香港で公証手続

本日は、香港のオフィスで1件面談してから弁護士事務所へ。
今のオフィスの契約が2年経過するので(早いものだ)2年間の契約更新。
10%程度の値上がり。
日本のオフィス契約をちょっと前にしたばかりだが、すぐまた香港の契約更新手続きだ。
拠点が多くなると、作業が多くなってくる。
弁護士事務所に行ったのは、契約書の署名の公証手続をするため。
弁護士とか会計士というのは、制度で商売が守られているので、こんな点はうらやましいなと思う。
まあ、僕の仕事も同じだが、働いた時間に応じてしか報酬はもらえないので、楽な仕事ではないとは思うが。

弁護士事務所で公証手続をやって、ふと大学時代に、公証人役場に行った事を思い出した。
丸紅の内定が決まってから、入社前に2か月程度通信機械部でアルバイトをした事がある。
そこでは、中南米各国の大使館に行って、ビザを取得する手続をやっていた(つまりは、言われたとおりにあちこちに行って、書類を出したり受け取ったりする丁稚奉公的な仕事)。
外務省、大使館などに行く前に、公証手続が必要なので、公証人役場に書類を届けたら、宣誓をさせられ、「水野真澄は本館の前で事実に相違ないと言った」という様な証明書を渡された。
何百億円の入札書類に必要なビザ取得のための公証であったが、「アルバイトで、この書類の内容をさっぱりわからない僕が証言して、何の効果があるのだろうか」とはなはだ違和感を持った。
今日の弁護士事務所の手続も、それに近い儀式的なものだ。
違いは、今回は僕は当事者だという事だが。

こう考えると、世の中の仕組みというのは不思議だと思う事が多々ある。