ物だ。
野菜を食べようという意識が出てきたのはこの数年の事。
食べてみれば美味しい。

サバ塩、軟骨、ご飯

そしてサバの塩焼き、軟骨串あげにご飯。
何となく、健康的な食事という感じになった。

その後、Bar Seedに寄って就寝。

シャロンのうどん

シャロンの鍋焼きカレーうどん

上海から香港に移動する際、虹橋空港を使ったので、シャロンで鍋焼きカレーうどんを食べた。
空港にあるシャロンの味には意見がある人もあろうが(料理の味自体を取れば、確かに決して美味しいとは言えないかもしれないが)、虹橋空港、浦東第一空港を使う時は、シャロンのカレーかうどんを必ず食べてしまう。
空港にある、というのが重要なのであろうと思う。
そして、1980年代にもあったというところが凄い。

1989年に、台湾の語学研修から福州の実務研修に切り替わった時、上海虹橋空港に入り、福州行き便に乗り換えた。
当時、台湾の学校の先生や、周りの人たちからは、中国に行ったら何もないぞ、覚悟しろと脅され(彼ら自身中国行った事がなかった筈なので、単なる思い込みと脅しだ)、暗い気持ちで虹橋空港に到着した時、シャロンがあってどれだけほっとした事か。
その後(1990年代)も、上海出張し、空港で「手打ち風うどん」という赤ちょうちんを見ると、ついほっとして食べてしまったものだ。
まだ、中国出張のハードシップが高くて、上海でも日本料理が少なかった頃だ。

20年以上が経過し、時代は変わったが、そんな思い出が強く残っているので、シャロンを見ると「食べねばいかん」という気持になるのであろう。

今回食べた鍋焼きカレーうどんは、味はいつもの通り。
美味しさを云々するのではなく、僕にとっては思い出の味なのであろう。
1980年代・1990年代前半を知らない人にとっては、どうでも良い話かもしれないけれど。

因みに、日本行き便数本の搭乗前だった事もあり、シャロンは空き席がない程の満員であった。

年齢当てクイズは嫌いだ

宴席の折、特に二次会ネタとして、「水野さんって何歳だと思う」というネタ振りが頻繁にある。
これが大の苦手だ。

まあ、年齢よりは若く見られるので、善意で言って頂いているのだと思うけれど、我ながら、47歳(来月48歳)という年齢は、最近実感せざるを得ない。
意地を張って言わないけれど、小さい文字が見えなくなったり、肌のつやが無くなったり、(染めないと)髪が白かったりとか、変化を痛感する今日この頃だ。

そんな状況下の年齢あてクイズは、当てられても気まずいし、外れても「実は50歳前」という回答をせざるを得ないし、その後、しばし雰囲気に乗れなくなってしまう。。
また、20代の人間にとっては40歳越えれば皆同じだろから、「そんな事私に聞かれても、30代でも40代でも、同じ事だよ、と思ってるだろうなぁ」と考えると、「頼むから早くこの話題を終わらせてくれ」という居心地の悪さを感じる。

そんな訳で、僕に限らず、他人の年齢あてクイズは、対象となった人が内心うろたえている事が多いので、やめた方がよいと思う。
僕個人としては、切にやめて頂きたいと思っているし。

という訳で、いっそ観念して開き直るか。
髪もバッサリ切って、年齢相応を目指そうか、と考え始めている最近の僕である。