講演会前の蘇州めぐり

昨日、朝9時発の和諧号で蘇州に行った。
蘇州講演会主催の講演会が目的。
10時前に蘇州駅に到着すると、商工会会長が、蘇州の街を案内してくれた。
まずは如何にも蘇州という光景。

こちらは、旧日本領事館。
100年以上前の建造物で、歴史を感じる。
今は、シルク工場の中にある。
蘇州市の文化財に指定されている様で、入り口前に記念碑が。

こちらは工場内部。
実際に、蚕の繭から絹を作っているのだが、観光目的のパフォーマンスの様で、気合が入っている訳ではない。
工員さん(かな?)も、のんびりとしたもの。
ただ、TVでしか見たことがない光景だったので、実際の製造工程が見学できたのは有意義だった。

その後、商業街で昼食を取り、ホテルチェックインすると講演会場に。
昼食時に、ビールを出して頂き、取りあえず乾杯する。
講演前は、状態をベストにしたいので、儀礼的に軽く口をつけた程度であったが(1㎝程度減らした)、昼間の酒は、それでも効く。
30分のホテル滞在時間を利用して、シャワーを浴びて酔い覚まし。
講演前にコーヒー2杯。
そして、手のひらのツボを強く推して刺激し、やっとの事で講演できる状態に。
障害物競争の様な状態であった。
蘇州商工会恐るべし。

秋の上海で平和を楽しむ

上海は秋の気候。
金木犀の香りがさわやか。
もう少しすれば寒くなるであろうから、つかの間の秋を楽しみたい気分。

上海のオフィスは、会議室用に一部屋借り増したので、今日は、スタッフがバタバタしている。
そんな風景を眺めながら、面談2件。
そして昼飯は、日本から買いだめてきた即席麺(20個ほど買ってきた)から、蒙古タンメン中本を選んで食べた。

そんな感じの、如何にも平和な1日で、ブログに書く事もない。
平和は良い事だが・・・
明日は、朝便で蘇州。
商工会主催の講演会。

リーダーの資質

先日のブログでも書いたけれど、経営者、リーダーの資質と言うのは、周りの人間が、「あの人なら何とかしてくれる」、「あの人の下にいれば安心だ」と思うか否かにかかっている、と思う。
本当にそうか(付いていけば本当に安心なのか)という現実はさておいて、最低限、人にそう思わせるものがなければ、組織であれ、人であれ、まとまらない。
結果、業務遂行にも影響が出る。

では、人にそう思わせるには何が必要かだが、当然、実力・能力は重要だ。
ただ、その点はさておき、精神的な要素を挙げれば、有言実行(言った事は必ず実現する)、信用厳守(約束は必ず守る)、責任遂行(困難から逃げない)、方針・指示の明確化という点だと思う。
勿論、僕も経営者修行中の身であるので、僕ができているという意味ではなく、こう在りたいという意味も含めての意見。

最後の2点に付いては、過去の経験で忘れられない事がある。
1点目は、僕が24才(入社3年目)で、福州で実務研修生をしていた頃、駐在員の長期出張中に、化学品担当の中国人女性(21才)がクレームを受けた。
顧客からも本社からも、ぼろぼろに罵られており、それが堪えたのか、数か月後に辞めてしまったのだが、彼女をサポートしてやらなかった事が後悔として残った。
勿論、僕の担当は食品、物資、総務経理だったので、化学品の事はまったくわからなかったし、僕は単なる研修生の肩書で、彼女と上下関係はなかった(同格)。
社内組織的には僕が関与する立場にはなく、大義名分は立つのだが、最低限、僕は本社員であり、本社とのつなぎは、微力ながら出来たかもしれない。
トラブルに巻き込まれるのが怖くて、そこから逃げたというのは、自分が一番よく分かっており、人間として潔くない行為だったと反省した。
その時から、「嫌な事(直感的にやりたくないなと思った仕事)は自分がやるべき」と自分を戒めた。
クレーム対応というのは、上司の重要な仕事。
逃げたくなるのは確かだが、逃げずに、率先して前に出る気持ちは大切だ。

次は、方針の明確化。
経営と言うのは、手探りの部分も少なくない。
経営者とはいえ、何がベストの選択か必ずしも分かっている訳ではなく、部下に、「僕も考えるが、各自、自分の創意・発想で対応を考えてくれ」と言いたくなる事もある。
自分にない、良い発想が出てくることを期待してのものだ。

ただ、長期的な計画であれば良いのだが(この様な指示で、良い発想が生まれるかもしれないのだが)、数か月以内に、これだけの事(契約、利益等)を達成しなければならな時は、組織が一丸となって走らなければならない。
その状況では、各自判断の余地が少ない、極めて明確で具体的な指示を出す必要がある。
それにより、全員が同じ方向に走り出す事ができるし、目標を達成すれば自信が付くと同時に、部下・同僚に対する信頼も増す。
つまり、状況に応じた判断と、達成のための方針を、明確に下せる事もリーダーの資質であろう。

経営者、リーダーが、悩みから開放される事はない。
その中で、自信がある様に周りから思われないと、組織の結束は揺らぐ。
そして、自分が打ち出した方針を、ひとつひとつ達成していく事で、リーダーは自信をつけ、それが、部下の信頼に応える事になる。

そんな事を考えながら、僕自身は修行中。
そういう人に私はなりたい。

穏やかな日本滞在スケジュール

明日の便で上海に移動。
今回の日本滞在は5泊であったが、面談4件、ミニ講習会1件とゆったりしたスケジュールであった。
滞在中は、オフィスでも講演会のレジュメ作成や、執筆を行う等の時間が十分。
体力的にはゆとりがあるが、こんなにのんきなスケジュールを組んでいてよいのだろうか、という反省を覚えてしまうのは性格であろうか。

台風接近で、フライトに影響がないか心配したが、台風の進路検索を見る限りでは、おそらく大丈夫そうだ。
明日上海に移動して、面談数件。
30日には、蘇州商工会主催の講演会を開催。
10月は、一時期(今年早々から9月まで)より、若干ペースを落としたスケジュールが続いているが、体力・気力も回復してきているので、来月から、また全力で走っていこう。

因みに(話変わるが)、香港⇒日本便で、HK$1,000払ったJALのプレミアエコノミーは、食事はエコノミーと同じだが、ミニサイズのシャンパンがお酒の選択肢に入っていたり、CAの方が回ってくる頻度が少しエコノミーより高かったりと、期待していたよりサービスが良かった。
さすが日本のエアのサービスだ。


いよいよ横浜ランドマークに

ビルの中から現在のオフィスを眺める

現在日本事務所が入居している、横浜みなとみらいワールドポーターズの入居期限が来年2月末なので(横浜市のインキュベーションセンターで、3年限定の入居)、オフィス探しをしていたのだが、横浜ランドマークタワーに移転する事が決定し、昨日契約をしてきた。
2014年2月1日の移転だ。

起業早々(2008年9月28日)のブログにも書いたけど、僕がコンサルティングを始めるきっかけとなったのは、29才10か月の時、みなとみらいの夜景を見て、「いつか独立して、ランドマークにオフィスを持ちたい」と思った事。
そのため、5年前の独立起業時には、負けない気持ちを奮い起こすために、横浜ランドマークを見に行った。
あの時は、下から見上げる事しかできなかったけれど、5年頑張って、やっと中から眺められる様になった。

20年前、最初の誓いを立てた時は、独立する事自体が夢のまた夢であった。
5年前、起業した時は、生き残れるかどうかの保証もない頃で、日本事務所の開設すら夢だと思っていた。
そんな感じだったけど、20年間かけての念願達成。
強く想えば、願いはかなうものだと思った。


組織に守られている気持

2008年9月1日、つまり、起業独立初日の不安が、今では懐かしい。
その不安は、組織に帰属していない不安であったと言えるだろう。
大学卒業後、すぐ前職に入社して21年半務めた訳なので、親元を離れて以来、初めて組織に帰属していない状態になった訳だ。
収入の保証もなかったので、不安とプレッシャーは当然あったが、その日の状態を描写すると、「頭がヒンヤリと冷め、それが痺れの様に体に伝わっていくが、妙に意識が覚醒している」という状況。
つまるところは、1日中、純粋に緊張した状態であった。

組織の中にいる時は、「何かあっても組織が守ってくれる」という意識と、「仲間と一緒にいる」という意識が有ったので、それがなくなる不安があった。
それが、組織を離れて5年経つと色々な事が見えてくる。
まず、組織が守ってくれるのは確かだけれど、定年退職すれば、企業年金の支給という形で保護してくれるだけで、一生の安全を保障してくれる訳ではないという事。
これは、当たり前の話だけど、大企業の中にいると、社員は一生安泰という気持ちを持ってしまうので、これは思い込みと言える。
一方、会社を辞めたら、仲間も失うという気持ちでいたけれど、結果として、以前と殆ど変らない。
昔の同僚、上司は、僕が会社を辞めても、全く変わらない付き合いをしてくれ、今でも仲間同士という意識でいる。
これは嬉しい誤算であった。
仲間というのは、人間同士の関係で構築されるもので、一緒に苦労をした、一緒に助け合った、という想いがあれば、その気持ちは所属組織が変わっても続くものだと分かった。

ただ、それはさておき、組織という存在が、社員にプラスの意識を与えるのであれば、それは良い事だ。
僕の会社も、徐々に組織という感じになってきたが、そう有りたいとおもう。

また、上司の資質というのは、語りだせばきりがないが、一言でいうと、「この人間に付いていけば大丈夫」と部下に思わせられる存在感であろう。
これまた、そんな存在になりたいと思う。

ともあれ、僕自身は、継続努力中。

マイレージ獲得に悪戦苦闘

本日、香港から日本に移動。
今回は、比較的ゆったりしたスケジュールとなっている。
搭乗するJALは、座席がいっぱいとの事で、HK$1,000追加してプレミアエコノミーに乗る事に。
今年中にJALのステイタスを獲得すべく、躍起になってJALのマイレージを使っているのだが、現時点では、何のステータスもないので、座席の事前予約ができず大変不便だ。

ともあれ今回乗ればクリスタル。
JALは暦年単位なので、年内に何とかサファイアになるべく努力中。
それが終わると、キャセイ(マルコポーロクラブ)のゴールドステイタスを維持すべく努力開始。
1年に100回程度飛行機に乗るので達成できると思うのだが、こんな感じでステータス獲得のために悪戦苦闘するのは大変だ。
ビジネスクラスで毎回移動できるほど儲かれば、こんな努力は不要なのだが、今のところ見極めがたたない(年間100回分のビジネスクラス料金、と考えただけでおののいてしまう。700~800万円くらいか!)。

久々によく飲んだ

昨日は、午後にオフィスで面談3件。
仕事を終わらすと会食に行く。

最初に行ったのは、新しく開いた焼酎バー(焼酎バーではないのだが、何故か焼酎バーと呼ばれるバー)。
初めて、ベトナム産のサッポロビールを飲んだが、味はまずまず。
実は、数か月前から、香港では日本産の黒ラベルが入らなくなり、ベトナム産に切り替わったので、サッポロビールを飲まなくなっていた。
まあ、飲まず嫌いで、日本産より味が落ちるに違いないという先入観だ。
飲んでみたところ、想像していたよりも味が良かったので、たまには飲んでもいいかな、と納得する。

次に、バトラー(5階)に行くが満席で入れず。
上の階のバーに移動(7階)。
ここも、8割方の入りで、日本人経営のバーが、どこもよく流行っている。
そのあと、スナックに移動して午前2時まで。

久々にこれだけハシゴして、よく飲んだが、楽しかったためか、今日の朝はさわやかで、充実感を味わいつつの起床であった。
風邪気味だったが、体調も回復。
楽しい飲み会が、一番の薬だ。

上海でスーツをつくると

上海で、秋物のスーツを2着作った。
上海で、オーダーメードのスーツを作るのは初めてだ。。
布も仕立ても悪くないのだが、やたらと体にぴっちりしている。
確かに、ドラマに出てくる若手実業家が着そうなスーツ(更に、上海の会社員が好きそうなシェイプ)だが、僕の場合、年齢的に苦しい。
幸いなのは、今年の春から、7Kgのダイエットに成功して、更に、1Kg程度落とすつもりである事だ。
目標値に達成したら、体とスーツのバランスが取れるであろう。
春の時点の体で、体密着スーツとシャツを着るのは、さすがにためらわれた。

因みに、(前にも書いた気がするが)僕は元々服装にこだわりが無い方だった。
というか、服を買うのが面倒で大嫌い。
1~2年に1度、まとめ買いしては、「これでしばらく買わなくて済むな」と安どしている様な状況だった。
ところが、3年ほど前、弁護士5名(30代4名、40代1名)と会食したら、僕と先方の事務所の代表が5万円程度のスーツ。
30代は、皆な10万円以上のスーツを着ている事が発覚し、その場は、「スーツなんて関係ないよ」と言ったものの、「年齢も年齢だし、曲がりなりにも会社の代表なので、まともな仕事服を着なければいかんな」と反省した。
すぐ、ブルックスブラザーズに行きスーツを4着買ったのだが、仕事着として使う事を考えると、値段的に辛い。
結果、香港でオーダーメードのスーツ店を見つけ、それ以来、スーツもワイシャツもここで作っている。
オーダーメードと言うと、高そうな響きがあるが、スーツ1着5万円程度で安い。
これが香港の良いところだ。

今回、上海で作ったのは、スーツ2着とワイシャツ2着で合計6万円とさらに安い。
もう少し年齢を考慮してくれたスーツを作ってくれるのであれば、また作ってもよいのだが。

上海は寒い

上海は急に寒くなった。
ほんの少し前まで、暑さで苦しんでいたのがウソのようだ。
秋の心地よい気候を十分堪能できず、損をしたような気持ちでいっぱい。

ともあれ、昨日から、セーターとウィンドブレーカーを着込んでいるが、それでも寒い。
今日は香港移動だが、大事を取って、早めに寝よう。
気候の変わり目は体調を崩しやすいので要注意。